小型バイク・クロスカブに「右サイドスタンド」を取り付ける
ご存知のように、バイクを停める時には一般的に「センタースタンド」か「サイドスタンド」を使う(サイドしかないバイクもある)。そして一般的にサイドスタンドは
「左側」
にある。
私はずっと「左側通行だからサイドスタンドも左側なのだろう」と思っていたのだが、アメリカやドイツの本国で走っているバイクも左側なんだそう。
そんなわけで、上の写真を見るとなにかムズムズするバイク乗りもいるようだ。というのも、右側のサイドスタンドを使って右に傾斜した状態で停車しているからだ。
実はこの右サイドスタンドは、後から自分で追加した。
もともとクロスカブには、右サイドスタンドが取り付けられる箇所が用意されている。
左右にサイドスタンドが装着されているハンターカブを意識したものなのだろうとか。
ただこの右サイドスタンド、HONDAから純正のものが発売されているのではなく、キタコの製品だ。私は2015年末にエンデュランス楽天市場店で4,200円で購入した。消費税と送料を加えると4,968円。
キタコ(KITACO) サイドスタンド(右側) クロスカブ 676-1436400
今はもっと安くなっている。
右サイドスタンドの取り付け個所は、フットブレーキとステップの根本部分の穴。
ここにボルトで留める。
元からあるパーツを外したりということが一切ないので、非力な女性の自分でも簡単作業。
よし、一瞬で完成!
・・・ではなく、これだとカパかパなので、
スプリングも取り付ける。
バイク側にもちゃんと、スプリングの一端を取り付ける箇所が用意されていた。
こちらは少し固めだったので力が必要となったが、力技でなんとか。
停めるとこんな感じ。
グリスを塗らなかったこともあり、最初しばらく使っていなかったらちょっと固まってしまったが、利用頻度があがってきたら全く問題なくスムーズに使えるようになった。
既に一年半以上使っているが安定性にも問題なく、純正の左サイドスタンドと同じように使えている。
これが通常の、左サイドスタンドを使っての停車。
右利きの人にとっては、バイクの左側から乗車するほうがスムーズだ。右足を持ち上げ、奥に伸ばした右手でバイクを起こすようにして乗車できるので。
また路肩停車時などは、道の左側に停めるので、車道側ではなく歩道側から乗り降りするほうが安全だ。
自分もほとんどの場合、左サイドスタンドを利用し、バイクの左側から乗り降りする。
ただ右側のサイドスタンドのほうが便利なこともある。
- 傾斜あり左サイドスタンドだと安定しない場合
- 左側に乗り降りするスペースがあまりない場合
- 左側が柔らかい砂地などでサイドスタンド立てられない時
などだ。
バイク停止直後は右側のマフラーが熱くなっているので、うっかり脇をすり抜けて歩いた子供の足がぶつかってしまわないよう、右側に倒しておいたほうが安全な場合もある。
この時は確か、左サイドスタンドを使って停めたら、ガードレールの台座ぎりぎりだったもので私が降りられなくなってしまい、それで右に変更した。
歩行者もおらず、車もバイクもほとんど走っていなかったので大丈夫かなと。
唯一不便なのは、右サイドスタンドを使って停車した場合は、右側から乗車することになるのだが、慣れていないこともあり、思いの他不安定になってしまうことだ。
なのでその場合は、乗車時に左サイドスタンドを出して一度左に倒し、左側から乗るようにしている。
キタコ(KITACO) サイドスタンド(右側) クロスカブ 676-1436400
左右両方にサイドスタンドがあると
何かと便利!
付けられるバイクは限られていると思うが、クロスカブ乗りの方だったら追加を強くおススメする。