スーパーカブ乗りのためのLINEスタンプを作成
2020年の最後に取り組んでいたのは、LINEスタンプ作成。
去年「1か月チャレンジ」でイラストレーターが使えるようになり、その後簡単なLINEスタンプを作成。「次は赤クロスカブをイラストにして、ツーリング用のLINEスタンプを作ろう」と思ってTO DO LISTに入れていたのに、つい後回しにしていたのを、一年の最後の最後に着手。
無事年内にリリースできた。
下絵はアナログに鉛筆デッサンから。
PCでホンダ公式サイトなどの写真を見ながらスケッチした。
まずはオーナー人口も多いスーパーカブで。
自分が乗っているクロスカブ2013年型と違い、ヘッドライトが車体に埋め込まれている。
バックミラーも丸くて、イラストにするところんとした感じがかわいい。
鉛筆で下書きしたものを、別の紙に一度書き写しペンでなぞって清書。
それをスマホで撮影してパソコンに送り、イラストレーターで読み込む。
次にマウスを使い、下絵をなぞっていく。
後で色塗りする関係もあり、ラインだけでなく各パーツごとに閉じた図にする。タイヤやバックミラーは円作成機能を使ってもいいんだけど、手描きのほうが味わいあるかなと思い、あえて歪みを残した。
最後に色塗り。
これは2年前に発売された60周年アニバーサリーの赤だ。
受注生産モデルにもかかわらず結構見かけるし、自分の周りでも乗っている人が多い。特にスーパーカブ愛好者たちが買っていることもあり、LINEスタンプにしたらカブ愛強いオーナーさん達に使ってもらえるかなと。
●「スーパーカブ50・60周年アニバーサリー」「スーパーカブ110・60周年アニバーサリー」を限定発売
他の角度からのイラストも同じく鉛筆書き→ペン清書で作成。
ハンドル付け根部分のでっぱりを強調したほうがかわいいことに気付いたので、最初に作成したイラストもイラレ上で修正してそろえることに。
一番気に入っているのが、正面からのこの一枚。
尻尾もちょろりと。
「集合!」というLINEスタンプを作ろうと3つのイラストを並べる作業をしている時、縮小前のものが貼りついてドアップに。
これもなんかかわいいぞということで、急遽LINEスタンプで「呼んだ?」を作った。
イラストレーターはまだ初心者の域を脱しておらず、苦手だったベジェ曲線はスーパーカブイラストを描きながらかなり慣れてきたものの、「アートボードってどう使うもの?」「テキストの加工ってどうすりゃいいの?」がよくわからなかったので、この本を再読。
実践しながら慣れるのが一番だけど、同時にやはり本から得られる知識も大事。
それまで文字を自由に配置するため、文字数分だけテキストボックスを作っていたのに、この「文字タッチツール」を知ったおかげで作業は一気に楽で効率的になった。
最後は1000本ノック状態で根気勝負の作業となったが、なんとか24個のイラストを作成し、「LINE Creators Market」でLINEスタンプ登録申請。12月28日12時55分に申請し、15時44分には審査完了し承認が下りた。年末営業終盤だったろうにあまりのスピーディーさにびっくり。
ちなみにこの時気付いたんだけど、夏に練習兼ねて作ったうさぎスタンプは、承認下りたもののリリースし忘れ公開前だった。なのでこの赤い小型バイクLINEスタンプが、私にとっては第一号LINEスタンプだ。
次に色違いを作ろうと思い、イラストレーターのAIファイルをまとめて色変更する方法はないのかと調べ始めて気付いた。
スタンプの絵柄一個ずつを別々のAIファイルにして進めていた自分の作業方法は間違っていた。正しいのは、ひとつのAIファイルの中にスタンプの数分だけアートボードを作成し、そこにイラストを作って一括でPNGファイルに書き出すという手順。
早速やってみた。
このほうが他のイラスト見ながら修正もできるし、パーツの貸し借りもできるし、色も揃えられる。しかも・・・
一括で色変換!!!
なんて便利!
ちなみにこれは、去年発売された「天気の子」特別モデル。
SSTR参加時に初めて実物見たけど、すごくきれいな色だった。
赤以外に人気4色を作り、こちらも翌29日にLINEスタンプ申請。
同じ絵柄で色だけ違うのだと却下されちゃうかなと心配だったけど、その日のうちにすべて承認された。
●深緑色の小型バイクでツーリング
●青い小型バイクでツーリング
●ベージュ色の小型バイクでツーリング
●ピンク色の小型バイクでツーリング
お世話になったカブ乗りの方数人にLINEスタンプ進呈し、それ以外に買ってくれた方もいて、さっそく管理画面で利用状況なども確認できるようになった。
自分が描いたイラストをLINEアプリ上で初めて見た時にはもう興奮。
花粉症なんですマスクゴム判と一緒で、これがもの作りの楽しさなんだろう。
ちなみにLINEスタンプ作りで非常に参考になった記事はこちら。
これだけ読めば多分作れる。
●【自作】LINEスタンプの作り方【絵を描く、写真加工、アニメーション】 | イラスト・マンガ描き方ナビ
これは年末最終日に図書館でたまたま見つけて借りた本。
LINEスタンプ作成はネット上の情報だけでも十分作れるが、ベテラン制作者のインタビューは非常に面白く、申請却下にならないための注意事項などもたくさん書かれていて、事後だが参考になった。
今年LINEスタンプ作りに挑戦してみたい方は、キックオフにもなると思うので読んでみてもいいと思う。