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銀座の居心地いいバー「BAR 橋」

写真バーなんて滅多に行かない。
まして銀座のバーなんて。

2年前の出版記念パーティーで知合った方が、後にBARブロガーになり、何箇所か素敵なお店に連れて行ってくれた。でもまだ、自分から積極的に足を運び、中が見えない重たい扉を開ける勇気はない。

そういう意味では、自分にとってはこのバーが、初めて自分で訪れ、「もう一度誰かを連れて来てみたい」と思った場所かもしれない。

こちらも「駒形どぜう」同様、「熟撰の飲める店」レポーターとして訪れた。

●各地のブロガーが堪能「熟撰」と合う逸品レポート
↑「全国の美味いもの」画面一番下に赤丸で「逸品」とあるところをクリックした「東京」のとこ

都内に500近くある「熟撰の飲める店」から自由にチョイスできることになっていたので、どうせなら滅多に行けない場所にしようと選んだのが「どじょう鍋」と「銀座のバー」。

意外に凝り性な自分。
3時間くらいかけて、この500店舗近いラインナップを全部、しかも何度も見てチョイスした。
最後絞りきれず、ネットでお店の評判とか行った人の声とか検索しまくって。

これで「・・・」なお店だったらがっかりだが、
そこは“レビューマイスター”目指す自分。
失敗はない自信があった。

で、友人3人を誘ってでかけた。

今回、TUNKAさんが都合悪かったので、ろんぴさんとアフィリさん、そして「この人と飲むと確実に終電を逃す」というジンクスがあるヒカルさん(ほんとに逃したよ!)。

写真

ここ、地図見ていっても一瞬わからないかもしれない。
通りからちょっと横道入ったところに地下への入り口があるのだが、看板がこれだけ(結構見落とすかも)。

初めて行く人は、この写真をよく目に焼き付けていったほうが安全。

写真

店内は、本当にカウンターだけの実にシンプルな空間で、
最初ちょっとびっくりする。

それだけに、ワインクーラー以外何も置かれていないカウンターの存在感がすごい。

写真

幸い、自分達以外まだ誰もいない時間帯だったので、
許可をいただいて、写真を撮りまくる。

なかなかバーでデジカメで写真撮影できる機会なんてないので、テンションあがりまくりだ。

写真

カウンターの中には、名刺に「大番頭」という肩書きが書かれたマスターと、女性のバーテンダーさん。
さっそく「熟撰」を注文。

なぜか写真撮影だけで喉がかわいてしまったので(興奮しすぎ?)、ビールが待ち遠しい。

写真

その間におつまみ注文。
実は、バーだからそんなに種類ないかと思い、「軽く食べてからきてね」と他の人に事前に伝えていたのだが、いろいろあった。イラストは「大番頭」ことマスターがご自身で書かれたとのこと。

せっかくなのでおすすめを教えてもらい、それを注文することに。
完全に“おのぼりさん御一行”状態の自分達にも笑顔で応対してくれるマスター。

写真

まずはこれ。

「豆腐にウニ?」

沖縄のスクガラス豆腐みたいに、豆腐の上にウニが乗っかっているのかと思ったら、ぜんぜん違うらしい。

写真

そして、最高級のものを取り寄せているという馬刺し。
昨年9月に、大型台風襲来時になんとかたどりついた熊本で食べたのが最後だ。

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そして和牛のホルモンの煮込み。

写真

そして、マカデミアナッツ。
すべてマスターの「おすすめ」に従ったんだけど、いや~、まじでおいしかった!

写真

クリーミーな泡がこんもり。
ブロガー4人が時間かけて写真撮りまくっていても、ぜんぜん泡が減ることはない。

それより何より、びっくりするのがこのグラス。


薄っ!


初めて体験する薄さ&軽さ。
最初なんか落ち着かない気もしてしまったが、こだわりのグラスなんだろうなあ。

写真

白木のカウンターがすごく温かみを感じる。
コースターも。この「橋」という文字も。

その後、次々にお客さんが入ってきて、あっという間に満席になってしまった。
常連さんも多いようで、マスターと楽しそうにいろいろ会話を交わしている。

自分が抱いている「バー」のイメージが間違っているだけかもしれないけど、
空間全体がわっと盛り上がっているすごく温かみのある雰囲気は、むしろ小料理屋に近い気もした。

とにかく居心地がいいのだ。

写真


乾杯~!


