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2007年10月30日
モスクで会った元気な女の子たち
クチャ市内観光の最後にとっておいたのは、クチャ大寺。モスクだ。とっておいたというか、ガイドブックの地図がアバウトで、前日歩いたのだが見つからなかったのだ。タクシーで行ったら、ちょっと奥まった所にあった。

思っていた以上に立派なモスク。
金曜日の日没直前だったので、もし礼拝の人がたくさんいるようだったら外から見るだけで終わりにしようかと思っていたのだが、特におらず。

観光名所化してるので、もしかしたら地元の人は別のモスクに行ってるのかな?

たぶん初めて見たかもしれない、日本語でも書かれた案内板。
英語も中国語も読まずに、土足であがりこんでしまう日本人が多かったのかもしれない。

ほんとに誰もいなかったので、撮影もさせてもらった。
ラッキー♪

日没。
一番好きな時間帯だ。
モスク横の広場で子供達が遊んでいる他は誰もいない。
ビデオやカメラを取り出して、じっくり撮影没頭。

・・・というわけにもいかなかった。
時折、好奇心旺盛な子供達がビデオカメラの前に飛び込んでくるのだ。
液晶を反転させて、自分達が写っているのを見せると大喜びして、また散ってゆく。

「ちょっとシャイでかわいいなあ」
と思っていたら、突然、あらしのような勢いで飛び込んできた女の子5人組。
全員、なにがそんなに楽しいんだ!?というほどの笑顔。

ビデオが面白くて仕方ないようだ。
このあたりの子供なら、きっと小さなころから観光客慣れしてるだろうし、デジタルカメラもビデオも見慣れていると思うんだけど、ハイビジョン撮影できるハンディカム「HDR-HC3」は、液晶も大きく、映像がものすごい鮮明できれいだ。
日本人でも、初めて見るとかなりびっくりするほど。
ウイグル語なので何をいってるのかわからないが、この子たちもおそらくそれにもびっくりしていたんだと思う。

で、この子たちがとにかく元気。男の子みたいだ。
こっちがウイグル語も漢語もまったく理解しないのも気にせず、すごい勢いで話しかけてくる。
彼女たちにとっては、自分は学校帰りに見つけた面白い遊びネタなのだろう。
こっちも、深夜2時半のバス出発まで何もすることがなく暇を持て余している。
いくらでもつきあうよ♪

どうやらビデオで自分たちを撮れといっているらしい。
「OK」というと、リーダー格の女の子先頭にモスクの階段を昇って行った。

「いい、みんなでね・・・・するのよ!」
ポーズの打ち合わせをしているらしい。
だからビデオだって言ってるジャン(笑

どうやら、全員でチューイングガムを膨らますことにしたらしい。

かわいいなあ。。。
「OK!撮れたよ!」
そういうと、転がり込むように駆け降りてきた。
「見せて!見せて!」
巻き戻しして再生。
階段をばたばたと昇って、打ち合わせして、チューイングガムを一生懸命膨らませながら、笑ってつぶして口のまわりにくっついてしまっているひょうきんな自分たちのムービー。
全員、大受け。
石畳の上で笑い転げていた。
いやー、ここまで面白がってくれるとこっちもうれしいぜ。
「もう一回!もう一回いい!?」
いいよ、何回でも。
テープは売るほど持ってきているんだから。
(15本も持ってきたけど、結局5本くらいしか使わなそうなので、誰か必要な人がいたら本当に売りたい)

今度は階段わきの斜めになっているところに立つ。

何を話しているのかわからないけど、
早口の大声で、とにかく楽しそうに叫びながら押し合いへしあい状態。

この年頃って、
それこそ、箸が転がってもおかしいんだよね。

ついに、先頭のピンクのチョッキの子がすべりおちてしまった。

カメラと違って、そんなシーンもばっちり撮れるのがビデオのいいところ。
一週間以上もビデオ持ってまわっていると、カメラを動かすのも慣れてくる。
人混みであまり堂々とビデオをだして歩いたり、撮り続けたりもできないので、さっと取り出してさっと撮影し、さっとしまうという動きのコンビネーションもスムーズになってきた。

