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一瞬で人間関係を作る技術 エマジェネティックス

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先日参加したセミナーでお話しさせていただいた方から本を献本いただきました。引きこもりの人もバリバリの営業マンも、中学生も大企業の社長も「人間関係」に悩み続けているもの。

特に日本では、本音ぶつけあうことが少なく、どんな相手ともとりあえず平和的で良好な関係を維持することが求められる傾向強く、実際の気持ちとのズレで苦しむことも多いような気がします。

「職場でどうも上司との関係がぎこちないんだよね」
「気を付けてるのに結局いつも同僚と衝突しちゃう」
「どうしてわかってもらえないかなあ・・・」

とぼやく機会多い方は、一度書店でこの本手に取って、中身をぱらぱら眺めてみるといいかもしれません。

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人間関係円滑化のための本はいろいろありますが、ここでは「どう行動するか」とか「相手を納得させる言い回し」的なことより、対象となる相手の「分析」に重点が置かれています。


エマジェネティックスの目的。
それは、自分や他人を正しく知ることです。

自分を知り、他人を知ることができれば、「自分はこう考えているけど、あの人はこう考えているんだな」ということが理解できるようになるでしょう。
すると、他人との接し方が変わり、人間関係がぐっと楽になります。


「なんでアイツはこんな簡単な真理もわからないんだ!」

そう怒りを感じることも多いと思いますが、
わからないのではなく、価値観などの違いにより「別の是」をだしているにすぎません。


正確は様々な要素で構成されていますが、1つの見方として、性格は「思考」「行動」「価値観」の3つの要素で成り立つものと考えてみましょう。
このうち、「価値観」は非常にあいまいなもので、これを科学的に分類したり測定したりするのは、非常に難しいと考えられます。
すると、残るのは「思考」と「行動」です。


エマジェネティックスの相手分析の特徴は、「思考スタイル」と「行動スタイル」という2軸を使っている点です。必ずしも人は、思考したとおりに行動するわけではない。別のものとして分析する必要があると、第一章では語られています。

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ここは書評ブログではありませんし、本の中身は本を読んで理解してもらうべきだと思うのであまり詳しくは書きませんが、具体事例も多く、いろいろ納得させられる一冊でした。

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あなたの「普通」と他人の「普通」は違う!

人間関係をスムーズにし、意見の食い違いも楽しめるようになるために一番必要なのは、きっとここの認識なんだろうなと思います。違うからこそ面白い。

自分と違う相手が、いったいどういう思考スタイル・行動スタイルの人なのかを言動や表情などから推察することを楽しめるようになったら、きっと今までストレスに感じていたことが一気に反転しそうですね。


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