「どうぶつしょうぎ」は大人も熱中する高度なボードゲームだった!
人生初「どうぶつしょうぎ」体験。
昨夜、五反田のゲームカフェ「THE WINWIN(ウィンウィン)」で開催された、「どうぶつしょうぎ」イベントに参加してきた。
●THE WINWIN(ウィンウィン)~五反田徒歩3分・完全禁煙・勝間和代プロデュースのゲームカフェ
どうぶつしょうぎ考案者の女流棋士、北尾まどか先生を囲み、その魅力と楽しさを未経験の人も体験しようという趣旨のもの。
まずは北尾先生からルール説明を受け、早速練習。
ボードは3×4の12マスのみ。そしてコマは4個ずつ。
これが百獣の王ライオン。将棋の玉将に匹敵する。これを敵に取られる=「キャッチ」で負けだ。将棋でいうところの「詰み」。
ひよこは、敵陣(自分から見て一番奥の3マス)に入るとニワトリになる。歩がと金になる感じだろうか。そしてニワトリになると動ける範囲が広がる。
将棋の場合、まず最初に覚えないといけないのは、各コマの動かし方だ。
ところがこのどうぶつしょうぎでは、そんな労力は不要。コマの中のどうぶつイラストのまわりの点がそれを指し示しているからだ。どのコマも、進めるのは1マスのみ。ライオンは接する8マス全部に移動でき、象はナナメ4マス。キリンは両横と前後の4マス。進んだマスに相手のコマがあれば、それは自分の手持ちのコマになり、自分の番が来たら好きなところに置ける。
相手のライオンをキャッチするか、あるいは自分のライオンを相手の陣地に突入させる(トライ)ことができれば勝ちだ。
で。
ルールは簡単だしマスは12個だけだし、コマは4種類。
あっという間に終わるかと思いきやそんなことない。非常に頭使う。一手動かすのに悩みまくって指先が泳いでしまうほど。
次々相手を変えて8勝負やらせてもらったが、頭がオーバーヒートし真っ白になってしまった。12マスしかない盤上に最大で8つのコマが動くため敵のコマとの距離も短く、いわば・・・
「常に接近戦」
コマの取り合いもひっきりなしに起こる。
しかも一手先しか読めないゲーム超下手な私、数手先を考え、何通りもの相手の動きの可能性を想定し最善の手を考えるなんてムリムリ。
それでも次第に慣れてきて、そしてはまった。
他人がやっているのを見ているだけでも面白いし、頭フル回転だ。
このゲームカフェのオーナーで経済評論家の勝間和代さんにイベント主催者のとだてふゆきさん、そして北尾まどか先生。
最後に北尾先生から、このどうぶつしょうぎ誕生秘話や勝つためのポイントなどのお話があった。
新装版がでたばかりというので、早速ひとつ購入。これは外国人とやるのにもいいと思う。小学生低学年でもできるので、家族で楽しむことができる。これきっかけに将棋に進む子供も出てくるだろう。
将棋から学んだことは、会社経営はじめ人生の様々なところで応用できていると北尾先生。
サインもいただいた。
子供はもちろんのこと、これから高齢者がどんどん増えてくる中、お年寄りでも楽しくできるゲームとしても広がっていきそうな気がする。私もこれ、実家で親に勧めたい。