最後はこの構図で決まったみたいだ。
(ひとり隠れちゃってるけど・・・)

ひとりだけ後ろで眺めていた子がいたんだけど、
その子も加わって、最終ロール。

いやー、明るくてかわいい子たちだ。
「あたしに撮らせて!」
男の子みたいに元気で、
強気な表情がとてもかわいい一人が、どうやらそう言っているらしい。
私も含めて撮ってあげるとジェスチャーで示す。
さすがにビデオカメラは渡しにくいので、サイバーショット「DSC-T200」を渡した。
「最新のサイバーショットだからね」
言ってもわからないけど、日本語で語りかけながら、ズームとシャッターボタンを教える。頭のいい子みたいで、一瞬で操作方法を覚えてしまった。やはり観光客なれしてて、デジカメも何度か操作しているのだろう。

ものすごい真剣だ。

構図を微調整してるらしい。
なかなかシャッターを切ってくれないぞ・・・。

「もっとくっついて!」
みたいなことを言ってるらしい。
完全にカメラマン気取り。
そんな彼女の姿がまた面白いらしく、こっちサイドの女の子たちはおお笑い。

しかし、なかなかシャッターを切らない。
今度はこっちサイドから指示が飛ぶ。
「なにしてるのよ!」
「早く~!」
私の手元にはビデオカメラがあって、その液晶が彼女の顔をアップで映し出している。
それも彼女たちの笑いのネタになっている。

いい絵が撮れたらしい。
満足の笑み。
いや~、こっちもいい絵が撮れたなあ♪

再生モードに切り替えてあげる。
液晶画面がここまで大きなデジカメを見るのも、きっと初めてだろう。
タッチパネル式は子供にもわかりやすいらしく、
あっという間に操作を覚え、左右両脇をタッチしながら、写真をめくっている。

「ダメじゃん、私が半分に切れちゃってる!」
「いいの!」
ウイグル語はまったくわからないが、
子供たちの会話は、表情も動きも豊かなので、だいたい何を言っているかわかる。

いやー、でもこの子は本当に賢い。
撮影・再生切り替えも一発で覚え、びっくりしたことに、偶然触ってそうなったらしく、再生モードのサムネイル表示まで勝手にマスターしてしまった。

彼女が撮影した写真。
さすがに、「半押し」までは説明できなかったので、ちょっとぴんぼけ。
(先に自分が合わせておけばよかったな)
「もう一回!」
いいよ、何度でも。

ただ、いつシャッターを押すのかよくわからないのが困りもの。
しかも、構図にこだわるらしく、なかなかシャッターを切ってくれないので、「まだ~」という表情になっている子も。

そしてその後、
ガイドブックのウイグル語解説のページをめくりながら会話。
「名前は?」
「あきこ。あなたの名前は?」
「私はね・・・」
手帳に名前を書いてと頼んだら、
ひとりの女の子が全員分の名前を、ウイグル語と漢字で書いてくれた。
「漢字も書けるんだ、すごい!」
日本語でほめる。
自分同様、彼女たちも、言葉は通じないものの、何をいっているのかだいたいわかるのだろう。
ちょっと誇らしげな笑顔を見せる。
実は自分、ウイグル語は全くわからないが文字は読め、書ける。
(アラビア文字とほぼ一緒なので)
最後に「あきこ」とアラビア文字で書いてみた。
おおっ!と、今度は彼女たちが驚いてくれた。
アラビア語習っていてよかったなあと、15年以上ぶりに思った瞬間。
「子供はいくつ?」
ガイドブックの「子供」「いくつ?」をさして質問する。
別に、子供相手に見栄はったわけではないが、結婚してなくて子供もいない・・・と説明するのも難しいので、「3」と答えてみる。
「えー!!??」
「3人も~!!!」
子供たち全員が驚く。
あ、人数を聞いていたのか。
年齢かと思ったよ。
「子供は2人。年齢は3歳」
ガイドブックを指さしながら、そう訂正する。
やはりウイグル族も、ひとりっ子政策なんだろうな。
子供の数3人で、こんなに驚くとは、こっちがびっくりだ。
「さようなら!」
「ありがとう!」
そう口々に叫びながら、女の子たちはまた、嵐のように去って行った。
いやー、楽しかった。

