背面から内部アクセス「かわるビジネスリュック」(1)製品発表会
「かわるビジネスリュック」製品発表会に参加してきた。
こうした製品発表会に顔を出すのは久しぶりなのだが、バックパッカーな自分にとって「使いやすいリュック探し」はもはやライフワークの一部。大ヒットした「ひらくPCバッグ」を開発したいしたにさん&スーパーコンシューマーの人たちに、リュック背負って全世界を飛び回る「旅するプロブロガー」コグレさんが加わったこのプロジェクトには以前から非常に興味があった。
その開発ストーリーももう一度すべて読み直してから会場へと向かった。
リュックとしては非常に角ばったフォルム。余計なボタンも装飾もないすっきりした前面のデザインはスタイリッシュで好み。
スポーツリュックではなく、通勤・営業などビジネスシーンでの利用が前提なので、背負うだけでなく横にして取っ手を握って持つこともできる。
他のバッグと比べ、開発日数が半端なく長い。
その過程は、上の「理想のリュックができるまで」に書かれているが、工場から何度もサンプルあげてもらえど、背負った時の感触などなかなか満足いくものができあがらない過程、さらには天地ひっくり返る倒産騒ぎまで、まるでドラマだ。
ちなみにこの中で私が使っているのは、2月に購入した「ひらくPCバッグミニ」だ。この製品の販売ページの写真が、見方によってはリュックのように見えなくもなく一部の人に誤解を生じさせていた。
「これで背負えたらいいのに~」
ミニ発表後、いしたにさんにそう話す人が自分以外にも何人かいたが、そのたびいしたにさんがこう答えていた。
「リュックは、全然別物なのよ」
この開発ストーリーを読むとその理由がよくわかる。ショルダーベルトを2本つけて腕を通せるようにすればいいだけではない。
モノづくりって本当にすごいことなんだなあ。
この中谷さんはその開発ストーリーサイトのコンテンツを担当した方。あまりに長期に渡ったプロジェクト。本当に製品になるのかどうか最後までわからなかった話、長すぎてメンバーが自分の発言すら忘れてしまい、自分の過去アイディアにダメだししていた様子など語り、会場中を大爆笑させていた。
機能面などは、公式サイトを見ていただいたほうがわかりやすいので省略するが、可動する2気室のところの作りはじめ、「これは便利かも!!!」とうなるアイディアがいくつも盛り込まれている。
個人的には
・可動する2気室の作り込み
・外側についていて非常に広々したPCポケット
・背面からの内部アクセス
この3つが非常に魅力的だった。
リュックは割といろいろチェックしており、気になるものがあると実物置いてある店舗にいって見て触ってる自分だが、斬新な作りだなと思うところが非常に多い。
容量たっぷり。
・・・と思ったが、聞いたところ「20L」と言われてびっくり。
いやいやこれで20Lのはずないでしょ、私の持ってる25Lのモンベルのデイパックより確実にモノたっぷり入りますよ!!!
と思わず大声をあげてしまったが、砂袋を入れる方法・表面積などから体積計算する方法どちらでやってもそんなものなのだと。
やはりスーツケース同様の四角い形状ゆえなのだろう。
20Lという数字以上に確実にモノは入ると思う。
このあたりは、別途自分で試してみたい。
色は2色で、ブラックとグレー。
色の違いだけでなく、素材感もかなり違うので、都内にお住まいの方は可能なら表参道にある店舗に見に行き、触って確認したほうがいいと思う。
やはり開発者の背中にはぴったりフィット。
自分が欲しいものを自分で作るというコンセプトを、背負ってるコグレさん見て強く感じた。
個人的な好みはグレー。
ブラックも素敵だが、身長156㎝の女性の自分が、この形と大きさでブラックだと、ちょっと圧迫感がありすぎるような気もしたので。
グレーは上品で、布っぽい質感もありやさしい印象。
横にした際の取っ手は、このマジックテープ付きのベルトで固定されている。こういうの大事。2WAY・3WAYのバッグのほとんどは、背負っている時これが脇でぶらぶらしていて格好悪いので。
外部からはその入口も見えなくしてあるが、サイドに大きなファスナーポケットも。
会場の一角に置いてあった、開発途中のサンプルの一部。試行錯誤した3年半の記憶でもある。
女性が背負ってみたの図。
女性の場合「ちと大きい/厚い」と感じる人と、「これなら許容範囲内」と感じる人にきっぱりわかれるだろう。上辺も角ばっているのでそのあたりが特に厚みを感じるかもしれない。
黒くてちょっとわかりにくいかもしれないが、このリュック、スーツケースのキャリー部分に装着ができる。
反対側から見るとこんな感じ。
どういう作りで合体するのかは、公式サイトを見てほしい。
電車で腰かけた時、前に抱きかかえる形になるだろう。
横向きで抱いた時と縦方向に抱いた時。
スーツで片肩背負い。
大きなポケットがたくさんついているリュックと違い、秋葉原系っぽさがなくお洒落。
製品発表会に参加した私も、モニターとして1つ提供を受けてしまった。プレゼン聞きながら買おうと決めていた製品なだけに非常にうれしい。
そんなわけで、実際に使い勝手どうか、モノがどの程度入るのか、女性が背負うとどんな感じなのか・・・などなど、今後じわじわ報告していきます。
以下、写真だけ貼りつけておく