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海外旅行保険が無事おりました!

写真忘れもしない昨年10月27日、憧れていたシルクロード都市カシュガルに降り立った自分は、めちゃめちゃダウナーだった。

後悔しても仕方ないのに悔やみまくり、
考えてもしゃーあないことを考え続けた。

長い間メインマシンとして活躍してきた愛機「Let's Note」を・・・

 
枕代わりにして壊してしまったことを。


●PCが壊れて焦った話


この日旅行は9日目。
中国の西の端っこの街カシュガルは21日間の旅行の折り返し地点で、「24時間寝台バスの旅」も控えていた。

起動しないパソコンをずっと持ち運ばなくてはいけないのも、ブログ更新ができなくなるのも、日本語のメール送受信環境がなくなるもの、すごくつらかった。何より、自分が寝つぶしてしまった「Let's Note R3」の姿が痛々しかった。

写真

あー、馬鹿だ馬鹿だ。
自分はなんて馬鹿なんだ・・・。

結局、増設メモリを取り外すことでパソコンは無事起動するようになったんだけど、片肺状態になってしまったLet's Noteは、とても鈍い子になってしまった。

写真

しかし「不幸中の幸い」とはこのこと。
今回初めて、成田空港で海外保険に入っていた。

写真

ゲートに向かう途中、いつもなら何も考えず通り過ぎていた保険会社の加入マシーンが私を呼び止めたのだ。

「入っておいたほうがいいよ」

と(旅行初日のブログ記事)。

そういう直感には従うことにしている。
特に旅行中は、直感に逆らってよかったケースはほとんどない。

入った保険は三井住友海上火災のもので、保険料は6,000円。
この料金は、行き先と期間で決まる。

・期間 2007年10月19日~11月8日(21日間)
・行先 アジア地域

帰国してしばらくバタついたので、保険請求のことはすっかり忘れていた。

ただ、Let's Note R3の修理見積もりがFAXで届いて、その金額を見てびっくり。
既に保証期間も過ぎていたため、増設メモリと、背面のカバーの取替えなどで結構な金額になった。

増設メモリは、どっかで安いのを探して取り付けるでいいんだろうけど、帰国直後でキャッシュフローが悪化している自分には、痛い出費だ。

旅行に持っていった3年前に購入したパソコンの増設メモリの取替え、しかも100%自分の過失なんだけど、保険っておりるのかなあ。

電話で問い合わせをしてみたが、
書類を審査しないと、保険がおりるかどうかはわからないという。
そして、その審査には、通常1~2ヶ月かかるという。

うーむ。
保険がおりないなら修理代金が捻出できないので、修理そのものをキャンセルしようと思ったのだが・・・。

ただ電話の向こうの担当者はさらにこう説明してくれた。

「修理の見積書があればそれでいいです」
「実際に保険がおりても、必ずそれで修理をしなくてはいけないということではありません」
おりた保険を、新しいパソコンの購入代金に当てるでもいいです

へー、そうなんだ!

修理依頼はいったんキャンセルして、保険請求の手続きを先に進めることにした。

用意する書類は結構多かったが、
1時間半くらいで準備できた。

・保険金請求書(空港で加入した際にあった小冊子の間に用紙がはさまれていた)
・パソコンの保証書
・修理の見積書
・自認書
・壊れたパソコンの写真
・保険契約書のコピー

ちょっと悩んだのが「自認書」。

盗難ではないので、現地警察の発行する盗難証明書もない。
そんな場合には、自分で「こんなことがありました」と書いて判子をついた書類が必要との事。

どんな書き方をすればいいかは電話で教えてもらっていたので、「たぶんこんな感じだよな」というものを手書きで適当に作成。

写真

自認書
2007年11月30日

東京都葛飾区◎◎◎ ◎-◎◎-◎-◎◎◎◎
和田 亜希子 印

事故内容:ノートパソコンの一部損傷(ケース裏面およびメモリー)
事故発生日時:2007年10月27日早朝
事故発生場所:中国新疆ウイグル自治区
       クチャからカシュガルに向かう鉄道車内
事故発生状況:

長距離鉄道車内で、盗難防止のため、持参したノートパソコンやビデオカメラをキャリーバッグから小さなデイパックに移し、座席に置いていたのだが、自分の体重がバッグにかかる状態になってしまい、ビデオカメラがノートパソコンを押す形になってしまったようで、早朝、車内でノートパソコンを起動しようとしたところまったく起動せず、裏面を見たら大きくひびが入ってしまっており、ホテルでドライバを使って開け、中を確認したところ、メモリーにも物理的損傷を与えてしまっているようだった。
パソコンは、長期海外滞在となってしまうため、仕事関連のメールやりとりなどをするために持参した。前日夜にも利用しており、その際には全く問題はなかった。

以上のことは、事実に相違ありません。

写真

申告内容に嘘はない。

幸い、ブロガーなもんで、列車内風景から、ホテルの部屋でメモリをとりはずした写真、起動しなくなったときの画面など、写真撮りまくっていた。

「こんなに事細かに写真撮っているのも変かなあ・・・」

と思ったが、せっかくなので6枚くらいつけて送った。

そして先週、三井住友銀行からメールが届いた。
(振込や引き落としをメール通知してもらうサービスを利用している)



ワダ アキコさま

以下の振込入金がございましたのでお知らせいたします。

入金口座 : 浅草橋支店 残高別普通(総合) 口座番号XXXXXXX
入金日  : 平成20年01月30日
金額   : 86,625円 
内容   : 振込 ミツイスミトモカイジヨウB


やった!86,625円!


修理見積書の金額だ。
これでLet's Noteをもう一度メモリ増設して・・・とも思ったけど、既に3ヶ月近くも経過すると、「まあ、最低限のことはできるし、今のままでもいいかな」「OS再インストールしてまっさらな状態にすれば、動きもよくなりそうだし」と、修理意欲は薄れる。

なのでこの「86,625円」は、
丸々臨時収入という感じ。

あるいは旅行費用の一部が戻ってきたというか・・・。

●シルクロード旅行21日間の旅費

いやー、やっぱ保険って必要かも!
生命保険も傷害保険も何も入ってない自分だけど、早くちゃんと調べて何か入っておかなくちゃ!

高額なデジモノ持参で海外旅行に行くブロガーのみなさん、
「今回なんかやっちゃいそうだよな・・・」という不安がある時は、旅行保険入っておいたほうが安全かもです。


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