部屋の換気タイミングもわかる「SwitchBot CO2センサー(二酸化炭素濃度計)」
SwitchBotから昨年発売された「SwitchBot CO2センサー(二酸化炭素濃度計)」。
クリスマスギフトとしていただいたので、早速使ってみた。
●SwitchBot CO2センサー(SwitchBot公式サイト)
実を言うと当初
「最近はカセットコンロでの鍋とかもやらないし、必要はないかな」
と思っていたんだけど、使い始めて数日で考えが変わった。
これ、いつも閉め切った部屋でデスクワークしている自分に必要なアイテムだった!
今住んでいる実家は、エアコンがリビングと親の寝室だった部屋にしかないので、寒いこの時期はリビングでパソコン作業している。
そのパソコンのディスプレイスタンドの足下にCO2センサーを置いている。
で、このCO2つまり二酸化炭素の濃度がかなり変化するのだ。窓や扉を開け閉めして空気が入れ替わった直後はそれほど高くないのに、その後エアコン付けて窓も開けずにずっと作業していると、じわじわと数値が上がっていく。
二酸化炭素濃度なんて今まで特に意識したこともなかったけど、単位は「ppm(parts per million)」。これは1立方メートル中に含まれる二酸化炭素の割合で、1ppmの時、1立方メートルの大気中に含まれる二酸化炭素の量は1立方センチメートルだそう。
室内の場合、1,000ppm以下が適正で、それを越えたら換気が必要とのこと。
詳しく知りたい方はこちらを。
●CO2濃度で換気の目安がわかる!上手な換気方法を解説します | 空気とWell-beingのAIR Lab.JOURNAL
CO2濃度が1,000ppmを超えると、知的活動(問題解決能力や意思決定能力)の低下が現れ始め、濃度が上がるにつれて心拍数や血圧に変化が生じ、息苦しさや頭痛、眠気、倦怠感などを感じたりするようになるといわれています。
今いる部屋は10畳だから、一人だけなら1,000ppmを越えることはまずないと思うけど、今まで6畳の閉め切った部屋にこもっていた時には、実はCO2濃度が基準値を超えていたのかも。
「なんか眠いなあ~」
ということが、エアコン付けっ放しの部屋で何度かあり、室温のせいでぼーっとしてきたのかと思っていたけど、今考えたら、換気してなくてCO2濃度が高くなっていただけかも。
今は900ppmを越えたら、一度扉や窓を開けて換気するようにしている。
立ち上がって身体を動かすせいもあると思うが、ちょっと気分スッキリする気がする。
換気はやっぱり大事なんだなと。
ちなみにサイズは手のひら程度。
下には気温と湿度も表示されている。
単三乾電池2本で約一年とのこと。
USBケーブルでの給電もできる。
もちろん、スマホアプリでも数値の確認ができる。
SwitchBotハブミニやハブ2があれば、遠隔の場所のCO2濃度もチェックできる。
見守りテック的には、離れて暮らす実家の親に「お母さん、なんかぼーっとしてない?二酸化炭素が溜まってるみたいだよ。一度ちょっと窓開けて換気して」と電話で伝えられる。
設定もいろいろ。
CO2濃度アラートの設定も変えられる。
デフォルトではなぜか「1000ppm以下/2000ppm以上」で通知する設定になっていたので、スライドを動かして「400ppm以下/1000ppm以上」に変更した。「逆回り」にして「1000ppm以上2000ppm以下」にしてもいいかも。
設定した値になると、本体が音と画面点滅で教えてくれる。
これからもしばらく、窓を開けずに生活する寒い季節が続く。
定期的な換気が必要と知っていても、実際にはそのタイミングを逸してしまうことが多い。だって寒いし。
家族でいる部屋や、一人でも長時間こもって作業している部屋などに1台、これがあると安心かもしれない。