窓の防寒─2007年版─
「できるものなら冬眠したい」と思う今日この頃。
築38年という公団団地の高層階角部屋の寒さは半端でなく、昨年から「窓に防寒ビニール」作戦をとっていた。
昨冬の記事を引用しながら、紹介したい。
購入したのは、テーブルクロス用の透明ビニール。
幅130cmで、メーター単価1,180円(税込)のものを5.1m、合計で6,018円。窓が3箇所あるので、それぞれ用にカットしてもらって買ってきた。
厚みが4種類くらいあって、2番目に厚いものにしたと思う。
この時は、「6000円あったら、小さなストーブもう一個買えるな」と思ったんだけど、実際のところ、この防寒ビニールを設置した直後から、暖房効率が目に見えてよくなった。
うちは角部屋ということもあり、窓面積の割合が大きい。
おかげで、夏は今でも「冷房なし」で大丈夫(今年はさすがにやばかったけど)
ところが冬は大変。
部屋の中を暖めても暖めても、ぐんぐん窓から冷やされていったし、隙間風も音をたてて吹き込んでくる状態だったので、防寒ビニールの効果は大きかった。
厚みが多少あり、意外に重たい。
もう少し薄手のもののほうが、扱いやすかったかもしれないが、そう傷まないだろうから毎年使える。
これでよかったと思う。
数ヶ月吊るしていたけど、特に延びてしまうことも、穴があくといったこともなく、今年押入れからだしてきた時もぴんぴん。
特に拭いたりもしていないけど、問題なく使えるくらいきれいだ。
ビニールそのものが「寒さを通さない」というわけでもないと思うが、多分、窓とビニールの間の10cmほどの空間が「空気のクッション」みたいになるんだと思う。
画鋲で仮止めした後、100円ショップで買ってきたキッチン用の隙間テープで止めてゆく。隙間テープ、なかなか粘着力もあっていい感じ。
昨年の反省点・問題箇所はここだ。
100円ショップで買ってきた隙間テープ、一瞬うまくいった気がしたのだが、すぐ後悔する羽目に。
(+_+)全部剥がれ落ちていた。。。
テープだけの力ではだめだったようだ。
結局、もう一度いちからやり直し。
テープで止めて、(本当はいけないんだけど)何箇所か画鋲でとめて固定した。
翌朝目が覚めたら、がばっと落ちていたのだ。
さらにこの隙間テープ、今年再び苦労させられた。
春に防寒ビニールをはずした際、下の隙間をとめていたテープは全部はがしたのだが、上は面倒くさくなって途中でやめ、ビニールはったまま状態で押入れにしまってしまった。
横着をしてはいけない。
その隙間テープは、今年はがそうとしたら・・・
べちゃべちゃ
になっていた。
不要歯ブラシに洗剤つけてこするなど、そのべちゃべちゃをきれいに剥がすのは苦労した。結局完全にきれいにはならず、最後は妥協したんだけど。
2007年は“ハトメ”を使ってカーテン状態に
そして2年目となる今年。
人は、命ある限り進化し続ける生き物だ。
同じ「防寒ビニール」を設置するにしても、昨年より便利にしなくては!
- テープ・画鋲で貼ったり剥がしたりする手間をかけたくない
- 賃貸なので、跡が残らない形にしたい
- 来客がある時など簡単にはずせるようにしたい
で、ビニール上部に穴を開けて、ハトメで止め、ミニフックでカーテンレールにひっかけるようにしようと考えた。それだと上部・下部に隙間ができてしまうが、上はまあそのままでもいいし、下は何かで軽くとめればいいだろう。
これがハトメ。
買ってきたのは自分じゃないんだけど、道具とハトメ100個で500円ちょっと。
ビニールに穴を開けるのは、普通のパンチ。
これで、一度に2穴、20cm程度間隔で穴を開けてゆく。
完成形!
カーテンレールの上に新聞紙が貼ってあるのは、うちのインコを放している時の「フン落下防止用」だが、うまいこと防寒ビニールの上手隙間対策にもなった。
風景はビニール越しでぼやけてしまうが、まあいい。
今回はテープで上下貼りとめているわけではないので、ビニールをめくって窓際に立てば、いつもどおりの風景を楽しめる(富士山がきれいに見える季節です)
下の隙間は、このくらいなら通気にもなるのでいいかなと。
あまりに寒い場合には、適当にところどころ塞ごうと思う。
(昨年「換気悪くなり危険」と心配してくれた人もいましたが、公団アパートの“気密性の低さ”は想像をはるかに超えます。ここまで窓をふさいでも、玄関や風呂場、あと台所の換気扇からびゅんびゅん風が吹き込んで、カーテンや扉を揺らすほどです)
普段、自分がパソコン作業をしている南向きの部屋は、夏前にブラインドを導入したんだけど、こっちも「吊りカーテン式」なら大丈夫。
防寒ビニールと窓の間にあるブラインドは、脇から紐をひっぱって上げ下ろしできる。
今年もこれで、節約&暖かい冬を送ります♪