• 広告を利用しています/紹介製品の価格・スペックは記事作成時点のものです

メールの心得とお作法

写真おととい届いて、その日のうちに「一気読み」してしまった。
「他人の本読んでる暇があったら・・・やることあるんじゃないですか」と、二人くらいに言われてしまいそうな状況なのだが、届いた本の目次をぱらぱらと見ていたら、止められなくなったというのが本当のところだ。


ノウハウ本とかテク本とかでは全くない。
「メール道」という書名まさにそのもので、メールを通じてどう人と気心を通じさせ、一生続く縁を結んでゆくか。それが「心得」「作法」などとして書かれている。

うんうん・・・と、うなづきながら読んでゆく部分、「うっ」と耳が痛い話。メールの海を泳ぎながら(おぼれながら)日々暮らしている人であれば、付箋をつけたくなる場所がごろごろしているはず。書店で見かけたら、手にとって目次を開いてみてみてほしい。きっと納得するから。


メール道
久米 信行
発売日 2004/05/17

Amazonで詳しく見る4757101295
 
 


そういえば、
誰かがこんなことを言っていた。

自分達が入社した頃は、まだメールがなかった。だから顧客との会話は電話。受話器を持って話をしながら、斜め前の上司のにらむ顔が目に入り、気もそぞろに。受話器を置く。ばかやろぉ、一体何様のつもりだ。いえ、でも、さっき先輩に、これはお客さんの勘違いだからすぐ持ってきてもらうよう電話しろって言われて・・・。だからってお客さんと電話で話す時に、いきなり相手の間違いだと断定して話を進めるやつがいるか!・・・なぁんて、言葉遣いから内容、電話をかける時間帯まで、すごいチェックされたよな。一年目は、受話器を持ち上げるの、まじで怖かったもん。でも、二年目以降になると、不思議なくらいスムーズに電話をかけられるようになって、失敗もなくなって、後輩にアドバイスする立場になったけどね。

今の新人くんってさ、メールでお客さんとかとどんなコミュニケーションしているかわかんなくて怖いんだよね。たまにccで受け取ると、はっきりいってこっちが真っ青になるような文章だったりして、驚くよ。
メールはさぁ、ほんと密室の会話だから。ある意味、可哀想だよね。メール世代の子達って。

「メール道」の著者の久米氏は、以前自分もとてもお世話になった方。心から尊敬している。ちなみに、「メール道」というブログを、ここココログで展開している。

本&音楽の記事一覧