何杯飲んでも「ビールはもういいや」とはならない自分だけど、一杯目の一口目は格別。

「いや~、一日お疲れ様でした~!」
「この一杯のために一日頑張って働いたんだよね~」

とか偉そうにのたまう自分、日中たいした仕事してないんだけどね。
(ブログ記事書いていたくらいで)。

ヒカルさんもアフィリさんも会社帰りのスーツ姿。
カウンターなので、「自分とアフィリさん」「ろんぴさんとヒカルさん」の2組に分かれて話す。

何の話してたのか、見事に忘れてるけど、
たまにはこういうのもいいですね。
(検索エンジンの話とか無粋な話してた気もする・・・)

写真

↑そうそう、こんな薄さなんです。
 慣れるまで、かなり違和感あると思うよ。

写真

そして一発目にでてきたのが、珍味「山うにとうふ」。


ぜんぜん想像していたのと違った!


そして味も。

見た目、さつま揚げを縦に切ったみたいだけど、全く違う。
どう表現したらいいかわからないけど、何に近いかといわれれば、沖縄の珍味「豆腐よう」だ。

かなり塩分濃く、濃厚で複雑な味噌の味。
これは、お酒好きの人、一度どこかで体験しておく価値あると思う。

熊本名産とのことで、検索したらオンラインショップもあった。

五木屋本舗

そんなに大きくないんだけど、
豆腐よう同様、ちょっとずつ箸にとっていただく。

写真

次にでてきたのが、馬刺し。


熊本産 特選馬刺し

熊本からクール空輸で届きます。
新鮮で甘みのある馬肉の味わいは、
滅多にお目にかかれない逸品です。
「たてがみ」も添えて、独特のたまり醤油でどうぞ。


ひと噛み毎に味が広がる。
思わず隣の人と顔を見合わせてしまう。

「これは・・・うまい・・・」

そして絶句。

たてがみもおいしかった。

それぞれ5切れずつの1皿で1,700円。
値段も半端じゃないんだけど、それでも納得の味だった。

おいしいものは、このくらいでやめておくのが一番なのかも。

写真

ビアグラスの薄さ以上に驚いたのが、
割り箸の先端の「細さ」。

これも、なにかこだわりなんだろうか。
そもそも、こんな割り箸初めて見たよ!

先端は「串」といってもいいほどにとがっていた。

酔っ払ったら折っちゃいそうなリスクはあるが、たとえば重なった馬刺しを皿からいただく場合、直箸でもほとんど他の人の分に触れずに1枚だけめくってとれるので便利。

写真

ああ・・・。

駄目だ。

写真見てるだけで、生唾がこみあげてくるよ。
朝からこんな記事書いてちゃいかんな。

写真

ろんぴさんもがっつり食いついていたのがこの「あつあつマカデミアナッツ」。
普通のナッツ盛り合わせに見えると思うが、ぜんぜん違う。

フライパンで炒ってあるのだ。

でも逆に言っちゃうと、単に「炒っているだけ」。
なのにすごくおいしい。

マカデミアナッツの中の脂分が、熱で溶け出して全体をやわらかくしてくれているような。とにかくおいしい。

質問するろんぴさんとヒカルさんに、
マスターが丁寧に答えてくれていた。

やはり単にフライパンで炒るだけでいいらしい。
確かに、中華料理で使う松の実だって、フラインパンで炒ることで全然おいしくなるもんな。あれと一緒か。

今度うちでもやってみよう。

写真

脂たっぷりのったししゃも。

写真

そして、しょうががよくきいた、和牛ホルモンの煮込み。
なんとも上品で繊細な味だった。

かなり手間と時間かけて、余計な脂分を何度もだして作っていそうな感じだ。

写真

基本はカウンター席だけなんだけど、
収まりきらなくなると、その背後の「縁側席」が登場する。

割と早い時間にカウンターは満席になり、通路のところにある2箇所の「縁側席」も埋まった。

大盛況だ。

自分達も、結局7時から終電逃すまで居座ってしまった。

そして予算大幅超過でカード払い。
まあでも、滅多にできない「銀座バー体験」できたから満足。

(しかし、なんでメンバーの中に「ヒカルさん」がいると、終電逃す確率がこんなにアップするんだろう?)


「山うにとうふ」
「特選馬刺し」
「ホルモンの煮込み」
「あつあつマカデミアナッツ」


どれひとつとっても、もう一度あれを食べに行きたくなる味だった。
間違いなくまた行くだろうな、自分。


おつきあいいただいた方々、
特に、終電逃して、金町の我が家にまで来ていただく羽目になったお二方、ありがとうございました。


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