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黒部アルペンルート「弥陀ヶ原」(後編)

写真そして、弥陀ヶ原に到着。
ここは標高1,930m。結構な高さだ。

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途中のバスの中からもずっと見えていたんだけど、紅葉しはじめの山は、それはそれできれいだ。赤や黄色にほんのりと色づき始めていて、山全体が暖かい、ふわふわとした色合いになっている。

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そしてその奥には、立山連峰のとがった峰が連なっている。
前に白馬岳に登ったことがあるんだけど、あの時は、ああいう場所をあるいていたんだよなあ(白馬岳もこのすぐ近く)。

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で、この写真はいきなり何?というと、
自分はいきなり、ホテルに入ってしまった。

まずは腹ごしらえ。

こういう高原リゾートのホテルは、ランチも高いだろうなあ・・・と思ったけど、

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本当に高かった。
でもまあ、他にコンビニも何もないので仕方ない。

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たっぷりおなかをふくらませてから、一周約1時間20分の散策コースへ。
雲もすごく近い。

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散策コースはきれいに整備されていて、板の道ができている。
すべらないようにか、でこぼこになっているので、足元を見ながら歩かないと、自分はすぐつまづいてしまう。ちょっと歩きにくかった。

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ケーブルカーやバスは混んでいたが、中途半端な「弥陀ヶ原」で降りるのは少数派だったため、散策の途中、たま~に休憩している人達とすれ違うくらい。中年夫婦できている人達が多かった。

仲よさそうな夫婦の姿はそれだけで絵になる。
個人的にはこういうの、胸にぐさっと刺さるんだけどね(うちは崩壊してしまったので)。

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ここは、特に起伏もない、かなり広い湿原状の高台。
正面にずっと雲を見ながら歩くというのは、なかなか新鮮だ。

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ここの名物「ガキ田」。
途中、何箇所にもあって、トンボがふわふわと飛んでいた。

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私は外側の、割と距離ある散策路をたどっていたのでほとんど人にあわなかったのだが、一回だけすれ違ったのが、散策路の一番奥でごろりと休憩していた二人組。

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ごろりと転がって新聞を読んでいた。
気持ちよさそう~!

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木の道には、バッタなどの姿がたくさん。
というか、ずっと足元をはね続けていたので、踏まないようにするのが大変なほどだった。

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昔、本当に「親子」だと思っていた背のりバッタも。
1時頃なので、太陽はほとんど真上からなのだが、やはりこちらだと逆光。

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反対側にまわってみたら、こんなにも違う写りになった。
(注:ここの写真は、すべてビデオ撮影したものの切り出しです)

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背のりのままで熊笹に飛び乗ったので、しつこく撮影。

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ついでなので、「マクロ」を使ってみると、肉眼で見るよりもクリアなものに。
ハイビジョンテレビで見たら、かなり迫力あるシーンになっているはずだ。

注:バッタと書いてましたが、多分イナゴです。おいしそうでした。

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名前がわからなかったけど、低いところに、濃いワインレッドのような色に染まった草がたくさん生えていた。

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ななかまどは、赤い実をつけ、葉っぱも半分くらい紅葉していた。

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黄葉していたのはミネカエデ。
遠くから見ても、太陽の光を受けて、きらきらと光っている。

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そして、ゆっくり1時間半くらいかけて歩き、出発地点に戻ってきた。
人もあまりおらず、ここで途中下車したのは正解だった。

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ふと見ると、雲がどんどんとあがってきて、山を埋め尽くしていた。
やはり、山に来る時は、がんばって早起きして、お昼過ぎくらいまでにきちんと散策しちゃうほうがいいんだな。

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バスの到着まで1時間ほど時間があったので、立山カルデラを見るコースに行ってみた。

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ここはずっとなだらかな登り道。
下半身強度「虚弱」な自分は少々息切れしたものの、15分ほどで到着した。

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立山カルデラ展望台。
どんな風景があるのかと思ったら、

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いきなり、広い広い谷間が目の前に広がっていてびっくり。先ほど散策していたコースとはまったく違う展望だ。ものすごい勢いで、小さな赤ちゃん雲が、山の斜面を駆け上って行く。中学校で習った「雲の発生」を思い出していた。

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底のほうには、もくもくうごめく雲が沈殿しているのだが、それもよく見ると、山の斜面に沿って少しずつ動いていた。

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展望台で飲もうと買ってきたコカコーラ。
場所のせいか、妙に炭酸がきつく感じられてしまい、飲むのがちょっとしんどかった。

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そして下りのバスへ。
家にいると、一瞬で2時とか3時になってしまうんだけど、こうして旅先にいると、半日はすごく長く、非常に充実している。

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そしてもう一度、ジェットコースターのようなケーブルカーへ。

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最後は電車で地鉄富山へ。
朝9時ちょっと前に出発して、戻ってきたのは16時過ぎ。

次はきっと、黒部ダムまで行ってみようと思う。

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