地球の歩き方オリジナル エディターズキャリーバックパックJr II(後編)
「形から入る」ってのもありかな思う。
何かやりたい。一歩踏み出したい。でも腰が重い。どうやって畳に張り付いたこの腰を持ち上げて新しい世界に自分を連れていけばいいのか、そのきっかけが掴めない。そんな時ってある。
そういう時に自分は割と、ひとつ道具を買うことが多い。
そしてそれを部屋の中の一番目につく場所に置く。
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そうするとその道具が、
「お前、そんなことしてる場合か?」
と語りかけてくる。
だから背負ってみる。
背負った姿を鏡に映して自分を見てみる。
すると不思議なことに、
何か心の中に何かが着火する。
「道祖神のまねきにあひて取もの手につかず」
「もゝ引ひきの破をつゞり笠の緒付をつけかえて」
きっとこういうことなんだろうなあと。
旅に出たい気持ちが起こるけど、それですぐGOとはならない。落ち着かなくてそわそわしてくる。そわそわ鎮めるため、旅行に行くのに必要なものを揃えているうちにエンジンがかかり、おっしゃ行くぜ!家とか売っちゃうぜ!とりあえず杉のやつんち泊っときゃいいっしょ!と。
・・・ってことで、レビューの続き。
「Jr II」はノーマル版と比べるとかなり小さめだ。
ノーマル版 | 63×37×36cm | 57L | 3.8kg | 詳細 |
Jr II | 55×34×22-30cm | 48L | 3.2kg | 詳細 |
特に「機内持込みしたい」というのでなければ、57Lのノーマル版のほうをお勧めする。48Lというのは意外に中途半端なサイズだからだ(このくらいの分量だと、キャリーなしで背負ってもそれほど重くはない)。
ただ機内持込みしたい場合や、自分のようにぎっくり腰などでなるべく荷物減らしたい人は、バッグ容量で縛りをかけておいたほうがいいかもしれない。
片側はメッシュ&ファスナーの全面収納。
旅先で手に入れたパンフレット類をざくざく投げ込んでおくのに便利。
そしてメイン部分は、仕切らず使ってもいいし、シートで2気室風に仕切って使ってもいいようになっている。荷物を固定するベルトも2本ついているので、ソフトキャリーバッグでも結構安定する。
仕切用のシートはこれ。
荷物が少な目な時には、これがあると中でゆさゆさしてしまわないよう上下に固定できるので便利だ。
握り手部分。
使わないときは、一番短くして、ファスナー閉めればすっきり。
今まで使っていたのと比べると、
背が低いだけに、何やらずんぐりむっきりしていてかわいい。
キャリーバッグであり、
かつバックパックでもあるこの子。
実際には、一度キャリーで使い始めると背負う機会はぐんと減ってしまうんだけど、場所によっては背負ったほうが楽ということもある。
背面のファスナーを開けると、中に肩ひもやウェストベルトが収納されている。
登山なんかでザック使っている人ならわかると思うが、こんな「一台二役」なバッグな割には、ちゃんとした作りになっている。これは肩のところで調整するためのベルト。あるとないとでは、重たい荷物を背負う時の負担がかなり違う。
胸のところで固定するベルトもあるし、
背中・肩ひものクッションもしっかり。
そして、ウエストベルトの左右には、マチ付きのポケット。
さらに工夫が凝らされている。
わかるだろうか?
肩ひもが収容されていたカバー部分を丸め、ウェストベルトにくっついている、ふんどしみたいな部分を底にあるマジックテープでとめると・・・
↑こんな風に、泥のついたキャスターが完全にカバーされ、背負っても洋服が汚れずに済むようになっているのだ。バッグによっては、専用のカバーがついている方式のものなどあるが、この方法はとっても効率的だと思う。
キャスターは、それほど大きくはないが、中国の奥地のガタゴト道でも頑張ってくれた。見かけよりずっとタフだ(先代の話)。
あと前面のファスナーをぐるっと開けると、
8cm分の容量アップができるようにもなっている。
機内持込みはできないサイズになってしまうが、帰りに荷物が増えた時などはこれで対応できる。
厚み8cmは結構な容量だ。
上部・側面についている取っ手。
先代は、相当な重さでここ握って乱暴に運んだこともあるけど、まったく痛んでいない。頑丈だ。
底のキャスターの反対側。
先代は、ここのネジが緩んだのに気付かず、空港で落ちてしまった。たまに確認しておいたほうがいいかもしれない。
来週から東南アジアに旅行に行くので、
さっそくこのJrを持っていくことに。
ノーマル版と比べると、やはり容量はかなり少ない。
もちろん8cm拡張すればいいんだけど、それだとAirAsia機内持込みができなくなるので。
ただ逆に、容量制限されたことで、余計な荷物は置いていき、化粧品なんかもミニボトルに詰め替えるというひと手間をかけることになったので、かえっていいのかなとも思う。
(AirAsiaは「7kg以内」という重量制限があり、そっちのほうがハードル大)
荷物を詰めて、デイパックを取り外した状態。
とってもコンパクト♪
パソコン含め、旅に必要なものを持ち歩くという点では、今の自分に最適なサイズはこれかもしれない。実際にパッキングしてみてそう思った。
・・・ということで、届いたばかりの「地球の歩き方 エディターズキャリーバックパックJr II」のご紹介は以上。
このJrと一緒に、これから何年間か国内外を旅していろいろな体験をするんだなと思うと、思わずワクワクしてくる。よろしくね!
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