標高700メートルの高原で満天の星!三株高原キャンプ場
友人たちと入水鍾乳洞に行く計画をたて、私はバイクで前日に移動し、福島県古殿町の「三株高原キャンプ場」に前泊することに。
ここがよかった!
高原ということなので、見晴らしのいいドライブルートを走るのかなと思いきや、Google先生から示されたのは割とハードなカーブ道。
途中、車ともバイクとも、もちろん人とも一度もすれ違わずひたすら登山。
しかも最後は砂利道だった。
平らで車もよく通るらしく危ないことは全くない道なんだけど、後ろにキャンプ道具をどっしり積んでしまい後方重心になってしまっているのでハンドル不安定。ちょっとドキドキだった。
「こんな山の上のキャンプ場で、自分以外誰もいなかったら怖いなあ」
と思いながらあがっていったんだけど、着いたキャンプ場には当然・・・
誰もおらず。平日だし夏休みも終わっちゃっているので仕方ない。
日没も迫っていたので、大急ぎでテントを設営した。
ゆっくり鑑賞する余裕はなかったけど、山が幾重にも重なる風景の中に落ちる夕陽は美しかった。
でもこんな高原の見晴らしもいい場所を独占できるなんて滅多にない機会。
うっかり虫よけスプレーも蚊取り線香も忘れてきてしまい、ちょっとスーパーやコンビニに買いに行こうというわけにもいかない場所なんだけど(日没後はもう、照明もないヘアピンカーブ道をバイクで降りるのは自分には無理)、標高ゆえか蚊もいなかったようだ。
日中はかなり暑いが、ここはかなり涼しく風も心地よい。
ぽつんと一軒家状態のソロキャンプは、普通ならかなり不安もあるんだけど、流石にこれだけ人里離れた山の中だと、夜間にふらり誰か悪意ある人がやってくるなんてこともなさそうなので、その点では安心だった。
下界の隣町のスーパーで買ってきた焼肉用の味付け牛肉と冷凍パックになった牡蠣アヒージョセットをつまみにノンアルコール飲料で一人晩酌。
夜は涼しい通り越してむしろ肌寒く、食事中はワークマンのレインスーツを着込み
寝る時は念のため持ってきたダウンの寝袋をがっつり使った。やはり標高高い場所は違う。
写真には取れなかったが、星も近く夏とは思えないほどに見事だった。
キャンプ場はかなり広く、私は炊事場やトイレに近いところに設営したが、そこから少し丘を登った広場にもテントを張れるスペースができていた。見晴らしはこちらのほうがいい。
ただここは、協力金の金額もちょっと高く、1張2000円とのこと。
メインエリアが1000円。
管理人はいないので、帰りにボックスに自主的に入れてくる方式だ。
自分が訪れた時は、炊事場の水が出ず、バルブと止水栓も確認したがどっちも開いた状態になっていた。
「水も使えないのに1000円払うのもなあ」と思ったけど、他の人のブログ記事など見たところ沢水らしいので、それなら単に雨が少ないからかもで管理人の責任ではないと思い直し、帰りに1000円入れてきた。
炊事場はこんな感じで、かまどもついている。
照明は木の柱のところにスイッチがあった。
トイレはこちら。
こんな山の上なのでもちろん水洗とかではなくぼっとん方式。トイレットペーパーも自分で持参する必要がある。その割にきれいに管理されていた。
朝食はこんな感じ。
水はもともと飲料水持参とあったので2Lのペットボトルを買ってきていて、それでメスティンやカップをすすいで珈琲を入れた。
ピーマンは自宅の庭でとれたもの。アボカドは夜網焼きにしようと思って忘れていたものだ。
テントは昨年新たに購入して使い始めたDODのワンポールテント。中で立って着替えられるのが快適で、また日差しが強い時にも、開口部を斜めに開けばタープ替わりになる(日が高く昇ったら二か所のジッパーを開けてポール2本で屋根を作ることも)。
稜線の牧草地帯という感じのキャンプ場、なかなか快適に過ごすことができた。
今はまだ、日が昇ると暑くなってしまうので、夕方から早朝以外をここで過ごすのは少々きついかなと思うけど、来月以降ならタープだけ張れば一日のんびりできそう。
また来たい。