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EVが市街地コースをキューンと走る「フォーミュラE」観戦

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2024年3月30日、東京・お台場の公道も含む特設会場で、電気自動車のレース「フォーミュラE」が開催されました。国内初開催、かつ日本で市街地の公道を使ったカーレースは初めてなのだとか。

電車で容易に観戦に行ける会場ということもあり注目度は高く、チケットは販売後数分で完売してしまったそうなのですが、ありがたいことに日産自動車さんから招待していただき、人生初のレースを見に行ってきました。

「『フォーミュラE』っていったい何?」

という方は、この記事がわかりやすいです。

●明日、フォーミュラE日本初開催(東京E-Prix)! お台場の公道で、EVが走る! 地上波放送あり!

・フォーミュラEは2014年に始まり今年10年目(10シーズン目)
・2020年から世界選手権になった
・電気だけで走るEVのレースで、現在のパワーユニットは350kW
・EVで騒音も排気ガスもないため市街地での開催が可能に
・2台ずつ1対1で競って勝ち上がる「デュエル方式」もあり
・「アタックモード」というルールがあり、計8分間はフルパワーがだせる
・10チームが参加し、日本企業では日産チームのみ参戦

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会場は東京ビッグサイト。
せっかくなら練習タイムから見ようと7時半頃到着すると、既にかなりの人が集まっていた。

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屋内会場は、チケットなしでも入れる「ファンビレッジ」になっていて、フォトスポットや体験コーナーがいろいろ。

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レーシングシミュレーターも。
早い時間帯はどこもガラ空きだったので、列も短く、ちょっと並べばすぐに体験できる。

次シーズンにまた行こうかと思っている人は、開場と同時に入ることを強くおススメする。

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一番奥のスペースはパブリックビューイングになっていて、レースが始まった後や表彰式の時にはかなりの人が集まっていた模様。
屋外観客席だと、車が速すぎて目の前を「キューン」と一瞬で過ぎ去ってしまい、レース全体の展開はスピーカーから聞こえてくる実況中継だけになるので(ディスプレイもあるがフェンス越しで見づらかった)、実はこのパブリックビューイングのほうがレースの臨場感を楽しめるのかもしれない。

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コースを生観戦できる観戦席は東京ビッグサイトの敷地内、東京湾に面したところに作られ、スタート・ゴール地点やピットレーンの正面。敷地内は、応援席以外からもコースを見ることができる場所が何か所かあり、特にターンのところには人がたくさん集まっていた。

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観戦席はこんな感じ。着いたの早すぎてまだ日産応援団しかおらずでした。

初めて見るフォーミュラEのレーシングカー。
練習走行なので、本番よりもゆっくりなはずなんですが、それでもあまりの速さにびっくり。

カーレースなんていったら、爆音と煙で耳がマヒしちゃう勝手な印象を抱いていたけど、もちろんどちらもなく、ちょっと高めな「キューン」という音とともに、走るというよりロケットなどの飛行物体がまっすぐ飛んでいくような感じ。

「はっや!!!」という声があちこちであがっていました。

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フォーミュラEはもちろん、カーレース知識自体ゼロなので、レース展開の詳細などは詳しいレポート記事を読んでください。

●日本初公道レース、初開催のEVレース、フォーミュラE観戦はどこが面白かったか?

午前中に予選が行われ、まずは2つのグループにわかれての走行。次に1対1で走る予選デュエルが3回。その結果、日産チームで英国人のオリバー・ローランドがトップとなり、ポールポジションをとりました。

ポールポジション???

となったんですが、モータースポーツで決勝レースの時に先頭・内側の位置からスタートできる権利なのだとか。

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そしていよいよ決勝。
日本初開催ということで、決勝レース直前には、岸田首相や小池東京都知事も来場して、コース上で挨拶をされていました。

自分の席は真正面がスタート・ゴール位置。
スタートの瞬間がこの映像です。

てっきり「30秒前」「5秒前」「ピーッ!」的なカウントダウンがあると思い込んでいたんですが、そんなことないんですね。いきなり走り始めてびっくりでした。

●フォーミュラE、東京大会のコースレイアウトを発表。東京ビッグサイトを囲む全長2.582km

全長約2.5キロのコースを30周以上する決勝レースでは、フルパワーの350kWが使える「アタックモード」をどこでどう使うかといった戦略要素も大きいようで、あと限られたバッテリーを最後までもたせないといけないという部分もEVのレースならでは。

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途中、スピーカーから流れてくる実況で「そろそろバッテリー残量がでてこないか」的なことが何度か言われていたんだけど、終盤で、トップを走っていた日産チームのオリバー・ローランドの車が、実は2位・3位の車よりわずかに1%バッテリー残量が少ないことが判明。

たった1%程度の差なんてと思ったけど、実はこれがド素人ならではの感想。
その1%がレース展開に大きな影響を与え、結局オリバー・ローランドはいったん先頭を2位の選手に譲り、相手がアタックモードでコースをうつるタイミングに追い越しをかけたものの不成功に終わり、そのまま結局並んだり追い越せなかったりしながら最終的には2位となるという、

超エキサイティングな展開!

そしてゴール時点でのバッテリー残量は、少なくとも先頭集団の車はほとんどが0%。

え~、バッテリーって使い切っちゃうんだ!

今回一番のサプライズがそこでした。

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人生初観戦したカーレースは、本当に大満足。
他のレースを見たことがないので自分には比較もできないのですが、バッテリーやアタックモードなどEVならではのゲーム的な面白さもあるんだなと。

パブリックビューイングでの観戦も面白そうだったので、来年また東京やどこか国内都市で開催されることになったら、今度はそっちで見てみようと思います。

「フォーミュラE」の基本情報や魅力、楽しみ方などは日産自動車の特設サイトでも解説されています。
また銀座の「NISSAN CROSSING」では、4月24日(水)まで「NISSAN FORMULA E PARK」が開催されていて、 レーシングシミュレーターなども体験できるそう。

興味ある方は公式サイトをチェックしてみてください。

●NISSAN FORMULA E PARK(日産自動車公式サイト)

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