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台風13号豪雨後の茂原&近隣エリア

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上陸すらしなかったのに千葉や茨城に豪雨をもたらした台風13号。
茂原などは累積370mmという雨量でまたしても一宮川が氾濫。その他エリアでも河川の氾濫や道の冠水が至る所で発生し、床上浸水も相当数に。

私が今いる実家周辺も200mmを超える大雨になったものの、我が家の被害は咲き終わったひまわりが寝てしまった程度。

で、豪雨翌日の9月9日土曜日。
先月も訪れた長南町のオープンガーデンの古民家・武田邸は大丈夫だったかなというのと、前回の豪雨の時に浸水してしまった茂原近くの友人実家宅が心配なので、ツーリング兼ねてちょっと行ってみることにした。

長靴にゴーグルにヤッケとフル装備をバイクに積み込んだので、もしその2軒で何もお手伝いすることなかったら、茂原市街地の床上浸水住宅の泥だし御手伝いなんかして帰ってくればいいかなと思って。

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これは帰途に茂原と大網白里市の境界あたりで撮った写真だけど、白子町から内陸部に向かっていくと、冠水個所がたくさん。
クロスカブはレッグシールドもついているので、他のバイクよりは冠水個所を走っても濡れにくいはずなんだけど、深い場所だとスピード落としてもスプラッシュマウンテン状態になってしまい、跳ね上げた水しぶきで太ももやグローブまでびしょ濡れになるほどだった。

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長南町は、あちこちで小さな崖崩れが発生していたけど・・・

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江戸時代に建てられたという古民家は流石!!!
敷地裏手の水路や、排水のための素掘りトンネルがしっかりそのミッションを果たしたと見え、母屋周辺には水が流れた跡すらなかった。

一か所だけ、斜面の土砂が崩れて建物を押している個所があったので、そこを写真に撮って武田さんに送信してミッション完了。

ちなみに長南町の古民家の詳細はこちら。

●長南町の築200年以上の古民家敷地内の素掘りトンネル群|房総半島素掘りトンネルナビ

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せっかく長南町まで来たので、近くでおススメと聞いていたイタリアンに。

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ランチセットのマルゲリータピザが美味しい!

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茂原市内は、今回かなり広範囲に冠水したらしく、路上にはわらがたまり、

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行き倒れた不動車も至る所にあった。

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斜めに道をふさいでしまっている不動車も。
バイクだから問題なく通れるけど、大型の車だと詰まってしまうかも。

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神奈川・相模ナンバーのレンタカーも、一宮川のそばの冠水エリアの先に横たわっていた。川近くにあったのを、行政などでここまで移動したのかもしれない。

旅行で来ていたのか、何か用事があってレンタカー使っていたのかはわからないけど、一宮川の合流地点付近は地元の人だったら情報なくても避けるエリアだと思うので、知らずに突っ込んでしまったのだろう。車を乗り捨てた後、あの豪雨の中ここからどうやって難を逃れたのだろう・・・試練だったろうなあ。

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毎回氾濫してしまう一宮川。
堤防をかさ上げする工事が始まっていて、実際かなりギリギリまで耐えたみたいだけど、前回の降水量をはるかに上回る390mm超でやはり溢れてしまった。

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前回の被災は2019年10月で、その前も含めると50年で6回の水害に襲われている茂原。
商店街で、店内の椅子や机など全部だして、ホースで洗っている人達をみかけたけど、手慣れているくらいだった。

被災商店や事務所などは人もいっぱいいたので、どこか民家でお手伝いできるところあれば・・・と思ったんだけど、少し離れた冠水エリアは割と敷地広い家も多く、門から覗き込むと家具などの運び出しをしている様子が見えたけど、入っていって声をかける勇気もなく(実際怪しまれる可能性も大)、結局どこの御手伝いもせず帰途に。

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広域で冠水してしまったのは、JR本納駅のあたり。
駅周辺も水没して、外房線も停まってしまった。

ここは水田だが、畦道まで完全に水没している。

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線路もこんなことに。

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川ではなくて道。
青空が映り込んで、不謹慎だけどウユニ塩湖的な美しさもあった。

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茂原市と長南町は、災害ボランティアセンターの開設も決まっており、数日以内にはボランティアの受付も始まる。
私は13日にひとつ試験があるので、それが終わったらお手伝いに行こうと思う。

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帰途に立ち寄った、伊能忠敬記念公園。
この公園がある九十九里町が生誕の地で、17歳で佐原の伊能家の婿養子になったんだそう。

私のバイクのナンバープレートはご当地オリジナルナンバープレートで、伊能忠敬のシルエットが描かれているので、記念ツーショット写真など。

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