韓式レストラン五味≪Omi≫(1)
韓国でリゾートホテルやカジノを展開するパラダイスグループが、高級韓式レストランを六本木にオープンした。
ソウルのシェラトングランデウォーカーヒルホテルのカジノなど足を運んだことがある人もいるだろう。自分も勇み足で行き、1時間で玉砕した場所だ。
で、その日本第一号となるレストラン、知人がマネージャーとして立ち上げにかかわった。今年、ビアガーデンに大学後輩Mが連れてきてくれたのが最初の対面。その後、夏にはワイナリーにもご一緒させてもらった方。日本で育った韓国人で、話がとても面白く社交的で、ワインが大好きという誠実な人だ。韓国の話もたくさん聞けて面白かった。
日本へは、その六本木の第一号店舗をオープンさせるために長期出張で来ていた。
都内でも注目集まりまくりの一等地、しかも再開発エリアの新しいビル内にお店をだすということで、20日のオープン直前までいろいろ苦労されたらしい。
「お店オープンしたら必ず行きますね!」
と約束していたので、M幹事のもと、ワイナリーに一緒した5名ででかけてきた。
■韓式レストラン五味≪Omi≫
六本木4-2-35アーバンスタイル六本木三河台B1F
tel 03-3479-8833
場所は、ちょっとわかりにくい。
防衛庁跡地が今、再開発中だが、それに隣接したやはり新しいビルの地下一階。
レストランの店名は「五味(Omi)」、薬食同源の考え方を大事にする韓国では、この「五味」が食文化のキーワードになっているが、古来「青・赤・黄・白・黒」の五つの色の食材を、「辛・甘・酸・鹹*・苦」の五種類に味付けした料理を食すことで、栄養バランスのとれた健康な生活が送ることができると考えられてきた。 *塩からい
東京ミッドタウンが来年完成したら、いっきに六本木の人の流れが変わるのだろうが、今はちょっと穴場っぽい感じかも。
店内はとってもお洒落。
日本国内の一般的な韓国料理のイメージ(焼肉屋さん)を想像してゆくとびっくりする。
少し暗めで、落ち着いたデザイン。
でもなぜか反対側は、こんな白い椅子だったりも。
ぶれちゃったけど、個室手前の靴箱が韓国宮廷ドラマとかにでてきそうな・・・。
奥には、個室がたしか3部屋ほど、あと個室ではないけどまわりから独立したあがりの席がある。自分たちは個室を予約していった。
ここだ。
掘りごたつ式になっていて、なかなかゆったりしている。
先に一緒に到着したKさん。
「わだちゃん。空いてる今のうちに写真撮ってきなよ」と、ブロガーな自分のプロパティをよく理解してくれている人だ(ネット関連でもなんでもない人です)。
かなり余裕がある状態で6名くらいかな。普通だったら8名くらい入れちゃうと思うけど。隣の部屋ともくっつけられるので、そうすれば10名以上の忘年会や接待などにも使えそう。
ビールは、ザ・プレミアム・モルツと韓国ビール「ハイト」の2種類。
なんか珍しい絞り方だなあ。
でも好きなのでOK。
まずはザ・プレミアム・モルツで乾杯。
幹事のMは、この日激しい二日酔いだったようで、「ビール飲むまで二日酔いは治らないんだって」とさんざん先輩アドバイスしてあげたのに、お酒に口ひとつつけようとしなかった。
来店二度目で、韓国通の彼女に料理は一任。
韓国人スタッフの女性と、韓国語であれこれやりとりしながら注文していた(もちろん日本語通じるお店です)
スタッフ、めちゃかわいい。
ただ、まだ開店まもないということで、オペレーションはややぎこちない。
こちらへどうぞ、と違うグループに案内されるし、注文していないビールも届いた。れんげも落ちてきた。
普通だったら「おいおい・・・」と突っ込みたいところなのだが、そういう気持ちにならない理由、それは、
スタッフの女性がかわいすぎる!!!
なんか妙に笑顔が人懐こく、慣れないながらも一生懸命やろうとしているのが伝わってきて、思わず「いいよいいよ」「大丈夫だから」と言ってしまう、そんな感じ。
料理についても、質問すると一生懸命答えてくれるし、「おいしいですね」と言うと、すごい嬉しそうな笑顔を見せてくる。開店直後のオペレーション不慣れな段階で行くのって、なんか楽しいのかもと思ってしまった。
サラダ。
これ絶対おすすめ。
コーンで作ったというドレッシングが、あまり食べたことない味でおいしい。
チャプチェ。
これもおいしい。庶民の味も、高級レストランだとこんな風になるのかと初めて知った。
ちなみにおいしいのは当然といえば当然で、一流ホテルのシェフをぞろぞろと連れてきているらしい。
世界のホテルを代表する「ザ・リーディングホテル・オブ・ザ・ワールド」のメンバーであるパラダイスホテル釜山のシェフが作る繊細で美しい韓国料理は、十種類以上の材料を巧みにブレンドしたオリジナルの韓式石鍋料理のほか、旬の厳選素材を使用した炭火焼き料理などが中心で、健康と美容に効くメニューを豊富に用意している。また、韓国伝統酒からオリジナルカクテルに加え、世界中から厳選したワインなどドリンク類も充実させている。
韓国ビールは「ハイト」。
これは・・・うーん、「おこさまびーる」?って感じ。さっぱりというよりも「薄い」味で、微妙な甘さがある。一言でいうと、口にあわなかった。(そういえば、韓国に旅行したときも、珍しく輸入物の高いビールばかり飲んでいたっけ)
これはチヂミ。
割と、もちもちした触感のイメージがあったけど、これは少しお好み焼き風な感じもあり、こんがり焦げたところがさくさくしていて、食べ応えある。
赤いたれにつけていただく。
おいしい。
そして海鮮鍋。
お店のスタッフがあくとりもしてくれ、完全お任せ状態。
鍋奉行がいなくっても大丈夫だ。
他にもいろいろある。
少なめで、2種類くらい楽しんでもよさそげ。
次はまた別の鍋を食べてみたい。
あの赤いの・・・間違って食べないようにしなくちゃ。
お酒がまわってくると、危険だ。
ビールと違って、韓国焼酎(ソジュ)の種類は多い。
ここは、Mの推薦でまずは韓国でも一般に人気の高い「チョウムチョロム」から。
ロック?ストレート?という話をしていたら「グラスはひととおりご用意しますので」とスタッフがいう。
本当に全部もってきた!!!
そういえば一番最初に、二日酔いのMが「水ほしい」といったら、5人分の水がでてきた。こんな対応の小さな違いが、なんかちょっと新鮮。
私はロックでいただく。
韓国焼酎、おいしくて飲みやすく、やはり韓国料理によくあう。
くいくいと飲んでしまう。
で、これもぴったりなおつまみが辛子明太子。
普段食べているのと、味が違う。
なんだろう・・・だしがきいているような味。
辛子明太子と韓国焼酎。
自分、これだけでもいいです。大満足です。
こちらはトッポッキ。
これまで、ソウルや大阪の屋台で食べたくらいの経験しかなかったので、なんか「別物」だ。
これも、もしお店訪れる人がいたらぜひ食べてほしい。