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クロスカブのヘッドライトをLED化~スペシャルパーツ武川 LEDヘッドライトキット クロスカブ

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暗かった!!!

クロスカブ(JA10/2013年式)唯一の不満は「ヘッドライトが暗すぎる」こと。より明るいバルブを教えてもらって交換するも気休め程度で、街中走っている分にはいいが、千葉の自宅近くは水田地帯。ちょっと町中を外れてしまうと街灯がほぼ皆無という道も少なくない。

最も怖い思いをしたのは夜中の房総半島横断。真っ暗な山の中で数十メートル先のカーブがどうなっているかも見えず、生きた心地しなかった。心から申し訳ないと思いつつ、背後の車に道を譲らずヘッドライトで照らしてもらっていたっけ。

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そんなわけで今年6月遂に購入したのが、クロスカブ用のヘッドライトをLED化するキット。


スペシャルパーツ武川 LEDヘッドライトキット クロスカブ 05-08-0418

正直1万円以上もしてしまうんだけど、電気回り全く詳しくないので専用キット購入以外の方法だと自信がない。

↑上2つはクロスカブ110(JA45/2018年~)のためのキット。
JA45のヘッドライトはLEDなんだけど、純正のLEDヘッドライトはやや暗く、やっぱり変える人が多いらしい。

LED化がちょっと難しい理由はひとつ。

「クロスカブのヘッドライトは交流」

ヘッドライトとテールランプが交流で、ブレーキランプはバッテリーからの直流とのことで、直・交が入り混じっている。そしてLED球には基本、交流は使えず、

  • 交流を直流に整流(変換)する
  • 直流を引っ張ってきてヘッドライトに使う

のどちらかだ。

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この武川のキットには、交流から直流にするハーネスが含まれている。

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ハーネス取付けを端折ると、エンジン始動とともにLEDバルブが即破損するらしい。こわい・・・

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もうひとつクロスカブのLED化で諸先輩方が苦労しているのが、クロスカブのヘッドライトケースが小さいこと。それでLED化した際、ファンが収まりきらなかったり、ケース内がパンパンになってしまって放熱が心配で穴を開けている人も。

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説明書は写真もたっぷりで非常に詳しい。

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配線は指示通りにかぱっとはめ込むだけで工具も何も必要ないので素人でも簡単だ。

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さっそく作業開始。

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初めてメーターのカバーを外して中を見たよ。ちょっと埃たまっていたのでついでにお掃除。

ただ実際はこのメーター取り外し作業、不要だった。
この裏にぐしゃっと突っ込んである配線を取り出すことが目的だったんだけど、別にメーターを外さなくても裏から引っ張れば余裕で取り出せたことに、作業途中で気付いた。

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これが取り出した配線。

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外して・・・

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キットに含まれていたハーネスを取り付ける。

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黒色コードはフロントブレーキライトスイッチ。これも接続。ひとつひとつの作業が何を意味するのかがよくわからずにやっているのは非常に気持ち悪いが、知識がないので仕方ない。いつかちゃんと学ぼう。

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配線が終わったら、今度はヘッドライトのフロント部分。バルブだ。

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過去にこのキットを利用してLED化した人によると、ここでちょっと苦戦している人がいた。LEDバルブとファンを取り付けるため、もともとのケースのパーツの一部をカットしたり、変形させたりする必要があるのだ。

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まずはこれ。
押さえ込む役割をする針金のリテーナーを捻じ曲げる。

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もうひとつはこれ。
突起部分をカッターでカット。

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まあこんなものか。

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リテーナーの捻じ曲げは「どのくらい?」というのが最初分からず、はめながら何度もやり直す羽目に。でも最終的にはかちゃっと押さえ込めるようになった。

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バルブ装着。
・・・いや、何か忘れてる。

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ダストカバーが先だ。

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これでOK。

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そしてコネクタをはめる。

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そして軽くケースに戻しいれして、今回一番緊張する作業。それは・・・

「点灯確認」

何か間違っていたら・・・バルブが入っていたビニール袋の「即破損」の文字が脳裏をよぎる。

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無事付きました!
しかも・・・

めちゃ明るい!!!

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あとはこの配線を全部メーターの下に突っ込んで終わりなんだけど、カプラのまわりにカバーかぶせるなどして防水処理したほうがいいかどうかがわからず、翌日詳しい人のガレージにお邪魔することになっていたので・・・

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とりあえずスーパーの袋でカバー。

結局、ケース下に入れてしまうから大丈夫だろうということで、かなりギツギツだったが無理やり全部詰め込んだ。

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もうひとつ心配だったのは、ヘッドライトケース内の放熱。
ファンが中に入っているが、その吐き出し口からすぐの場所にケースの背面がきて、正直空気がそこを流れるとは思えないほどのきつさ。

同じキットを使っている人の中には、通気用の穴を開けている人もいたが、翌日ガレージを訪れたバイクに詳しい知人は「むしろ水が入ってしまうほうがまずいだろう」ということでそれはなしとなった。

長時間の走行後はケースがかなり熱を帯びていて正直ちょっと心配ではあるが、東海道沿岸ツーリング約2600キロを乗り越えているので大丈夫だろう。

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そしてLED化の効果は絶大。
今でも夜にキーを回した瞬間にはっとするほど明るくなった。

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照らし出される距離は余裕で倍以上。
暗い夜道でも、ヘッドライトの暗さが理由で不安ということは皆無になった。

まあ夜間走行はいろいろ危険がいっぱいなので、やむを得ない時以外は走るつもりないけど、それでもヘッドライトが明るくなったことでひとつまたバイクの不安が解消された。

▼クロスカブ(JA10/2013年式)のヘッドライトをLED化するキット(2021年10月時点で在庫なし)


スペシャルパーツ武川 LEDヘッドライトキット クロスカブ 05-08-0418

▼クロスカブ110(JA45/2018年~)のためのLEDヘッドライトキット2種

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