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小容量ペットボトル

写真自分はよく「ヘルシア緑茶」を飲む。体脂肪が気になるのと、濃い目の味が気に入っているから。

しかしながら、コンビニで手に取るたび、いまだ軽い罪悪感が肩にふれる。ペットボトルと環境問題。「ミニペットボトル飲料は買いません」と言ってから、もう10年近くたつ。

小容量ペットボトル解禁は、96年4月のこと。
業界団体の自主規制が取り払われた結果だ。
「容器包装リサイクル法」が制定されたのはその前年で、ペットボトルの本格リサイクルが始まったのは97年4月から。

ペットボトルは、土に埋めても分解しない。
それまでは、不燃ごみとして埋められるしかなかった。

軽量で便利ということで、醤油もみりんも、様々なものがガラス瓶からペットボトルに置き換わり、「貴重な石油資源の浪費」「ゴミ問題」で、環境問題の象徴的な存在でもあった。大量生産・大量消費時代。

既にあまりに多くのものが「使い捨て」のペットボトルになっている中で、そのゴミの急増が確実な「小容量ペットボトル」には、環境団体も強く反対をしていた。

・・・なあんてことを、当時参加した勉強会で学んだ。

「よし、自分は今後ミニペットボトルが増えてきても、買わないぞ」

と付け刃の知識をもとに誓いをたて、ミニペットボトルと缶があれば、缶を選ぶようにしていたのだが、いつの間にかそんなこともなくなってきた。人間、便利なほう便利なほうに流れてしまう。

まあ、でも状況は当時と変化してきている。
今は、いたるところにペットボトルの回収ボックスがあり、回収率も2003年度には6割に達しているという。

PETボトルリサイクル年次報告書(PETボトルリサイクル推進協議会)

2000年頃までは、リサイクル技術がまだ追いついておらず、回収しても、有効なリサイクルは行われていなかったらしいが(参考)、それもかなり変わってきていて、フリースなど、まったく姿の異なる製品ができてきているようだ。昨年は、「ボトルtoボトル」が認可され、実際に飲料ボトルとして使われるようになっている。

環境goo「どうなってるの?ペットボトル」

で、・・・結論はどういうことなのだろう?
リサイクルのシステムがかなり確立しつつあるから、「ガラスや缶などと環境に与える負荷は同じ」と考えていいのだろうか。それとも、やはりリサイクルコストやリサイクル過程を考えると、社会的にも負荷が大きいものなのだろうか。よくわからない。

このあたりは、ちゃんとロジカルに理解しておきたいところ。「循環型の社会」とか「環境経済学」とか、あんま難しくない範囲で、一度ちゃんとお勉強したいなと思う今日この頃。オープンカレッジとかあったら、聴講してみたい。


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グリーンピース・ジャパンが昨年実施したキャンペーン

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