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帰国!~今が“旅行適齢期”?

写真3週間以上の旅行は、今回が4回目。

若い頃と違って、やはり体力は落ちているし無茶もできなくなっている。ただ今が一番、自由にのびのびと旅行できている気がした。

「おばさん化」した証拠なんだろう。
自意識過剰だった若い頃と違って、あまり人目が気にならなくなった。

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食堂車でお料理写真撮ってる姿を乗務員に見られて、くすっと笑われてもへっちゃら。

「いや、おいしそうなんでつい」(←日本語でにっこり)
「あっちの料理も撮る?」(←笑いながら中国語でジェスチャー交え)
「ははは、それはいいです。謝謝」(←下手な片言中国語でジェスチャー交え)

以前の自分なら「笑われた」と縮こまったと思う。
でもそうでなく、日本語でもいいから積極的に話かけてしまえば、大抵はお互いに楽しく笑いあえる。そこから他の人も話しかけてきたりして、ちょっとしたコミュニケーションが始まることも。

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見知らぬ土地ゆえ、失敗もあり、恥をかくことだってある。
昔はそれに過剰なまでにナーバスになっていた。

自分が変なことをしてるんじゃないかと常にドキドキし、恥をかくことが怖く、「言葉」がコンプレックスの、典型的な小心者の日本人旅行者だった。

今回は違った。
自分もいい年だ。

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「ジェスチャー交えればなんとかなるだろ!」と積極的に近くの人に質問したり、「これが欲しい」「こんなことをしたい」とリクエストすることができた。

多少格好悪いことになっていても、「ま、旅行者だから知らなくても当然」と開き直れるようになった。誰か迷惑をかけて不快な思いをさせたり、人として恥ずべき行為をしてるのでなければ、多少笑われたっていいや、と。

いろんな意味で余裕もでてきたし、性格も丸くなった。
若い時は、アグレッシブというか、どこか“必死”な一面があった。
体力・気力の限度を越えて何かしようとしてしまうため、時にどかっと疲れがでてしまうことも多かった。

何時間も歩いたのに目的地がクローズしていたりすると「時間を無駄にしてしまった・・・」と落ち込むことも。

今回は、「無駄足」という感覚がなかった。
遠回りしても、辿りつけなくても、それゆえに見えた風景もあれば、できた経験だってある。
面白い写真が一枚でも撮れれば「ブログネタになるさ」とニヤリ。

そんな自分の余裕に、ちょっと驚いた。

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人に対して構えすぎてしまうこともなければ、
必要以上に愛想振りまくともなく。

普段の生活と同じような感覚で人に接することもできた。

日を重ねるごとに、旅行が日常生活になっていた。
そんな21日間だったような気がする。

> 続く

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