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カシュガルの日曜バザール

写真腹がへってはバザール歩きができない・・・というか、空腹で歩くと屋台群にひきよせられて過剰な食べ歩きをしちゃいそうなので、先に食堂に入って朝食をとることに。

これは、店頭で皮から作りせいろでむした包子(たぶん)。なかはかなり粗く刻んだ羊の肉やたまねぎなど。肉汁がたっぷりで、食べている間にこぼれ、下のナンにそれがしみこんでいく。

ナンの塩味と肉汁がまた合うんだな!

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店頭では、おじいさんが「1個!2個!3個!4個!5個!なんとかなんとか!」みたいな感じで、張りのある声をあげながら、蒸しあがった包子をナンの上に乗せていた。

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気になったのが、ザクロのジュース。
ザクロはあちこちで山積みで売られていたが、ここではその場でしぼって小さなコップでだしてくれる。結局、飲みそびれてしまったんだけど。。。

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常設(?)のほうの市場も非常に賑やかで歩いていてわくわくする場所だった。

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香辛料売りのお店には、なぜかひょうたんがいっぱいつりさげられている。

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「きゅう けい しつ」と書かれた、
日本人しか入っていかなそうなお土産物売り場。

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ちょっと観察してないと、誰がそのお店の人かよくわからない。
実は10代の少年が店番していたりもするので。

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通り沿いにもたくさんの露店が並び、すごい人混みに。
このあたりの風景が、日曜バザールならではなのかも。

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野菜なども大量に買い込んで運んでいる人たちがいる。
日曜日は、家族そろっての買い出し日なのか。

そして、胃は強いんだけど、気管が弱い自分。
マスク必要だ~というような埃。口の中が砂と埃でざらつく気がした。

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で、デジカメはいいんだけど、ビデオ撮影が危険なのは、うっかりすると足元に注意がいかなくなり、思わず↑のようなものを踏んでしまいそうになること。

(画像クリックすると拡大しますが、別にしなくてもいいと思いますよ)

フレッシュなものじゃなく、乾燥したものはもう避けようがない。
乾燥したものは、細かな塵と一緒に舞い上がっていて、きっとそんなのもいっぱい吸い込んでいるんだろうなあ・・・。

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こっちが駐車場。

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こっちは駐“馬”場。
まちがいなく、こっちのほうが広い。

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ちゃんと手綱を結わくところが用意されていて、強い日差しを正面から受けながら、みなじっと静かに待機している。

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酷使されていそうなロバ達に同情してしまったが、それでも順番待ち状態のこの子たちに比べたらいいのかな。

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こっちでは羊一頭の解体中。
露店の生肉売り、ああ見えてお肉はすごく鮮度がいいらしい。

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そのすぐ近くには、たくさんのビリヤード台が置かれていた。

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細い川の向こうには、高台にびっしり家が立ち並んでいる。
地図にも「高台民居」(たしか)などと記載され、人民路からも見える一角だ。

基本的に、大通りの両脇は新しい近代的なビルで埋め尽くされてしまっているので、昔ながらのウイグル人の居住区が大通りから見えるのは珍しかった。

橋をわたれば、中に入れそうだ。
行ってみようか。

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近づいてみてびっくり。
かなり味のある橋。

細いのはいいとして、中間あたりは斜めに傾いている。
人とすれ違う勇気がなかったので、大量のまきを背負った男性の後をちょくちょことくっついて渡った。

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日曜バザールのエリアとは、川はさんでわずかの場所なのだが、
こちらは対照的に静かだった。

河原につながれている馬やロバの鳴き声が遠くから聞こえてくる。

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通りにも人の姿はあまりなく、
帽子をかぶったウイグル人男性が前を歩いているだけ。

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れんがを積み上げた塀や家が立ち並ぶ埃っぽいエリアだが、扉はかなり立派。

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丘のようになっているエリアで、
坂や階段で上のほうにあがってゆくようになっている。

子供たちや女の人の姿が見えたけど、さすがに普通に生活しているエリアだと思うので、そこから先は踏み込むのを控えた。

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どんな感じなのか、興味はありつつ。

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その居住区から垣根を越えると、そこには大きな池がある公園。

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カップルが点在する公園を足早に抜けると、そこは街の中心を東西に走るメインストリート、人民路。この人民路から南側は漢族が多く住むエリアとのことで、高層の新しい建物もたくさん。本当に映画のセットの中を歩いているような不思議な気分にもなる。

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ところで、「肺科」はわかる。
(新疆エリアの町には、中心部に大きな結核病院があるところが多かった)

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「生育生殖健康●科」って、産婦人科を含む診療科のことかな?

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そしてまたホテル移動。
今度のところは、中に外国人ツーリストのためのカフェがあるためか、外国人観光客がこれまでで一番多く滞在しているところだった。

(日本人が2,3人で話している場面にも遭遇)

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ホテル入口にはメッセージボード。
まるでバックパッカー御用達のドミトリーみたい。
(実際には、★★★ホテルです)

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日本人のメッセージも。
ここからチベットに向かう人も結構いるんだな。
(どういう経路でラサ入りするのか、ぜんぜんわかってないんだけど)

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そして本屋さんへ。
海外に来て、雑誌コーナーとか料理本コーナーとか見るのは結構面白い。

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どの町の本屋さんに行っても、かなりのコーナーを教科書や小中学生向けの勉強の本が占めていた。特に、ウイグル人の小学生向けの漢語の教科書や教材が多い。漢字の練習帳などもあった。

ウイグル人にとって、第一言語はウイグル語、第二言語は漢語。
そりゃ、英語が通じないわけさね。

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お昼ご飯は、きれいなアーケード街の奥にあった食堂で。

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前に食べたのと味付けが違うんだけど、
この茄子の炒め物もおいしかった。

奥で、お店の主人と奥さんらしい人が話をしている。
どうやら、韓国人か日本人かで意見がわかれているらしい。

「我是日本人(ウォ・シー・リーベンレン)」

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ほらやっぱり!という顔の奥さんに軍配があがったらしい。

> 続く

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