太陽と走る!~一般ライダーのためのラリーイベント「SSTR2020」に参加(3)絶景ロードを走り夕陽沈む日本海でゴール

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SSTRのルールは、日の出後に太平洋岸の海辺を出発し、日没までに能登半島の付け根にある千里浜なぎさドライブウェイにゴールするというもの。つまり・・・

「日本列島横断」

だ。自分にとってこのラリーが非常に新鮮なのは、バイク人生で一度もそんなことをしたことがなかったということ。横断どころじゃない。バイク購入年以降、毎年「沿岸ツーリング」をしてきた自分は、実は「内陸部」を走った経験自体があまりない。「山越え」なんて数えるほどしかない。

もちろん、海なし県の岐阜なんてバイクで走ったことすらなかった。

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なので「山越え」は自分にとってちょっと緊張する挑戦でもあったんだけど、せっかくならやはりその醍醐味を感じられる場所を走りたいと思い、いくつかの峠を越え、渓流沿いの道を走るこのルートを選んだ。

おかげで絶景の連続だった。
この場所は、初めて休憩らしい休憩をとったところ。

あまり余裕がなかったので、道の駅でもチェックインしてトイレだけ済ませるとすぐ飛び出していたんだけど、ゴールが見えてきたところの道路脇でちょっと休んだ。こんな場所にも、SSTR2020に参加していなければ一生来ていなかったろう。

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下呂温泉。
今回は立ち寄ることもできないけど、いつかバイクでまた来たい。

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高山市内の、高山バイパス(国道41号線)と国道158号線が交わる大きな交差点で、再びの偶然の出会いがあった。

赤信号待ちをしていたところ、一台のバイクが脇をすり抜けていった。幅も広めの道だったので自分も前にでちゃおうかなと思ったけど、基本すり抜けはしないことにしているのと、それでなくても日の出から走り続け集中力が欠け始めていたのでやめた(直前にあぶなく右折対向車に突っ込みそうになっていた)。

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ところが信号が変わり、交差点を越えると、さきほど追い越していったバイクが少し先の路肩に停車しており、しかも後ろを振り返って手をあげていた。

え。私?

もしやSSTR参加者が挨拶のために待っていてくれたのか?
しかし路上でそんなことするか?

誰だかわからなかったが、ウインカー出して近付いていくとなんと練馬ナンバー。
もしやこの人は・・・!

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道の駅で2度お会いした野間さんとも一緒のグループの方で、私も個人的にいろいろお世話になっていたIさん。以前は住んでいたところもすぐ近くだった人だ。

「な・・・なぜこんなところに!!!」

野間さん達とは別行動をとり、前泊はせず当日東京を出発し、高速で飛ばしてきていると聞いていた。チェックポイントになっている道の駅立ち寄りのため一般道に降りたところで私を見つけたようだ。

野間さん一行と2度遭遇したのも驚きだけど、ルートもほぼかぶってないIさんとこんな街中の交差点で遭遇するなんてどれだけ奇跡的なことか。そしてよくすり抜け時に私を見つけたなあと。

この直後、この道は125㏄以下のバイクは通行NGの高山国府バイパスになるのだが、Iさんと会って話をしていなかったら間違えて入り込んでしまっていた可能性もある(Googleマップのナビはそのルートを指し示していたので)。会えて本当によかった。

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そしてバイパスを走れない私は、しばらく山中走行となった。
渓流沿いの道の両脇には、ところどころ赤く染め秋の気配も感じられる山が広がっていた。

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びっくりするほど車が少なく、途中で「本当にこの道でいいのか」と不安になったほど。
去年の大雨で鉄道や道が土砂に埋もれてしまった個所もあり、復旧工事も進められていた。

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当然、信号などもなく下手するとノンストップになってしまうので、たまに写真撮影名目で路肩にとめて休憩なども。

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なかなか気持ちのいいツーリングルートだが・・・

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いろいろ限界も近付いていたので、ちょっと早めに効くやつを。

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山岳エリアを抜け水田が広がり始める。
まもなく日本海だ。

太陽はかなり低くなってきたが、このまま進めばゴールは間に合いそう。
気持ちにも余裕がでてきたので、自撮りなど。

そして遂に・・・

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「羽咋」の文字が現れた!!!

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能登半島の入り口あたり。
太陽に追いつけ!

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ここにきてSSTR参加バイクのグループとたびたび遭遇するようになった。1~2台ならちょっと端によれば追い越してくれるが、台数の多いグループだとそれもやりにくいと思うので、路肩停車などして道を譲った。日没も近く皆それなりの焦りは感じている。道を譲ると同じSSTR参加者ということもあり、手をあげて御礼伝えてくれるのもうれしい。

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あともうちょっと!

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本当にあと少し!
そして・・・

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遂にゴール!!!間に合った!!!

千里浜なぎさドライブウェイは、高潮の影響などもあり走行できる砂浜エリアがほとんどなく閉鎖されていた。砂浜を走ってのゴールができないのは残念だけど、一日最高の天気の中を走れた幸運を考えれば問題なし。

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時間的にぎりぎりだったこともあり、ゴールゲートが設置されたレストハウスまではいかず、この千里浜入り口でゴール登録を済ませることにした。

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これが後日ダウンロードした完走証。

スタート 6:22
ゴール 16:42
走行時間 10時間19分56秒
走行距離 368キロ

北海道一周沿岸ツーリングの時にもっと長距離を走ったこともあるが、一日当たりの走行時間はこれが最長だと思う。

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正直、ちょっと危なかった。

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それだけに、日没に間に合った達成感は大きい。

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砂浜を走ってのゴールはまた次回のお楽しみに♪

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そこから、ゴールゲートも設置されているレストハウスへ。

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こっちにはたくさんの人がいた。
今回ひとつ後悔があるとしたら、千里浜入り口で写真撮影に無駄な時間を使ってしまったことだ。

もっと早くレストハウスに向かっていれば、同日参加した知合いたちとも会えたし、主催者の風間さんを生で見ることもできた。

到着した時にはもう日も沈んでどんどん暗くなる一方だったので、ここを離れて宿に向かってしまっている人が多かった。野間さん達も既にいなかった。

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それでもまだ残っているバイクも結構あったので、カブが固まっている近くに停めたらビンゴ。以前東京都内のライダーズカフェでお会いした方々に再会することができた。

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記念品の受け取り。

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本当に仲良しご夫婦のカブと一緒に記念撮影。

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そして少し離れた場所にある休暇村へ。
GOTOトラベル適用もして、かなりお得に泊まれた。

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夜は隣接キャンプ場の野間さん達の打ち上げ宴会に合流。
野間さん達も高速道路上でIさんと偶然の遭遇をしたそうだ。そんな話で盛り上がりながら遅い時間まで飲んでしまい、徒歩でホテルに戻ったら玄関閉まっていて電話もつながらないというハプニングがあったが、宿直の人と連絡がとれ無事入れてもらうことができた。

今思い出しても長い一日だった。

クロスカブを乗りこなす

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