T/C両替とバス移動
旅行をしていると、一日の大半をひとつかふたつのタスクで終えてしまうなんてことがある。今回、4日目がそれだった。
トラベラーズチェックの両替と、バスでの移動を終えてほっと一息ついたら、もう夕方になっていた。
この日、城市酒店の窓から見下ろしたウルムチ市街は、雨で濡れていた。
降るんだ、雨!!!
待ちに待った月曜日!ということで、円トラベラーズチェックを両替しに銀行へ。
今回しょっぱなでこけたのは、金曜の夜遅くウルムチ空港に降り、土日に円トラベラーズチェックを両替できる場所が、五つ星ホテル含め全くなかったこと。円キャッシュを持ってなかったら、身動きとれなくなるところだった。
月曜日も決して楽には両替できず、最後は中国銀行ウルムチ支店へ。
ここでも、ありえないほど時間がかかった。
トラベラーズチェックの両替、けっこう増えてると思うんだけどなあ。
これはいいなと思ったのは、各窓口に置かれたこのスタッフ紹介ツール。
顔写真や名前、職位(階級)が★の数で示されていて、その下には「満意」「基本満意」「不満意」という3つのボタンがあり、顧客が押せるようになっていること。
対応が悪かったり、時間がかかりすぎたりしたら「不満意」を押せということなのだろう。
窓口スタッフの意識改善に、かなり効果あるんだろうなあ。
見ていたら、ちゃんと押している人が結構いた。
自分も、時間はかかったものの、すごく丁寧に対応してくれたので、「満意」を押しておいて。
そしてバスに乗り、市の南のほうにあるバスターミナルへ。
バス停を降りてぐるり見回してみたら「南部客◎站」と書かれている。
中国語の地図を見ながら動いていてよかった。
そうでなかったら、これがバスターミナルだとわからなかったと思う。
漢字読み取りができない欧米人は、かなり大変だろうなあ。
バスターミナル周辺の客引きを振り切って中に入ると、鉄道駅と同じようなチケット売り場になっていた。
料金と時刻表。
今回、自分は20分に一本の便がでているトルファン行きを購入。
あっさり買えてうれしい。
料金は40元(約640円)で、出発は5分後だった。
チケット買って、さてどこから乗るのかな?とあたりを見回していたら、後方の角に、荷物のセキュリティチェックをする機械発見。どうやらそこが「ゲート」になっているようだ。空港並み。
セキュリティチェックして、乗客のみが待つロビーへ。
行き先ごとに列が決まっているみたいだった。
自分が乗るバスはすでに「搭乗開始」状態で、車体腹に荷物を入れることもできず、やむなく車内へ。運転手が、ありえないような押し込みで、座席上の棚に自分のキャリーバッグを押しこんだ。
・・・うーん、トルファンで自分、あの荷物を引き出すことができるんだろうか?
バス車内はこんな感じ。
日本の高速バスなどと比べると、狭い感じもするが、中はとってもきれいだ。
走り始めてすぐ、小さなバッグを抱えたまま居眠りしていたら、いきなり左腕にものすごい衝撃を受けた。
「なんの襲撃だ!?」
と目を覚ましたら、なんのことはない、キャリーバッグが落下して自分を直撃した。腕でよかった・・・もう少し落ちる角度が違っていたら、首やばかったんじゃないのか?
座席はこんな感じ。
長時間でもそんなつらくはない。
・・・が、それも2時間半だからだろう。
これが8時間とか12時間だったら結構こたえるだろうなあ。
ちなみに、後半の「ホータン→ウルムチ」は24時間だ。
耐えられるんだろうか?
窓の外では、なんとも荒涼とした風景が流れてゆく。
緑はほとんどなく、ごつごつした岩山や砂漠のような風景だ。
それが一転、緑の街路樹が連なる風景に。
オアシス都市、トルファンだ!
トルファンバスターミナル到着。
ここから、トルファン市内&周辺エリアの観光になります♪