[N700系]試乗会(2)入線!発車!
まもなく入線。
ハイビジョンハンディカムでズームをかけてみると、大阪よりのほうはメディア関係者がひしめきあって、緊張感が漂っていた。
自分も、一脚を伸ばしてポジションを固める。
黄色い線からでないようにと言われたのでそれを守りつつ・・・。
静かに入ってきた「N700系」車両。
自分より前にいた人たちは、黄色い線は守ってなかったので、肝心なところでうまく撮れなかったかも。
うーん、下がっていたのはちょっと失敗だった。
こういうシーンであんまり真面目に動いちゃ駄目なのかもな。
でも、デジカメと違ってハイビジョンハンディカムで「後から静止画切り出し」できるので、決定的瞬間を逃すことはない。このシーン、あとで動画アップします。
プロモーションサイトで見ていた時は、ちょっといかついイメージがあったが、実際に斜め前・横から見たら、この流線型がなかなか格好いい。
新しい新幹線の「顔」、先頭形状。「エアロダブルウイング」と呼ばれ、鳥が羽を広げたようなカタチをしています。
この「エアロダブルウイング」、じつはデザインを最優先にして決められたものではありません。カッコ良いかカッコ悪いかよりも空気抵抗、乗り心地、そして省エネを極限まで考え、必然的にたどり着いたカタチ。
●「N700系」プロモーションサイト:これが、新しい新幹線の「顔」です。
私達が乗り込む10号車は、グリーン車だった♪
「試運転」
そんな車両に乗るなんて、これが最初で最後だろう。
写真手前の、横に線が入ったところ。
実はこれ、車両と車両のつなぎ目だ。
普通は隙間があるのだが、「N700系」では、ここをぐるりとホロがつないでいる。
ご乗車の際、ちょっと車両の間にご注目ください。車両どうしをなめらかにつなげている白いホロに気づかれるはず。この「全周ホロ」、連結部も含めて車体全体を一本の滑らかな形状にすることで、空気抵抗はもちろん、デッキ内の騒音も大幅に減らしました。その結果、省エネにも貢献。新しい新幹線の、小さくて大きな発明なのでした。
●「N700系」プロモーションサイト:大きな効果を生んだ、小さな立役者
上までぐるり。
東海道新幹線は、けっこうカーブも多いので、このホロ、結構伸縮するんだろうなあ。
運動用のマットとかドッジボールなどの合成皮革やビニールのような素材。
押してみると凹む。
やっぱり伸び縮みする素材だ。
乗車。
グリーン車に座るなんて初めてじゃん♪
らむねさんなどとハイテンションになっていたら(らむねさんは、いつもハイテンションだけど)、いつの間にか発車していた。何もアナウンスがない上、あまりに静かな発車だったので、一瞬気づかなかった。
加速性能も向上している「N700系」。
ぐんぐん、でもとっても静かにスピードアップしてゆく・・・。