ハイボールナイトで『すごいハイボール』のレシピを教わる
いってしまえば単なるウィスキーの炭酸割りなんだけど、これがおいしい。
3月の白州蒸留所ブロガーイベント参加組がやたら「ハイボール最高!」とブログで叫び続けてるので、「白州でマインドコントロールでも受けたか!?」なんて声もあるとかないとからしいけど、確かに飲んだら「あれ?ウイスキーってこんなに爽やかで飲みやすかったっけ?」と新鮮な驚きがある。
▼簡単!「自宅でハイボール」動画(1分37秒)
●自宅でハイボールに初挑戦!(何でも動画でレビューだ!探検隊)
ということで、「いったい何歳までBOYを名乗れるものなのか?」なONEDARI BOYS(おねだりボーイズ)とサントリーのイベント「ハイボールナイト」に参加してきた。
先日第二回ビアガーデンオフ会の後に流れてきて、いい感じに盛り上がったムーさんが、若いイケメンバーテンダーに「ジャイアントコーンの産地はどこなのか」「そんなことも即答できないようではまだまだネ」的絡み方をした店だ(その後、携帯で調べて回答してくれた)。
↑ちなみにその時の若いイケメンバーテンダーが奥にいる人。
その節は騒いで失礼しましたと謝っておきましたんで、ムーさん。
会場に入ると、既にテーブルの上には4つのテイスティンググラス。
山崎・白州に、マッカランとボウモア。
二回目に山崎蒸留所を訪れた時(実は4回も行っている)、「武士の国と騎士の国のウィスキー飲み比べ」ということででてきたのと同じ組み合わせだ。
まずはウィスキーの魅力にはまっているというサントリーの方のウィスキー講座。
自分も蒸留所行くまで知らなかったんだけど、
ウィスキーって実は
低カロリー・糖質&プリン体ほとんどゼロ
メタボ気にして糖質ゼロの味がいまひとつなビール・発泡酒を飲むなら、
こっちのほうがよさそげだ。
あと、別にメタボ関係ないわ!という女性の方、
ウィスキーには「メラニン色素抑制成分(リオニレシノール)」が含まれているとのこと。
●サントリー公式サイト「ウイスキーのメラニン生成抑制作用とそのメカニズムを解明(2007.3.30)」
知らなかった。
美白効果があるなんて~!
(これを理由に飲みまくりそうで怖いけど)
マッカランやボウモア、白州に山崎、
その土地の気候や風土が、長い熟成期間の間にウィスキー樽の中に溶け込んで、その蒸留所がある土地ならではの味と香りを楽しめるといった話。
ウィスキーっていいなあとここ数年思うようになったのは、
やっぱり、ウィスキーがどんな場所でどうやって作られているのかということを知ったためだ。
同じ味と香りでも、背景を知ると何倍も楽しめる。
やっぱり知識って大切なんだなと思う今日この頃。
(うんちく屋じゃないんで、語ったりはしないけど)
そしてティスティング。
普段、何種類もの特徴あるウィスキーを同時に飲み比べすることなんてないので、貴重な機会だ。
ボウモア・白州もおいしいけど、
やっぱり山崎おいしい~。香りも大好き。
「自分もウィスキー飲み比べしてみたい」という方は、蒸留所見学がお勧め。
●山崎蒸留所見学レポート(4)超プレミアもの贅沢飲み比べ
●山崎蒸留所「山崎と食」(2)
ここから、今回のテーマ「ハイボール」の話。
やはり爽快感という部分が大きく、でもそれだけではなく、ウィスキーのもつ「熟成の旨み」が、ソーダで割ることで「やみつきになる」味を生み出してくれる。
ハイボールは特に「ウィスキー強すぎて苦手」「あまり飲んだことない」という人にお薦めだ。
ロックや水割りで飲むのと違い軽く飲め、でもちゃんとウィスキーの味や香りの個性を楽しめる。
- ウィスキーが本来持つ香味の特徴を際立たせる
- 爽快感が加わり、蒸留由来の飲みやすさがUP
- 熟成由来の自然の甘さ・旨味が更に際立つ
と、ここで登場したのが、白州のミニボトル。
でもなんだか、スモーキーグリーンになってるよ?
それもそのはず。
これ、冷凍庫でがんがんに冷やしたものなんだとか。
そしてこれが「おいしいハイボールの作り方」。
でも今回はこれではなく・・・
「すごいハイボール」の作り方
よく冷やすこと、
そして炭酸ガスが極力逃げないように作って爽快感をさらに高めるのがポイントみたいだ。
炭酸水の注ぎ方にもコツがある。
たしかにすごい。おいしい。
一緒に参加したオレンジスカイさんが、
さっそく隣で実践。
彼女もハイボールにはまった一人だ。
(いつの間にか「ハイボール」カテゴリまで作ってるし w)
ハイボールの作り方の紹介と、乾杯の音頭をとったのは、
同じ日比谷バーの別のお店「ウイスキーズ」店長の長谷川氏。
あなたにとってウイスキーとは? と難しい質問をさせていただくと、長谷川さんはしばらく考え込んで、一言を口にした。 「・・・わたしは、ウイスキーで素直な自分になりました」(フードリンクニュース)
ちなみに、乾杯の発声は「ハイ・ボール!」だった。
ここからは、「売るほどウィスキーがありますのでたくさん飲んでいってください!」と冒頭挨拶でサントリーの上のほうの方が言っていたように、いろんな種類のウィスキーで作ったハイボール飲み放題。
料理も半端ない。
燻製中心に、とにかくどれ食べてもおいしい。
極めつけはこれ。
こんなベーコン初めて食べた!!!
でも一番おいしかったのは、最初に食べた「姫鯛の燻り香草焼き(岩田さん家の有機ローズマリー)」。
岩田さんとは「ウイスキーズ」のスタッフで、おうちにローズマリーがたくさん生えているんだとか。
白州の「繊細な(ほんのり)スモーキー」にベストマッチとのこと。
いや確かにぴったり。
こうして、「このウィスキーに合う食べ物」「この食べ物に合うウィスキー」とか考えていったら、バー巡りって本当にはまって、この人みたいなことになるんだろうな。
そしてまだ登場する・・・
「さらにすごいハイボール」の作り方
うかさん、
ぜひこれお試しください。
わずかにレモンの味がして、ほんとおいしいから!!!
(冷凍庫に入れても大丈夫なんだと初めて知りました/ウォッカとかじゃないとダメかと思ってた)
いやー、ハイボールナイト。
楽しすぎて飲みすぎました。
さらにオレンジスカイさんが一緒だったこともあって、その後二次会・三次会と流れ、結局帰れずに、彼女のホテルの床で爆睡する羽目に。
サントリー関係者の方々&ONEDARI BOYSの方々、本当にありがとうございました。
そしてオレンジスカイさん、
今度東京に来る機会があったら、「ウイスキーズ」にご一緒しましょう♪