太陽と走る!~一般ライダーのためのラリーイベント「SSTR2020」に参加(2)朝日を背に浜名湖近くの海岸を出発!
本来5月開催予定だったSSTR。
加入している千葉RB(レスキューサポートバイク)の人たちは高速を走れる人ばかりなので、私は浜名湖近くまで前日行って前泊し、翌日ひとりで走りながら能登半島近くで合流し、一緒に千里浜までの最後のツーリングを楽しめたらと考えていた。
結果として、分散開催となり既に千葉RBの他の人達は出走済。なので合流はなくなったが、当初決めていた場所からスタートすることにした。
それがここ。
浜名湖近くの海沿いには浜名バイパス(国道1号)が走っていて、一般道から海は見えない。ところがこの個所だけは、バイパス下をくぐる細い舗装道路があり、ビーチに面した場所までバイクで行けるのだ。
前日のタイヤパンクハプニングで下見できず心配だったが、ちゃんと道があり入ってくることができた。朝早くから釣りするために来ている人達の車が何台も停まっていたが、バイクは自分一人。
SSTR参加組も近くにいるはずなのだが、ちょっと離れたところのビーチ脇に道の駅潮見坂があるので、そっちに集まっているのかもしれない。
到着後まもなく、太陽が昇った。
さあスタートだ!!!
バイクと自分の記念写真をとり、SSTRスマホサイトのGPS連携システムにログインしていざスタート登録!・・・と思ったらここでハプニングが発生。
スマホにまったく電波が入らないのだ。
いくらトライしてもダメで焦りまくり、場所を変えたら微弱な電波が入り、なんとかスタート登録できた。結局日の出から20分くらい経過した6:22にスタート登録し、出発は6時半頃になってしまった。
浜名湖西側の道。穏やかな湖面に上ったばかりの太陽が反射し・・・
めちゃまぶしいんですが。
平地区間は短く、あっという間に山道になった。
バイクはもちろん、車ともまったくすれ違わないくねくね道。
血圧の低い自分が朝からこんなハイピッチで走るのはよくないんだけど、スタートでかなり時間を食ってしまったことで軽い焦りもあった。
しかし誰もいないなあ。
後半はともかく、前半はSSTR参加者だらけだろうという予想は覆された。
この日はSSTRシステム利用開始初日なこともあり、出走者はおそらく期間全部通してもっとも多い日になったと思う。ただルートは結構分散していたのか、自分のルートが意外とレアだったのか。
ひとつめのチェックポイント「鳳来三河三石」に到着して仰天した。
バイクだらけ!!!
最初、これが全部SSTR参加者かと思ってしまったのだがそんなことはなく、大半は一般のツーリングの人達。ここは出発の集合地点として人気の場所のようだ。もちろんSSTR参加者もいて、それは車体に貼られたステッカーでわかるので会釈して挨拶。
FacebookのSSTRグループで私の投稿を読んでくれたという男性の方にも声をかけてもらった。自分の出走は別の日だが、見送りかねてきたのだとか。前日のタイヤパンクのことも知っていた。鎌倉で買ってきた鳩サブレーの最初の進呈者になった。
ここでもうひとつ驚いたことがある。
ここでもまたスマホ電波が入らなくなり、SSTRシステムでのチェックインができず焦っていた時のこと。写真だけ撮れば、ゴール後に受付で対応してもらえるとは聞いていたけど、一発目からそれは避けたいし、なによりここは通常のチェックポイントより多くの点数が付与される指定道の駅だ。
なんとかならないかなあと、バイクを押して場所を変えようとしたら・・・
野間さんたち一行がそこにいた!!!
野間さん以外の2人も過去ツーリングでご一緒した方。前泊で割と近い場所から出発することは知っていたものの、ルートは全く聞いていなかった。まさに神の導き。野間さんにデザリングしてもらい、なんとかチェックインできた。
「つか、わださん今この時間にここにいていいの?」
そう、実は野間さんチームは前泊組だけど高速に乗れる人達なのだ。
ここまでも高速だという。
出発で出遅れた20分ゆえだが、遅れを初めてちゃんと実感したのはこの野間さんのひとことだった。
そんなわけで、道の駅を出発した後はのどかな里山風景の中をガシガシ進む。
長いトンネルも。
今回のルートでは、この溝掘り道路がものすごく多かった。
関東ではそれほど見かけない。
しかもその溝がとても新しいもの多く、二輪は走りにくいのなんのって。
2つめのチェックポイントは、アグリステーションなぐら。
SSTR参加者、数人だけいたかな。
最高のSSTR日和だった。
雲一つない青空の、この色の濃さったら!!!
10月で日焼けがこんな心配事になるとは思いもしなかった。
3つめのチェックポイントは「上?作ラ・フォーレ福寿の?」。
さらに走って・・・
4つめのチェックポイントは、大事な指定道の駅、「花街道付知」。
走り始めて4時間36分、走行距離は151キロ。
おそらく午前中だけでこんな距離走ったのは初めてのことだと思う。
記念の自撮りをして、一応トイレでも行っておくかと建物のほうに歩いてきてびっくり。
荷台の箱にジャック&ウルフスキンの白い足跡つけてるのは・・・
小川さんのバイクじゃないですか!!!
1つ目の道の駅で会った4人と再会。
串に刺した田楽だかなんだかを美味しそうに食べながらしゃべってた。
「ここに到着した時に話してたんだよ、ここでまたわださんに会ったらホラーだよねと」
自分だって、ひとつめの道の駅で会ったこと自体超サプライズで、「じゃあ次は千里浜で・・・(私が間に合ったら)」と言って別れたので、まさかお昼近くにまた会うと思わなかった。
「ぼくら、80キロ出して高速ぶいぶい走ってるのに、なんで下道のわださんに追いつかれるんですか!?」
「それは私が80キロ出して峠道をぶいぶい走ってるからです」
実際には、高速だとかなり迂回したルートになってしまい、峠道をほぼ直進でここまで辿り着いた自分と同じくらいの時間がかかったということらしい。あと男性4人にしては話好きなメンバーなので、SAとかで長話してたんじゃないかなと。
流石にもう千里浜まで会うことはないと思うので、記念撮影。
ちなみにこの4人のうちの1人、小川さんは素晴らしい動画撮影・編集スキルの持ち主。SSTR2020のこの動画は何度見たかわからない。途中、私も登場するのでよかったらぜひ見て欲しい。
再び、山の中の改装路をぶいぶいと。
気付けば朝から何も食べず食わずで、エネルギー切れを起こしかけていたので、ここでおにぎりを一個。
続きはまた。
↑小川さんが作成したSSTR2020動画。私も途中で2回登場します。