気づけばもう、完全に夜。

満月。
月面模様もくっきりだったんだけど、やっぱりそれは撮れないもんだな。

その後、食堂でさっそくサイバーショットの画像をスライドショー再生。
愛想ないなあと思っていたお店のスタッフの女性が近付いてきて見ている。
全面が液晶パネルの「DSC-T200」は、こうして再生していると、デジカメというより、何か別の機器に見えるみたいで、よく「それは何だ?」と聞かれる。
この時は、どうやら、彼女の家の近くも撮影していたらしく、
「私はこのすぐ近くに住んでいるのよ!」とウイグル語で話しかけてきた。
ハンディカムとサイバーショット、両方持ってくるべきかどうか結構悩んだけど、こうして旅先でのコミュニケーションにつながっている。
荷物少し増やした甲斐はあった。

夕食は、茄子の炒め物。
ピリ辛で、おいしい。
今のところ、何を食べてもはずれなしだ。
ビバ!中国!
> 続く
わださん、こんにちは。
レポート、すごい臨場感で、とっても楽しませていただきました。
私はまだ子どもが小さいので、昔したような一人旅は(当分は)
できそうにないのですが、わださんの記事を拝見して、まるで
自分が旅行に行ったような気持ちになれました。ありがとうございます♪
それにしても女の子たち、可愛い!!!
本日も無事でなにより。
今日本は賞味期限とか材料偽装で大騒ぎです。でもそれで健康被害にあった人ってどれくらい・・・?
中国北京なんかは国が立ち退きを命じると有無をいわずに立ち退かざるをえないってテレビでみたことあります。それだけ国家権力が強いんでしょうね。(五輪関係の施設を作るのに関連して報道されてたのかな。)
子どもたちはモンゴロイド?
無邪気でいいね。
(ん?ウイグル地区は違うのか?)
娘は蒙古斑がなかったんだけど、太郎はバリバリおしりが青くてコロコロと太った現在、インカの遺跡からでる土人形みたいです。
ayanさん、
あ、ひとり旅行仲間ですね♪
いつかぜひ、子育て一段落したらぜひ。
今回思ったのですが、年くってからの旅行っていいかも。。。
はりま、
コメントいっぱいありがとう!
なかなか記事アップで時間いっぱいになってしまって、返事できないでいました。
あんま詳しくないんだけど、人によると「そもそも規制が厳しすぎる」なんて話もあるよね。食品安全上問題ないんだけど、法律?業界基準?で、かなり短めの消費期限を記載せざるを得ないとか。難しいよね、このあたりって。
ウイグル族は、たしかトルコ人と一緒だったはずなので、インド・アーリア系になるのかな。いや、ペルシャ系か?なんとも曖昧な知識になってます。
日本人でも、蒙古班ってあったりなかったりなんだ。知らなかった。
ひとり旅って、ご飯の時はつまんないけれど
このモスクにいた子供達とのコミュニケーションのように
たくさん楽しいことあるんですよね。
グレイハウンドバスに揺られながら
アリゾナの砂漠で見た夕日を思い出しました。
あれって1人だからあんなに感激したんだろうな~。
おしゃべりな私は同行者がいるとしゃべりっぱなしだから
景色を見逃しちゃうこともままありまして(笑)。
ご飯の時だは同行者が欲しいけどね♪
サハラさん、
アメリカ大陸縦断も憧れだなあ。
ひとりのほうが、確実に風景堪能するよね。街歩きしていても、連れの存在を気にすることなく、とにかく自分の興味をひいたものに直進していけるし。
ご飯の時だけ合流する二人旅行とかが理想ですね。