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北京でレンタサイクル&北京動物園

写真最終日。
前夜ひとりで楽しく酒盛りした結果、朝の目覚めが超悪かった。結局ホテルの朝食も食べず、荷物をまとめて9時半にチェックアウト。

うーん、基本的に自制心のある人間だと自負しているんだけど、お酒だけはどうして歯止めがきかなくなるんだろう・・・危うく、割高な部屋ワインまで開けてしまうところだった。危ない。

空港送迎がついていたので、ホテルロビー集合の2時まで4時間半。買い物くらいしかできない半端な時間だったので、レンタサイクルで市内を走ることにした。

念願の「ママチャリで天安門前疾走」実現!

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走り始めてすごいことに気付いた。
なんとメイン通りなどでは、「自転車専用道路」が「自動車用道路」と同じくらいの幅がある場所が結構あるのだ。写真に写っているのも、赤いレンガ部分が歩道で、それ以外は自転車専用道路。街路樹の向こうが自動車用なのだが、片側2車線で、幅は同じくらいだ。

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なんとなく、自転車に乗ってる自分が妙に格好よく思えてきてしまい(なんでだろう?)、滅多にやらない自分撮り。

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ちょっと残念だったのは、寝坊して、完全に通勤時間帯からはずれてしまったため、「大勢のチャリ通ジモティーと一緒に市民マラソンのように疾走し、信号機を団子状態でわたる」というエキサイティングな経験をしそびれたこと。

それにしても広い。
写真は、太目の白線が自転車道と自動車道の境目で、自動車道は3車線になっている。
(車が自転車道を一台走っているが、のろのろ運転だった)

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信号機の手前では、何台もの自転車が横にずらりと並ぶ。そして信号が切り替わると一斉に走り出す。日本では、こんなに幅のある自転車専用道路がないので、レースでもなければ、まず見ることがない風景だ。

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天安門前。
ここは、歩道も自転車専用道路も、自動車の道路も、その向こうの天安門広場も、すべてこんな石畳になっていてシームレス。

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そして、午前中からずっと絶えることのない観光客の姿。
日本でこれだけ常に観光客が集まっている場所ってあるのかなあ。
京都のお寺がこれに近いのかな?

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そして再び、街路樹が並ぶ気持ちのよい通りを快走。

・・・と、ここまではよかった。
この後の1時間半ほど、写真は一枚もない。
止まって写真を撮るような、そんな心の余裕がなくなったのだ。
 
 
スリリング過ぎ!
 
 
次第に少しずつ細い通りや、車どおりの激しいところ、「この交差点どうなってるの?」というような場所に入っていき、交差点を渡ろうにも、右折車ばしばしで、目の前の信号が青くてもなかなか渡れない。ルールが少々違うようで、右折車の鼻先をかすめて通過する他、方法がないようだ。

さらに。

バスがたくさん通っている道も怖い。

自転車専用道路には、停車中のバスが何台も止まっている。それを追い越すにはバスの外側をまわりこまないといけないのだが、バスは当然、乗客を乗せ終われば、斜めに飛び出してくる。それをよけようとこちらも膨らむと、反対側から、今度はバス停に向かってくるバス。

両側からつぶされる!!!と大慌て。

「止まっているバスを追い越さなければいい」と思うかもしれないが、それだと、次から次にバスが入ってくるので、いつまで経ってもその難所を通過できなくなることもある。

さらにバスが2連で車体が長かったりして、結構はらはらどきどきだ。

後ろにくっつけたリヤカーにスープ満載のポリタンを2つ乗せた自転車の後ろを、ずっとじりじり走り続けたりもした。

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そんなこんなで、久々に「緊張の連続で喉がからからになる」体験をした後、目的地の北京動物園に到着した。この写真は、あとで自分の自転車がどれだかわからなくならないように撮影したもの。

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アジア最大規模の動物園。

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時間もなくなっていたんだけど、おなかがすいたので、動物園の入り口横にあったお粥専門店に入った。動物園への来場者が多いようでちょっと高級感のある場所。何十種類ものお粥があって、だいたい5元前後(65円)。

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よくわからなかったので、白身魚の入ったオーソドックスなものにした。変な組み合わせな気もするけど、飲物はコーラ。あと瓜かな?あといろいろな豆が入ったものを注文。暴飲翌日の中国粥は、本当においしかった。

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そして動物園。
ホテルからここまで2時間近くかかり、さらに食事に30分かかった。
残り時間は2時間。帰りのルーティングを慎重に決め、最短時間で走ったとしても1時間半はかかるだろう(この北京で非地元民が焦って走ると、交差点で命を失いそうな気がした)。

となると、50万平米の動物園をまわる時間はたった30分。
うーん、ベッドでのロスタイムが悲しい・・・。

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チケットは確かパンダ館特別料金込みで20元。

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さあ、どこからまわる?

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やっぱ、大きな熊っぽい猫のとこでしょ。

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どうも、屋外にいるらしい。

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いました!
しかも水浴び中!

ふとここで「そうだこういうシーンこそハイビジョンハンディカムの出番じゃん!」と思い出し、ここからビデオに切り替えたので、あまり写真はない。

ちなみに、ちゃんとおきていたのはこの1頭だけで、他の柵内2箇所に1頭ずつパンダがいたんだけど、どれもごろりと寝ていて、ぴくりともしなかった。

その後、猿と“発情期”なクジャクを駆け足で見て、動物園は終了。

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ちなみに、ここで水分補給!と思ってジャスミン茶のペットボトルを一口飲んでびっくり。

甘かった。

そういや、北京駐在の人が、「ペットボトルのお茶、低糖が普通」っていってたっけ。サントリーの烏龍茶も、中国では低糖だった(知らずに買って飲むとびっくりする)。

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行きの反省を踏まえ、帰りは多少遠回りでも、とにかく「大通り」を一切曲がったりせずにとにかくぐんぐん走り抜けた。おかげで、なんと行きの半分の時間でたどりつくことになった。写真は王府井(ワンフーチン)。きれいなお店が立ち並び、巨大なショッピングモールもあって、若い女性や観光客などでにぎわっている。

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公園では、壺市(?)みたいなものも。
時間がないので通り過ぎちゃったけど。

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無事、ホテルに生還。
いや大げさじゃなく、なんか本当に「生還」って気持ちだった。

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今回宿泊したのは、新僑飯店(Novotel)。

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天安門&王府井と北京駅の間あたりで、どちらにも歩いていくことができ、地下鉄が目の前。すぐ横に大きなバス停もあり、交通はしごく便利だった。


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