あついぞ!熊谷
おととい、クリップ式の扇風機を買った。
ロフトベッドに寝ているとサウナ状態なのだ。部屋も熱いが、15階建ての団地最上階なので、屋上のコンクリートの熱が下にも伝わってくるのかもしれない。
ところで深夜に見つけたこのニュース。
暑さ「限度超えている」=無料アイスも-国内最高気温の埼玉・熊谷(Yahoo!ニュース - 時事通信)
そうそう、連日朝の番組とかワイドショーで、巨大な温度計を持ったキャスターが訪れ「なんと今、43度を越えています!」とかやってる場所だ。
連日40度以上って、そりゃエジプト南部と一緒やん。
それで、上記ニュースで知ったのだが、熊谷市ではなんと
「あついぞ!熊谷」キャンペーン
を展開しているとのこと。
なんと、大胆な。
さっそく、市の公式サイトを訪れてみた。
おう、ほんとだ!
「あついぞ!熊谷」まちづくり事業は、熊谷の夏の暑さを逆手にとって、貴重な地域資源としてプラスにとらえ、市民みんなで暑さを楽しみながら積極的にまちづくりに活かそうとする事業です。
素晴らしい。
こういう“課題”をポジティブ転換するのって大切だよね。
「あつい」は「暑い」から「熱い」、気温の暑さから気持ちの熱さまで広がって、あつい熊谷の名物はもちろん、熊谷の市民のあつい活動がたくさん生まれ、元気な地域「熊谷」が広く全国に発信されています。
自治体もあついねぇ。いいねぇ。
ちゃんとシンボル・キャラクターも存在する。
市民の応募で決まったその名前は・・・
「あつべえ」
皆様、たくさん可愛がってください。
可愛がりたくても・・・、
なんか暑苦しい気がする(笑
すごいのがこの企画。
「あついぞ!熊谷Tシャツ」を着用し、旅先で観光パンフレットを配布していただきます。 熊谷をPRをしてくれる“アツい”ハートをお持ちのあなた!ご応募、お待ちしております。
夏に国内旅行する人で、「熊谷をPRしたい!」という熱い志を持った市民が、熱いTシャツを着て、熱いパンフレットを旅先で配布すると言うそんな熱い企画。
その特製Tシャツがこれだ。
この日本全土が「猛暑」であえいでいる中、これで本当に
「わー、熊谷って夏暑いんだ~。行ってみた~い!」
という観光誘致になるのかどうか・・・と思った方もいると思うが、それが冒頭で紹介したニュースで取り上げられていた、
担当職員は「周りの自治体よりも暑いのを売りにしようと思っていたが…。限度を超えている。市民の健康が心配だ」と気をもんでいた。
という部分につながってきている。
それにしても、このTシャツ、
ネタに一枚欲しいかも。
・・・と思ったら、
売ってました。一枚900円だって。
これ買いに、熊谷に行ってみたくなったよ。
40度超ってのも、なんか体験してみたいし。
ホットだ!ヒートだ!チャレンジ!
とか言いながら。
あ、やっぱちゃんと観光PRになってるじゃん。
+++
ちなみに、冷房がない我が家を心配して「熱中症にならないでね」と言ってくれる人がいますが、大丈夫です。麦でできた飲み物を朝からがぶ飲みして、体冷却してますから。あ、もちろん麦茶ですけど。