「かわるビジネスリュックmini」をどう使う?~はじめに
先月末に発表&発売開始された「かわるビジネスリュックmini」。
既に周辺でもかなりの話題となっており、紹介ブログ記事も次々あがっている。
自分もオンライン新製品発表会に参加させてもらい、モニターとして使わせてもらえることになった。まだ外出機会がなく未出動にもかかわらず、自分でも驚くほど気に入ってしまい、届いて以来ずっと、部屋の椅子に飾って暇になると眺めている。
製品クオリティの高さと抜群の使い勝手についてはノーマルサイズ版で実感済み。
それに加えこのラブリーなサイズ。
ほんとイケメン。
ベドウィン・モバイラーを目指す自分にとって、「ひらくPCバッグmini」に続く大事なパートナーになりそうな予感がする。
「これをどう使うか」
使う前から妄想だけが広がっている。
実際のレビューは実際に使ってから書く予定だが、そもそも「かわるビジネスリュックって何?」という方も多いはずなので、まずはざっくり製品紹介を。
まず人に紹介した際もっとも強く反応されるのがここ。
一般的なリュックの荷物出し入れは「上」から。そうでなくてもサイドや前面というものが多いかと思うが、これは
「背開き」
ショルダーベルトがついている背中側がかぱっと全面に開く。
なので、まるでスーツケースのように、中身を隅々までクリアに見渡すことができ、かつ入れやすく整理しやすく取り出しやすい。
ノーマルサイズ版をここ数年旅行やイベント時などに愛用してきたが、荷物の出し入れにストレスがなく、一度これを使い始めると他の大容量リュックは使えなくなる。実際処分した。
そして実はこれ、2気室。
上部1/4ほどがメイン気室とは区切られている。
部屋の一角に作られた隠し部屋のような感じでもあるサブ気室。
ここへのアクセスはバッグ上部から。ぺらり蓋をめくるとファスナーが現れ、開けるとこんな感じ。
ここはカメラなど精密機器を入れる用途も想定されており、他とはまったく異なる柔らかく毛足もちょっと長めの黒い生地が使われている。ノーマルサイズ版はサイドに開口部があり筒状だったが、今回は上部・片サイドにまたがる長いファスナーでかぱっと開くようになった。
見えない場所に手を突っ込んでがさがさ探すのが苦手な自分としては、今回の構造はとてもうれしい。
製品ネーミングの「かわる」ひとつめはこれ。
メイン&サブの間の仕切りは可変で、メインだけを広く使いたい場合にはこの仕切りを潰してしまえばいい。わざわざ潰さなくても、メインにモノをたくさん入れれば自然とそうなる。
完全につぶすとこんな感じ。
スクエア形状はパッキングするにも非常に便利で、無駄なく隙間なく気持ちよくモノが入れられる。
自分にとってはこの「隙間なく」「気持ちよく」が結構大事。バイクのリアボックスをよくある曲線型ではなくアイリスオーヤマのホムセン箱にしているのもそれが理由だ。
メインを広げても、サブにもモノは入れられる。
一緒に入れてしまうと他のものが濡れてしまう冷やしたペットボトル飲料や、なるべくつぶしたくない食べ物など入れておくにも便利な場所だ。
蓋は角にマグネットがついていて、ぱたんと落とせば自然と吸着。
この蓋部分のおかげですっきりスタイリッシュな外観になっている。
やはり開口部は極力見えないほうが洗練されているよね。
メイン気室の蓋、つまり背中にあたる場所の裏側にも大きなポケットがある。
ひとまわり小さなサイズのmini版でも、A4クリアファイルが入れられる。ここは割と固めな作りなので、折れると困る書類など入れるのに便利。
通常のリュックでは意外にこういう場所がなく、結果ノートパソコンのソフトケースに契約書など入れて持ち歩く人が多いのだが、それはそれで、パソコン出し入れの時に落としたり、蛇腹にしてしまうリスクもあり危険だ。
パソコン・タブレットなどは外側の広い全面ポケットに。
さりげなくついている面ファスナーのベルトは、いちいち留めたりしなくても勝手にストッパー役を務めてくれる賢いやつだ。
お財布やティッシュなど入れておける上部ポケット。
下部ポケットは脇で開閉。
背中開きのメイン気室は、混んでいる電車の中で立ったままものを出し入れするのがちょっと難しいが、そういうシチュエーションで必要なものは自分の場合、読みかけの本くらい。なのでこのポケットがあれば全く不便はない。電車内でリュックを前に抱きかかえている時でも出し入れがしやすい。
今回のminiから新たに加わった、カニの下腹部のハカマみたいなところ。
最初見た時「新しい収納部?」と思ってしまったのだが、主目的はショルダーベルトを使わない時の格納庫だった。
これが2つめの「かわる」。
背負いスタイルがTPO的にちょっと気まずい場合には、脇に取り付けた取っ手を開放する。
2WAYリュックは多種でているが、ショルダーベルト隠そうが持ち方変えようが、そこにはどうしても「偽装」感がでてしまう。
ところがこの「かわるビジネスリュック」は、端正なまでにスクエアな形状で開口部も隠れているため、こうして持てば数秒前までリュックだったことを忘れるほど。
ショルダーベルト上部の付け根も、ノーマルサイズのものとはかなり違う。
可動域も広がり、一本だけで背負う時にも自然な角度で肩に食い込まず済みそうだ。
カニのハカマ部分も、薄いものだったら入る。
何気にここ、すごく便利な収容箇所なんじゃないだろうか。
冬なら手袋入れたりとか。
忘れちゃいけないこの部分。
ひらくPCバッグminiにも同じような作りの部分があるのだが、さっと持ち上げる時、ちょっと置き場所を変えたい時などに便利。
痒いところに手が届くような工夫とはこういうことを指すのだろうなと。
そんなわけで、まだ外界を知らない「かわるビジネスリュックmini」。
新型コロナ禍でここ半年間、私自身も外出する機会がほとんどなかったが、そろそろ再始動しようと思っている。
この「かわるビジネスリュックmini」に必要なものを過不足なく詰め込んで、訪れたことない場所に行き、新しい環境でいろいろな体験、挑戦もしてみたい。
さあ、どう使う?
使ってみてのレビューはまた別途。