「ルネサンス棚倉」ワーケーション体験モニターツアー(3)長期滞在も可能なメゾネットタイプの部屋
敷地内には宿泊棟が4棟ある。
ホテルと新館、そして私たちが今回体験宿泊したコテージ棟が2棟。コテージ棟は外廊下の長い二階建ての建物だ。
今回、その両端にある定員4人の「メゾネットタイプ」を利用したのだが、やや年季も感じる建物外観のイメージで入室すると驚くので、写真だけでも見てほしい。
キッチン付きで長期滞在もできるメゾネットタイプ
メゾネットとは、室内に階段があり2階以上にまたがった物件のこと。
室内の廊下を進んで一歩踏み込むと・・・
驚きの広さ!
ソファが置かれたリビングエリアとテーブルのあるダイニングエリアがあり、キッチンには大型冷蔵庫やオーブン電子レンジも。大型液晶テレビはSONYのBRAVIAだ。
そして階段をあがってゆくと・・・
寝室が2部屋。
それぞれベッドが2台ずつ設置されており、こちらにも同じくBRAVIAが一台ずつ。
洗面所とトイレは1階・2階にそれぞれひとつずつあり、2階はさらにバスルームもついている。
「暮らせちゃう!」
「これは長期滞在の合宿がしたい」
想像をはるかに超える広さと充実設備の部屋に歓声があがった。
テーブルも大きいので、パソコン作業もスペースを贅沢に使ってゆったり作業できる。吹き抜けで天井が高いのも開放感につながる。
1日目は女性2人でテーブル1個ずつ使って作業していたが、2日目は部屋移動の関係でもうひとり男性が加わったが、3人でも全く密にはならず仕事ができる。
その様子、どんな感じかというと・・・
距離保ちながらパソコン作業に集中できる環境
3人の場合はこんな感じだ。
ダイニングテーブルは、互い違いになるように二人。
もうひとりがリビングのテーブルを使っている。
こちらも大きめのテーブルなので、もう一人増えても問題はない。
初日は、もうひとつのメゾネットタイプの部屋を男性3人が利用していた。
2人が一階のダイニングテーブルで距離を保って対面ミーティングを行い、もう1人が寝室でZOOMを使った客先との打ち合わせ。
建物の防音も割としっかりしていて、一階と二階で声が響いてしまうこともなく、またダイニングから玄関までの間には廊下もあり、室内の声が外の通路まで響き渡るようなこともない。
チェックインして部屋に入った1日目の夕方から3日目のお昼少し前まで部屋でパソコン作業を行ったが、いつになく集中できた。
理由はいくつかある。
- 気を散らす余計なものが一切ない非日常空間
- とにかく静か/聞こえるのは鳥のさえずり程度
- 真剣に仕事している(←多分)他メンバーの存在
さらにルネサンス棚倉の立地も非常にいい。
「ちょっと買い物に行ってくる」というには、最寄りセブンイレブンまでは距離がある。
仕事からちょっと離れようかと思えば森林浴コースなど、敷地内の散策になるのだが、アップダウンもあり程よい運動となり、また自然の中を歩いていると気分リフレッシュするし、アイディアも整理されてくる。
夜は夕食の後、ソーシャルディスタンスを保ちマスク歓談タイム。三人とも昨年春から長い間、誰かと一緒に仕事をしたり話をするという機会がなかったので、なかなか新鮮。
近況報告に始まり、仕事スタイルのこと、今後取り組んでみたい事業プランなど、短時間だけどいろいろな話ができ、有意義な情報・アイディア交換もできた。
もちろん新型コロナ感染リスクを冒してまでやることではないが、手洗いや換気などにも十分気を付け、食事中はしゃべらず、会話の時は距離を保ってマスクを装着し大声はださない。飲酒宴会は控え、早めに寝て睡眠時間をたっぷり確保する。
基本をきちんと守れば、こうした複数人でのワーケーションもリスクはそれほど高くないと思っている。
ちなみにベッドも非常に寝心地がいい。
あまりに快適なので最終日パッドをめくってみたら、アスリートにも人気な東京西川の快眠マットレス「Air」シリーズだった。そりゃ朝までぐっすりなはずだ。
一品一品丁寧に作られたディナーに大満足の夜
夕食は向かい合わせにならない配置で。
社員研修やスポーツ合宿によく使われる施設という先入観があったので、正直、食事はあまり期待をしていなかったんだけど、それは大きな誤解だった。
一品一品、手の込んだお料理の数々。
どれも美味しく、季節感じられる食材とデコレーション。
とろけるような刺身。
釜炊きのご飯も、かなり量あったが全部平らげてしまったほど。
デザートは地元特産の甘いいちご。
朝食はバイキング。
今回は「ワーケーション」と言いながら、作業に集中したかったこともあり私は周辺観光しなかったが、棚倉町にはお濠もそのまま残った城址公園など、観光スポットもいろいろある。
ナビを兼ねた観光案内アプリもリリースされているので、レンタサイクルを使って散策してもいいだろう。ルネサンス棚倉のクラブハウスにも、棚倉町や周辺エリアの観光パンフレットがずらり並んでいた。
お土産、もしくは滞在中のおやつとして是非買っていただきたいのが「おばけせんべい」。1枚がかなり大きなサイズのふわふわした米菓でなぜだか止まらなくなる。相当な量入っているのだが一気に食べてしまい「もう1袋買ってくればよかった」と後悔したほどだ。
少々長くなってしまったが、2泊3日のルネサンス棚倉ワーケーション体験モニターツアーのレポートは以上。個人的にも、サイト作り合宿や研修などでの利用をいつか企画してみたい場所だった。