背中から内部アクセス「かわるビジネスリュック」(2)細かいアイディアたっぷり
昨日発表となった「かわるビジネスリュック」。モニターとしてグレーのリュックを一個提供してもらい、昨日からの二泊三日都心キャンプに早速持参している。
背中部分がかぱっと開いて内部にアクセスできるのは、キャンプでは非常に便利。ビジネスリュックなんだけど、肩の食い込みもなくアウトドアでも十分使えるなあと実感中だ。
とはいえ、まだ利用体験レビューするには時間が短すぎるので、まずはどんな作りになっているのか、ざっくりレビューしたい。
●かわるビジネスリュックができるまで - スーパーコンシューマー
●かわるビジネスリュック - SUPER CLASSIC
写真の関係でかなり真黒に写っているが、私が提供してもらったのはグレー。
外側上部から見るとこんな感じ。
見える場所にはポケットなどなく、非常にすっきりしている。
開発ストーリーを見るとここもこだわりどころというか苦労したところのようだが、上部ポケットを覆う蓋は先端両側にマジックがついていて、ぱたんと倒せば自動的に本体とくっつく。
この状態で手を離せば、位置を合わせたりする必要もなくぴたっと閉じるのはなかなか快感だ。開けるのに力も不要だし、もちろんマジックテープの「びりびり」なんていう迷惑な音も発しない。
このポケット、何気に大きい。
自分だったらここ、お財布に手帳、あとスマホにティッシュなど入れるだろうか。右端の外側にU型の・・・名前なんていうんだろう、プラスチックの輪っかパーツがついているので、鍵などのチェーンをここにフックで取り付けられるようにすれば、落としてしまうこともなく安全だろう。
そのポケットのさらに内側はノートパソコンやタブレットパソコンを入れるスペースになっており、内側には柔らかいクッションのきいた布で覆われており、するっと抜け落ちてしまわないようマジックテープ付きのベルトも。
この短いベルト(確かいしたにさんはベロって言ってた気がする)は、自然に反対側の大き目のマジックテープにくっつくので、手間いらずだ。
もちろんこれだけじゃなく先ほど書いたマグネット付きの蓋もあるので簡単には落ちない。
今持っているバッグにも、ノートパソコン収納スペースがあるんだけど、どれもメイン部分の背中よりのところなので、荷物パンパンンに入れていると出し入れがしにくい。それほどスペースもないのでギューギュー押し込む形になる。
これはメイン部分とは完全に切りわかれた外側からの出し入れな上、かなり広いので(どのサイズのノートパソコンまで入るかは公式サイトをチェックしてほしい)、自分の小型のSurface Pro3などなんらストレスなく出し入れできる。それは荷物かなりパンパンに詰め込んでも、だ。
これは外側下部のポケット。
かなり広く、移動中に必要となりそうなものは全部ここでOK。本も入るし女性ならメイク直しに使うものなども入れられる。
上部のポケットもそうだが、中にあるものが見えやすいよう、内側は明るい水色になっているのだという。確かに見やすい。
そして普通のリュックとは大きく異なるところ。
内部メインスペースへのアクセスは、背中面だ。ショルダーストラップをちょっと持ち上げて開ける。
かぱっと前回にしてみたの図。
この写真だけ見たらおそらく、飛行機の機内に持ち込めるソフトキャリーバッグか何かだと思うだろう。
背負えて体負担が軽いリュックだが、最大の課題は「下からモノを詰めていくため、上から中が見にくい/取り出しにくい」点だ。
このように全開になることで、その課題はなくなる。
「でも背面から開けるより外側からのほうがいいのでは?」
と思うかもしれない。
そういうバッグも見たことあるのだが、フタとなる部分にポケットがついていて、そこに財布やデジカメやスマホなど重量あるものを入れてしまうと使いにくそうで辞めた。
背中部分は少し硬めのクッションも入っているのでへなっとなってしまうこともなく、開け閉めしやすい。
そしてポイントがここ。
写真だけだと説明が難しいのだが、実はこのリュック、可変式2気室になっている。つまりメインスペースが2つにわかれている。
先ほどの写真のぽこっと盛り上がっている部分、全体スペースの1/4くらいだろうか、そこはサイドのファスナーを開けてアクセスする。
例えば水滴がつくペットボトルや雨具など入れておくのにいいだろう。もしくは移動中にさっと取り出したいものを入れておくでも。
カメラや外付けバッテリーやPCアクセサリーを入れる人もいるだろうし、お弁当をここというのも考えられる。ちなみに背負った時に最上部にくる部分なので、他の荷物の重さで潰されてしまうことはない。
私も可変式2気室の25Lリュックを使っているが、それは下部と上部の間の仕切りとなるものをファスナーで開け閉めしてスイッチするのだが、正直それがちょっと面倒で、「2つに分けたいなあ」と思う場合(濡れた雨具やサンダルを入れたい場合など)でも、1気室のまま使ってしまったりする。
これはそういうスイッチ方法ではない。ぽこっと出っ張っているところを上から潰してしまえばいいだけ。
こんな風に。全部潰してもいいし、取り出し口のあたりにカメラ一個入れられるスペースだけ残して平らにするという方法もある。
全部潰せば、この四角いスペース、結構ものが入れられるし整理もしやすい。ほんと小型のソフトキャリーバッグのようだ。
こだわり部分のもうひとつ、横にして手提げバッグとして使う際の「取っ手」。
よく2WAYバッグで、使ってない取っ手が脇でぶらぶらなんてのもある。これはそんな恰好悪いことにはなっておらず、マジックテープ付きのベルトで固定されている。
もうひとつ。背面部分の中央にこんなベルトが。これ普段はぴたっとくっついているのだが、引っ張り出せば、横にして、スーツケース・キャリーバッグのキャリー部分に通して合体させることができる。
出張の時などは便利だろう。これと30~40Lくらいの小型スーツケースがあれば大体の荷物は入ると思うし、出張先では「かわるビジネスリュック」だけで用は済む。
以上、キャンプ場で書いているので非常にざっくりした内容だが、「かわるビジネスリュック」の主だった部分を紹介させてもらった。
詳細や使ってみての所感はまた別途。
●かわるビジネスリュックができるまで - スーパーコンシューマー
●かわるビジネスリュック - SUPER CLASSIC