天津日帰り観光~天塔
日帰りであまり時間もないので、旧城はあきらめて、東京タワーよりも高い「天津タワー(天塔)」に向かうことにした。タクシーに乗ろうかと思ったのだが、ガイドブックに「拠点が多く乗りこなすのが大変」といったことが書かれていたバスに挑戦してみることに。
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大通りにいたこともあって、わかりやすかった。
バスの路線図に、すべてバス停の名前が書かれていてどっち方向に向かうかは→が示している。「天塔」という文字が書かれたバス路線も2つほど発見。しばらく待っていると、やってきたので乗車。乗車賃は一律1.5元か1元かどっちかだったので、近くの乗客に確認して、運転手さんの横にあるボックスにお金を入れる。
バスは相当な数が走っている。
観光地をまわるなら、バスでも十分に動きがとれそうだ。
(地下鉄もあるけど、ガイドブックによると今は拡張工事中みたいだった)
そして天津タワー!
うーん、誰もいないぞ。
誰もいない水族館と同じくらい、ちょっと落ち着かない・・・。
北京もそうだったんだけど、もやがかかった感じで、いまひとつ市街をクリアに見下ろせない。黄砂は落ち着いているということだったけど、これは空気の問題かな。かなり湿気もあったし。人口の池があちこちに作られているのは北京といっしょで、ここにもかなり広い水上公園が広がっていた。
上の階にあがってゆくとレストランになっていた。
ここで、1組食事をしながら盛り上がっている家族連れに出会う。
自分は包子がまだ消化しきれていなかったので、コーラだけ。
窓際に向かって座るソファ席に行ってしばらく窓の外を眺めていて、気付いた。
「回転展望レストランだ!」
内側の床がゆっくりまわっているのだ。なかなか面白い。窓にはそれぞれ何が見えているのか、書かれていた。
さらにあがってゆくと、露天の展望台。
ここもまた、誰一人いなかった。
フェンスのところに何かがついている・・・。
それは錠前。
1つの錠前にもうひとつの錠前がつけられていて、それがフェンスに取り付けられている。
神戸でも確か同じような場所があった気がする。
カップルが、デートの記念だったか幸せの誓いだったか、何かそういったジンクスがあったかで、錠前をつけてゆく場所。
そしてこの場所、なんだかわかるだろうか?
こんな場所。
六角形の強化ガラスでできた突起部分があって、そこに立つと、足元もガラス、手前も斜めになったガラスで、高所恐怖症の人でなくてもかなりおっかない経験ができるところ。足元がガラスなのも怖いけど、目の前のガラスがまっすぐではなくて斜めになっているのが一番ドキドキさせられる(触ったら一緒に落ちそうな気がして)。
なかなか楽しめた。
そして今度はタクシーで駅へ。
窓を開けてハンディカムで映像を撮影。
運転手さんが、中国語とジェスチャーで「道が悪いから揺れる。ビデオも揺れちゃってるけど大丈夫?」といったようなことを聞いてくれる。「OK」と答えるとにっこり。その後、駅近くでしつこくガイドだかハイヤーだかの売込みをしてきた人も、「不要」と断ってくれた。
そして再び天津駅。
電車の時間を見てびっくり。北京行きの特快は、4:40があって、その次はいきなり最終便で7時台。やばかった・・・遠くの街に日帰り旅行する際には絶対帰りの時間を見ておかなくちゃいけないとわかってたのに、それをすっかり忘れていて・・・(出発と到着で出口が違っていたこともある)。
チケットも無事購入できて、ホームへ急ぐ。
ドーム上の天井には天使の絵。
天津駅構内のお店には、なぜか魚肉ソーセージのようなものが必ず並んでいた。長距離電車旅をする人の定番の携帯食なんだろうか?
いくつか、電車ごとに待合室がある。
かなり人が多い。上野駅にいるような感覚になってくる。
携帯の充電器。
若い人も、おばちゃんも、携帯を持っているのは日本と一緒。
ノキアなど北欧メーカーが入っていて、携帯端末の種類はすごく多いらしい。
列車の中では、若い女性がノートパソコンでなにやらずっと作業をしていた。海外でこういう風景を見るのは初めてで、つい「モバイラー仲間発見!」と嬉しくなって写真を撮ってしまった。パソコンはDELLだったと思う。
そして北京駅に帰着。