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おいしいかわいい料理写真の撮り方

先日開催した燻製ナイトでお会いした出版社の方から、こんな素敵な本をいただいてしまい、なにやら突如、料理写真熱がメラメラ。


おいしいかわいい料理写真の撮り方 (手持ちのカメラとスマホで撮れるフードスタイリングと撮影の本)

スマホで日常的に撮られている写真でもっとも多いのは、料理写真じゃないだろうか。
インスタグラム・Facebookでも毎日、ランチやディナー、あるいはカフェタイムのケーキ写真などが激流のごとく流れてきて、しずる感たっぷりの写真に魅せられてついついコンビニに何か買いにいってしまったことも。

「この人、本当に料理写真撮るの上手だなあ」

と思う人もいる。
そういう写真には当然、インスタグラムでもFacebookでも「いいね!」が多く集まり、「美味しそう」「いいなあ」のコメントもたくさん。

あんな写真撮れたらいいなと思いつつ、何をどうしたら同じような魅せる料理写真が撮れるのかわからない・・・。そんな方にこの本、強くお勧めする。

著者は2人

  • 料理専門の写真教室も主宰するカメラマンの佐藤朗氏
  • フードスタイリスト・フードコーディネーターの小坂圭氏

風景写真と違って、料理は写真を撮る前に、どう盛り付けるか、どう配置するか、小物なども使ってどう飾りつけをして空間を作るかというコーディネート作業もある。

この本の前半「Lesson1 かわいいと思う写真をとことんコレクション! おいしい、かわいい写真の撮り方レシピ」では、一枚の写真を実例に、カメラマン・フードスタイリストという2つの視点で、どこにこだわったか重点を置いたか、何に気をつけるべきかなどが解説されている。それぞれの間隔をどうするか、背景はどうするか、真上から撮るか斜め上から撮るかそれとも少しローアングルで撮るかなど、写真ごとに多岐にわたる。

いい写真を見て「素敵だな」と思っても、素人だとそこ止まりになってしまうが、こうしてプロの視点の解説を読み改めて写真を眺めると、ポイントが非常にしっかりと理解できる。

「Lesson2 カメラマン佐藤朗の秘密のポケット おいしいかわいい料理写真の撮り方」は、撮影テクニックだ。
そもそもプロ以外には無関係だった料理写真撮影テクニックがこのソーシャル時代、なぜだか一般の人にとって非常に重要なものとなってしまった。料理写真を介して交わされるコミュニケーションのウェイトは日増しに大きくなっている。

とりわけ「光をどう使うか」は、同じ料理に違う方向からの光を加えどう違いがでるかの写真事例もあり、非常に参考になった。

「Lesson3 フードスタイリスト小坂桂の秘密のポケット すてきテーブルの作り方、食器、下地、雑貨の組み合わせ方」も、目から鱗のいろいろなテクニックだらけ。
料理写真をどんなイメージで表現したいか、ストーリーを立ててアイテムを選んでいく。お皿の選び方、組み合わせ方、布や紙、その他スタイリングに使える様々なアイテム。

写真を撮るためだけでなく、夕食のテーブルの上をいつもとちょっと違う空間にするためのヒントでもあり、カフェタイムをもっと楽しくする技でもあるだろう。

「でも自分は一眼レフとか持ってないから・・・」

なんて方も大丈夫。
今のスマホは非常に高性能で、きれいな写真が撮れる。

「Lesson4 いつも手元にあるからもっと活用したい スマートフォンでおいしいかわいい料理写真を撮る」は、スマホで撮る時のヒントだ。カメラアプリの設定や、料理写真撮影に威力を発揮するアプリの紹介などもある。

最後には「Lesson5 こんな時どうしたらいい?したいことから探す 料理撮影とスタイリングのQ&A」もあり、キャンプ場や夏のビーチなどシチュエーション別、あるいは手持ち食器が少ない、ついつい同じアングルになってしまうという多くの人に共通の悩みとそれに対するプロのアドバイスが収録されている。


おいしいかわいい料理写真の撮り方 (手持ちのカメラとスマホで撮れるフードスタイリングと撮影の本)

料理写真を今よりもっと上手に撮れるようになれば、毎日のランチやカフェタイム、ディナーの楽しみが増えるかもしれない。
わかりやすく、見ているだけでちょっとお腹がすいてきそうなこの本、ソーシャルに料理写真をアップしている方はぜひ一度本屋さんで手に取って眺めてみてほしい。

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