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太陽と走る!~一般ライダーのためのラリーイベント「SSTR2020」に参加(4)帰途編その1~親不知隧道

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SSTR完走の翌日、キャンプ場に泊まっていた野間さんと一緒に、もう一度ゴールゲートまで行ってみた。たくさんのバイクでごった返していたレストハウス周辺には、自分たち同様記念撮影を撮りに立ち寄るバイクがちらほらいるだけで、前日とは打って変わり、雲に覆われた空だった。

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そして海も、波打ち際はかなり内陸に寄っていて砂浜はちょっとしかなく、とてもとても車やバイクが走れる状況ではない。まあバイクによっては走っちゃうだろうけど。高波でということだけではなく、砂浜自体が急速に縮小してしまっているそう。

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もうひとつのSSTR記念撮影スポット。
夜はこれがライトアップする。

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チェックアウトぎりぎりにホテルを出ると、前夜ゴールゲート近くで初めてお会いしたカブ乗りの一行がちょうど出発準備をしていた。とても明るい方々で、鳩サブレのお返しにとメガシャキとキシリトールをもらってしまった。

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カブでよかったなとこんな時に改めて思う。
バイク車種ごとにきっといろいろ素敵なコミュニティがあるんだろうと思うけど(ハーレーとか)、カブコミュもとても居心地がいい。

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再び、溝だらけの道を走りながらの帰途なんだけど、関東方面に向かう下道最短距離は、安房峠が現在通行止めになっているため採用できず。

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↑ここだ。高速乗れるバイクなら安房トンネルがあるのだが、自分はつづら折りの道しか走れず、ここが今復旧完了していないのだそう。

そんなわけで、日本海側に糸魚川市まで行き、そこから南下して長野松本→山梨甲府→厚木→横浜というコースで帰途につくことに。

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この日は雲が多いだけでなく、突然の雨にも降られたりした。
返す返すも、SSTR当日の25日は本当に最高の天気だったんだなあと。

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去年、最後の沿岸ツーリングである日本海沿岸ツーリングで通っている道なのでまだ記憶も鮮明で、いろいろ懐かしい場所だらけだ。日本海側は沿岸ぎりぎりを走れる幹線道路が多く、絶景満喫できる。

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そして今回とてもよかったのは、前回完全に行きそびれてしまった「親不知・子不知」の名所にこれたことだ。

それは親不知隧道。
前回も停車して断崖絶壁が連なる海岸風景を撮影したけど、暑い時期だったこともありバイク服のまま散策道を歩く気分にはなれず、その下に古いトンネルがあるという事実すら知らずに終わっていた。

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これがすごかった!
煉瓦で作られたこのトンネルは、1912年に開通し1965年まで鉄道が走っていた道。イギリスの工法で掘られたのだという。

蒸気機関車も走っていた600メートル以上のこのトンネルは今開放されていて、徒歩で入って最後まで歩けるようになっている。

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・・・のだが!!!

これはかなり怖いぞ。
写真を撮った場所は照明もあってかなり明るいところなのだが、それを通り過ぎてしばらくすると足元の両脇の壁も真っ暗となる。

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トンネル内には、石炭が動力だった時代の煤もついているのだとか。
ヘルメットかぶったままだったので問題はなかったけど、上から水も滴り落ちてくる。

しかも!!!

誰もいない。
週末だけどひとっこひとりおらず。

「出口の見えないトンネル」を歩いたのは初めてだけど、なかなか不安なものだった。

最後の出口には写真撮っている観光客がちらほらいて、真っ暗闇からヘルメット姿の私が出てきたらちょっと驚いていた。そりゃそうだよね。

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親不知で予想外に時間使ってしまったこともあり、長野県までいって泊まるというプランは完全になくなったけど、このトンネルを歩けたので大満足。

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なぜか夕方もまだ日本海側。
結局、糸魚川市より先の上越市まで行って一泊することにした。

とある構想を胸に。

クロスカブを乗りこなす

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