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大宮盆栽美術館

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今年3月28日にオープンしたばかりの大宮盆栽美術館。
始まる前から結構な頻度でニュースに取り上げられていたので知っているという人も多いかもしれない。

●さいたま市大宮盆栽美術館公式サイト


「盆栽管理を委託していた業者が、超高級な盆栽を枯らした」
「税金で億単位の盆栽を購入!?」
「開館当日に、館長が辞意表明」


前日の懇親ディナーで挨拶をした館長は、あえて「無名より悪名」と言って会場を笑わせていたが、確かに地味~に静~かにオープンするより、テレビ・新聞でも騒がれて認知度急速アップさせたほうがいいのかもしれない。

決して交通の便がいい場所でもないと思うが(JR宇都宮線土呂駅から徒歩5分)、早くも来館1万人を超え、私たちが訪れた日も、雨天にもかかわらず、年齢層も幅広いお客さんが来場していた。

●盆栽美術館 館長騒動『PRに』 オープン25日、来館1万人(東京新聞)

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で、肝心の中身なんだけど、盆栽に全く興味ない自分でもかなり面白かったので、ちょいとでも盆栽とか和の美といったものも興味ある人だったら、充実した時間を過ごせる場所だと思う。

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展示は屋内と屋外。
屋内のものも、毎日外から運び入れ、何をどこにどう展示するか、しっかり企画を練って行われているとのこと。

季節によってどんどん姿を変えてゆく「生きた芸術」ゆえ、
通年固定展示というわけにはいかないらしい。

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美術館として、盆栽に関する研究も行ってゆくため、盆栽士のほか、学芸員も抱えており、グループで訪れる場合、事前に予約しておけば、解説つきで案内もしてもらえるそう。

どういう狙いでこの場所に展示されているのかとか、どこがこの盆栽のすごい部分なのかなど、知識ない人でも興味もたずにはいられない話がいっぱい飛び出してくる。

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もちろん、そうした解説なしでも、壁の展示を見ながら知識得て楽しく回れる。

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そしてこちらが、座敷飾りの一角。
これも今回はじめて知ったんだけど、和室には「草」「行」「真」の3種類があるということで(草書・行書などと絡めて説明をしてくれた)、それぞれの部屋に、それぞれあった盆栽や掛け軸が飾られていた。

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盆栽ではなく、「水石」が飾られた床の間も。

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迫力ある盆栽。
たしかこれが「巌(いわお)」という銘のものだったと思う。

屋内に展示されているものは定期的に変わってゆき、また季節によって枝ぶりも葉の色も違うので、来るたび新しい発見があるとのこと。ふむふむ。

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屋外も散策しながら間近で見て楽しめる。
生憎の雨だったが、露玉をたくさんつけた松の葉などは、それはそれでとってもきれいだった。

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通年それぞれ見頃があるのだろうが、
新緑が美しい4月から5月にかけても、盆栽鑑賞が旬な時期のようだ。

確かにどれも、柔らかくて初々しくて、葉が薫ってきそうな雰囲気。


・・・それにしても。
最後までどうしても違和感がぬぐえなかったことがひとつ。


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こんな風に、誰でもさわれちゃう場所に(さわっちゃダメです、もちろん)置かれているのってどうよ・・・


1億円もする盆栽が!!!


いや~、盆栽の価値は自分なんかにはわからなけど、わからないだけに、数千万~億単位のものが、普通~にお庭で雨ざらしになっているということが、なんとも不思議で不思議で・・・。

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心穏やかに鑑賞・・・というよりは、何かどぎまぎしながら見てしまってました。

マンション買えちゃうよな盆栽を、こんな間近で眺められることは滅多にないと思うので、行ってみる価値はあると思う。

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入り口近くにはおみやげ売り場も。
美術館のスタッフ(学芸員や盆栽士の方)も着ている「盆美(ぼんび)」と書かれたTシャツが人気だそうです。

そうそう、トイレも行ってみてください。

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とってもかわいいのが飾られていて、
このくらいの、うちにも置きたい!と思っちゃいますので♪


●さいたま市大宮盆栽美術館公式サイト

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