• 広告を利用しています/紹介製品の価格・スペックは記事作成時点のものです

KTX(韓国高速鉄道)に乗って釜山へ

写真ソウル市内を4日間とも散策するか、それとも郊外の街に足を伸ばすか、韓国到着後もずっと考えていた。

春川(チュンチョン)も面白そうだなあ。
でも冬ソナファンの日本人がまだたくさんいるのかな?それ目当ての悪質ガイドもはびこっていると聞くし・・・。いっそスキー場なんかがあるリゾートに行ってみようか。でも寒いし、片道だけで相当時間がかかるぞ。

結局、韓国第二の都市、釜山に行くことにした。
KTX、日本で言うところの新幹線に乗れば2時間40分で着くことがわかったためだ。移動時間はもったいないけど、韓国の北西にあるソウルから南東の角にある釜山まで、韓国を斜めに横断する形になる。車窓風景も楽しめるだろう。

写真

KTX開業は2004年、その前年に新しく立て替えられたソウル駅はまるで空港のようなきれいさ。前回、北朝鮮国境の町に行こうと京義線に乗った際に訪れたのが最初だが、「ちゃんとチケット買えるかな?」という不安は杞憂で、特に何も問題なく窓口で買えた。

写真

窓口はたくさんあって、大部分に「今日票」と書かれていたのでそこに並んだ。
上には電光掲示板があり、見ると、10:30に釜山行きのKTX51号がある。それに乗りたい。

「プサン ケーティーエックス」といって指を一本立てて一人分であることを伝える。

「テン・サーティー」

「OK」

金額は窓口内のレジ(?)に映し出されたので、聞き取りできなくても大丈夫だった。42,600ウォン(約4,260円)だ。新幹線という頭があったのでもっと高いと思っていたのだが、安かった。

※面倒なので1ウォン10円で計算しちゃっています

外国人旅行者ということで、「KTXです」「時間は10:30ですよ」などと英語で簡単に説明してくれながら、赤ボールペンで丸をつけてゆく。

写真

ハングルで書かれてしまっているが、まあ残りの「14なんちゃら4Aなんちゃら」というところが、14号車4A座席ということなのだろう。プサン到着は13:19だ。

写真

これが、チケット売り場からエスカレーターで中二階状態のところにあがったところにある、KTXの改札。前回ちょっと戸惑ったことなのだが、改札はいつでも空いているわけではなく、電車が入線すると、その乗車券を持っている人だけが改札をくぐれるようになっているみたいだ(確認はしていないけど、前に近くにいたおばさんが何度チケットを入れても通貨できず、駅員さんに「あなたの電車はまだ入線していないから・・・」みたいなことを言われていたようだった)。

写真右手の待合スペースにたくさんの人が待っている姿が写っているが、この人立ちは自分と同じKTX51号の乗車券を持った人たちだ。なんとなく、飛行場の「搭乗開始」に似ている。

写真

「搭乗」が始まり、エスカレーターで降りてゆくと電車が入線していた。ガイドブックで「高速走行のため車体事態が小さく」造られているとあったが、本当にこぶりでびっくり。これで本当に時速300kmがでるのか???普通の特急電車みたいだ。

写真

制服姿の女性乗務員がお出迎え。

写真

車体の形が面白い。
どこか飛行機ちっくな印象も受ける。

写真

両側2席で、車内もシンプルな作り。
特に狭いとも広いとも思わなかったが、特別仕様を期待してしまっていたのでちょっとだけがっかり。
ちなみにこの座席、車体の真ん中あたりで向きが反対側になる。なので中央の人のみ、向かい合わせのボックスシートのような形になるのだ。こんな配列は初体験。

写真

イヤフォンの差込口と、ボリューム・チャネル変更ボタンがついている。どこかにイヤフォンもあったのだろうか?それとも乗員に言うと貸してくれたのだろうか?

写真

前の座席の背もたれ部分についているプラスチックの板を引き出すとテーブルになる。足乗せもついている。

写真

そして次々と聞いたことのある都市を通り過ぎてゆく。
これは大田(デジョン)。韓国のIT系ベンチャーも多数集まっているところだ。以前、仕事の関係でここのレポートを読んだことがある(大徳バレーネットワーク(大田広域市の公式サイト)

写真

のどかのな水郷地帯も広がっている。
山がもう少し低くてなだらかだったら、自分の地元(千葉の利根川下流域)風景ともよく似ている。刈り取った水田風景など、海外にいるということを忘れそうだ。

写真

釜山に到着。

写真

駅の雰囲気はソウルとあまり変わらない。寒さもほとんど違いがなかった。

写真

念のため、帰りの時刻表をデジカメで撮影(液晶内で拡大表示できるので、メモ代わりによく使っています)。ソウルへの最終は、KTXで20:30だ。19時台に2本あるから、これのどちらかに乗ってソウルに戻ればよさそげ。ということで、6時間ほど釜山観光できる。十分だ。

写真

釜山駅もガラス張りの真新しい駅舎だった。
地下鉄駅へは建物内では接続しておらず、駅前広場を通り抜けて、通りまで来たところに地下に潜る入り口があった。

KTX釜山への旅は以上。
特に鉄道が好きとかはないけど、電車でとことこ移動するのも楽しい。

旅行の記事一覧