新潟三条のメーカーが作ったコンパクトな卓上燻製器「テーブルトップスモーカー」(3)鶏の手羽中の燻製
カマンベールチーズは中ちょっと溶けてしまったけど「チーズフォンデュだと思えばいいのでは?」なんて声もあり、あれはあれで成功だったと思うことにした。
続いて「テーブルトップスモーカー」で挑戦したのは「手羽中」。厚みもないので短時間で済み、同梱レシピによると20分ほどとのこと。
燻製記には本格的なレシピが掲載されている。
●手羽中の燻製:燻製 作り方:燻製記 -燻製の作り方と燻製レシピ200種以上-
でもこちらは簡単燻製。
常温に戻した手羽中の両面をキッチンペーパーで包んで水分をとり、そこに塩コショウ。そして30分ほど乾かす。
この日は涼しく太陽もでていなかったので、風通しがいいサンルームの窓際で。念のため警備もつけた。
そしてサクラチップをぱらぱらと。
脂が垂れてチップの上に落ちてしまわないよう、アルミホイルをくしゃくしゃっとしたものをチップの上にかぶせる。
まだ一度しか使ってない新品のスモーカーなので、垂れた脂が、チップ皿の上で焦げ付いてとれなくなったら嫌だなあと、かなり全面を覆う大きさのアルミホイルにしてしまった。
ただ後で考えるとこれ、どうも間違いだったようだ。
煙のまわりが悪くなり、手羽中の一部だけが妙に色づいてしまったので。
そして網にびっしり手羽中を並べる。
ちょい詰めすぎかもしれないが、全部で10本乗った。
今回はキッチンのガスで。
換気扇を「強」でまわせば、それほど部屋の中スモーキーにはならないし、換気扇も不織布カバーしてあるので汚れは気にしなくていい。
・・・と思ったが、これはダメ。
5分もすると鍋底温度センサーが働き、火が自然に消えてしまうのだ。空焚き防止のためだが、左右ともにこれがあり、かつオフにすることができないものだった。
やむなく、ガス台横にカセットコンロを置いて。
5分毎にフタの水滴をキッチンペーパーでぬぐいとる。
美味しそうな色になってきましたよ♪
そして完成!!!
先に書いたアルミホイルの使い方の問題だと思うが、ちょっとムラができてしまった。
この卓上スモーカーのいいところは、お皿に移し替えず、このままテーブルに出すことができること。非常に美しいフォルムなので、「鍋ごと出しちゃっている」感じにはならず、むしろスタイリッシュ。
フタしたまま運んで、テーブルの上で蓋を持ち上げればきっと「おお!」という歓声もあがるはず。
そして手羽中の燻製は、内側に脂たっぷり閉じ込めたまま身は柔らかく燻製臭もしっかり。
下ごしらえ手抜きして「塩コショウ振るだけ」にしちゃえば本当に簡単で、いいおつまみになるので、これはまたやりたい。