ウィルコム「どこでもWi-Fi(WS024BF)」体験レポート(3)接続
ところでこの「どこでもWi-Fi」って何なのか?
一応知らない人向けに超はしょって説明すると、PSPとか任天堂DSとか持ってる人が、外出先でも無線LAN接続してネットワーク対戦できるアイテム。
頭金4,800円、あとは使い放題で月1,980円(1日あたり70円)という料金体系だ。
え?はしょりすぎ?(笑
詳しくは公式サイトで見てください。
ウィルコムのPHS網経由でインターネット接続し、
携帯ゲーム機とは無線LANで接続する。
自宅でADSLによるインターネット接続している人なら、
- 固定電話回線の契約
- ADSLサービスの契約(含むプロバイダ契約)
- 電話用モジュラージャック
- スプリッタ
- 電話線
- ADSLモデム
- LANケーブル
- 無線LANアクセスポイント
あたりまでのものが、この箱と契約サービスにぼこっと詰まっているイメージが近いかも(実際は全然別モノです)
もちろん、無線LAN接続できる端末なら、ゲームに限らない。
ノートパソコンも無線LAN接続できるものなら、これを使って自宅でも外出先でもインターネット接続可能だ。
ただ、ノートパソコン用ということなら、PCカード型/USB型のコンパクトなものが多種でているので、別に260gの物体をわざわざバッグに入れて持ち歩く必要はない。
ただ今や・・・
「無線LAN接続といえばノートパソコン」
という時代ではなく、いろんなものが無線LANでネット接続してインターネットの恩恵をあずかれる時代だ。
自分の持ち物だとこれ。
ソニーの「mylo(マイロ)」だ。
無線LANでネット接続して、WEB閲覧したり、skypeチャットしたりするコミュニケーションツール。
1年以上しまいこんでいたが、数か月前からまた使い始めている。
ダンスレッスンの動画をこれに入れて、スクールに通う途中に視聴したり、移動中の電車で文章の下書きを書いたり、無線LAN使える場所ではネット見たり、Skypeしたり。
「iPod touch持ってるけど、外出先にあまり無線LANスポットがない」なんて人なら、iPod touchとの組み合わせもありだろう(iPhoneに買替えって手もあるけど)。
↑これ、なんだかわかるだろうか?
多分この写真だけだと「???」という人多いと思うが、実はデジカメだ。
少し前にソニーから発売されたサイバーショット「DSC-G3」は、無線LANとフルブラウザを搭載していて、撮影した写真や動画を、パソコン介さず直接YouTubeやmixiなどにアップすることができる。
ただこれも、無線LAN環境がなければ全く意味のない機能だ。
無線LAN対応のSDカード「Eye-Fiカード」を使って、自分の手持ちのデジカメを無線LAN対応している人も増えている。
・・・と、かなーり前置き長かったけど、
まずは無難に(?)ノートパソコンに接続してみた(笑
PSPや任天堂DSなんかは、面倒な設定しなくても「AOSS」でワンタッチ接続らしいんだけど、自分のノートパソコンはそんな新しいものに対応してないので、無線LAN接続のためのセキュリティ設定が必要だ。
SSIDと暗号化のキーは、本体のカバーを開けたところのシールに記載されている。
「どこでもWi-Fi」のほうは、電源ONして少し経つとランプが全部緑に変わる。
これでPHSのほうも無線LANのほうもOKということのようだ。
ノートパソコン起動すると、SSIDはステルスになってないようでしっかり検知。
これで暗号化のキーを入れれば・・・と思ったが、なぜか「限定接続」になってしまった。
なぜ接続できない???
ただこれもマニュアル見たら一発解決。
パソコンのほうに表示されているSSIDは、「どこでもWi-Fi」本体に書かれたSSIDの末尾に「-4」というのがついていた。
オンラインマニュアル「どこでもWi-Fi 取扱説明書 初版」の46ページによると・・・
■ラベルに記載の初期値で無線接続できないときは無線機器が対応している暗号化の種類によっては、本製品と無線機器をAOSS接続した際にSSIDや暗号化キーが自動的に変更されることがあります。変更される値には一定のルールがありますので、本製品に他の無線機器を追加接続できなくなった場合には、以下に記載のSSID/暗号化設定をお試しください。
WPA-PSK(AES) 本製品のラベルに記載のSSID 本製品のラベルに記載の暗号化キー WPA-PSK(TKIP) "本製品のラベルに記載のSSID"+"-2" 本製品のラベルに記載の暗号化キー WEP(128bit) "本製品のラベルに記載のSSID"+"-3" 本製品のラベルに記載の暗号化キー WEP(64bit) "本製品のラベルに記載のSSID"+"-4" 本製品のラベルに記載の暗号化キーより先頭5文字
つまり一番最後の(一番危なっかしそうな)ケースだ。
さっそく、暗号化キーを最初の5文字だけ打ち込んでみたら、すぐIPアドレス取得できインターネット接続できた。
パソコンでサイト閲覧と考えるとスピードが気になるが(普段、外出先ではいつも無線LANスポットを利用しちゃっている人なので)、そもそも通常のモバイルデータ通信サービスでは利用できない携帯ゲーム端末・iPod touch・デジカメなんかを外出先で無線LAN接続するためのツールとしては非常に面白いと思う。
実際のところ、そうした携帯端末で使った時、このスピードってどうなんだろう?
自分は携帯ゲーム使ってない人なので、来週誰か持っている人にあったら試してみたい。
せっかくだから、「mylo」との組み合わせでskypeも試してみよう。
> 続く