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人生に冒険を~入水鍾乳洞に潜った

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福島ですごい鍾乳洞を体験した。
観光地としても有名な「あぶくま洞」から車で10分くらいの場所にある「入水鍾乳洞」だ。

・途中から照明がなく真っ暗
・地下水に足を漬けながらじゃぶじゃぶ歩くことになる
・途中、かなり狭い場所や四つん這いでないと進めないところがある

ということで、濡れてもOKな服や照明器具の持参も必要なところ。
(コースによっては濡れずに歩け、照明も不要)

●入水鍾乳洞公式サイト

誰か一緒に冒険しませんかとFacebookで呼びかけたところ手を挙げてくれた人が何人かいて、9月2日~3日に一泊二日で訪れた。

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そのメンバーがこちら。
ヘルメット(一人は帽子)にヘッドライトと装備もばっちり。

体型によっては、鍾乳石に引っかかってしまうという情報もあったので、むやみやたらには誘えない。幸い、自分以上にタフでアクティブなメンバーが揃った。

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うち、おそらく服装や装備としてはこの人が手本になると思う。
Bコースの場合、かなり狭いところを潜り抜けていくことになり、このくらいのスリムな人でも身体をひねらないと越えられない場所もある。

こんな感じに薄いウエストポーチの斜めがけなら、時に背中に時にはお腹側に回すなどできる。

私は首からスマホを下げていたので、四つん這いの時に水に浸かってしまいそうでちょっと苦戦した。

あとこの人は地下足袋で、これもかなりよさそうだった。

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ヘルメットは現地でレンタルもできるが、頭ぶつけてしまうことも多かったのであったほうが安心かなと思う。少なくとも帽子はかぶっていたほうがいい。天井からの水も垂れてくるので。

Bコースは最後の区画以外、照明設備はほぼなくて真っ暗闇なので、ヘッドライトかペンライトなどが必要。途中、四つん這いにならないと進めない場所もあるので、やはりヘッドライトが便利だと思うが、現地でローソクを借りることもできる。過去訪れた人には「ローソクで挑戦すべし」というアドバイスももらったけど、ローソクは難易度一気にあがりそうだなあ。

コースはA・B・Cコースがあり、現在はCコースは受付休止中。
まっすぐ一本のコースなのでどのコースでも最奥部まで行ったら戻ってくる形となる。

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これがBコースの入り口。
今回、動画をたくさん撮ってきたのであとで編集して公開したいが、何枚か写真をアップしておこう。

写真もたくさん撮ってきたので詳細レポートしたいのだが、280キロバイクで走って帰宅したのが15分前でかなりへとへとなので、明日また記事リライトしたい。

ひとこと。
楽しかった!

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これは確かAコースの入り口付近だと思う。
Aコースは照明もある。ただアップダウンは結構あり狭いところも多いので、普通の観光鍾乳洞よりははるかにハードだ。ただ転ばなければ足が濡れることもなく、照明もついている。

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Bコースはこんな感じ。
これ、現場用のかなり照度が高いヘッドライトで照らしているからこれだけクリアに見えるが、消せば完全に真っ暗闇だ。

そしてこの隙間に入っていかないといけないので、メタボな人は身体が詰まってしまうし、標準体重でも身体が少々硬くなっている自分は、頭をぶつけず肩をつかえさせずにここを潜り抜けるのは結構大変だった。

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そして鍾乳洞には常に地下水が流れているんだけど、歩くための通路などは作られていないので、その地下水の中をじゃぶじゃぶ進むことになる。

この水が冷たいのなんのって。

特に最初の頃は「痛さ」を感じるほどで、このまま何十分も耐えられるだろうかと不安になった。ただその時に戻ってきたグループの女性が「慣れるから大丈夫よ」と言ってくれたのでそれを励みにこらえた。実際、気付いたら足の冷たさは特につらく感じなくなっていたので慣れるものだと思う(もしくは感覚がマヒしたか)。

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Bコースの最後のところだけ照明がつけられている。

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巨大な「カボチャ洞」がBコースのゴール。

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この後はガイド必須のCコースだが、現在は人手不足で受付休止になっているそう。
いつか再会されたら、この先も攻略してみたい。

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ご一緒してくれたMさん。
なぜ二人しかいないかというと、1日目に洞窟探検した際、Bコースの中間地点あたりの「胎内くぐり」から先のコースへ行く道を見つけられなくなり、そこで引き返してしまったからだ。

出てきてから受付にいたスタッフにきいたところ、同じように途中で引き返してしまう人が多いとのことで、さらにどう進めばいいのかも教えてもらった。

その日はもう時間的に無理だったので、翌朝8時半の開場とともにリベンジで2度目の入洞をしたのだ。

一回目の胎内くぐりで見落とした個所がこれ。

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「なぜこんな大きな道を見落としたのだ!?しかも4人全員が!!!」

とショックだが、実はこの写真の右手に行き止まりの道があり、そっちしか見えていなかったというのがある。一人だったらきっとぐるぐる探し回ったのかもしれないが、複数人いて「行き止まりだね」「そうだね」「他の道があるのかなあ」「そうかも」とか言ってると、全員が暗示にかかってしまい「ルートは別にある」と思い込んでしまうのだ。

この後Mさんが、自衛隊の人から聞いたという「有事に生き残るのは観察力があって、性格がいい人」という話をしてくれたが、本当にその通りだなあと。観察力大事。

ちなみに入場料はBコース1000円。
これだけの経験は他ではなかなかできないので、「人生に冒険を」と考えている人はぜひ一度体験してみて欲しい。

ただし、体型によっては途中までしか行けず引き返す羽目にもなりかねないので、標準体重を超えてしまっている人は少しダイエットしてからのほうがいい。その他、必要な装備や注意事項などは公式サイトで。

●入水鍾乳洞公式サイト

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