手回し充電できるモバイルバッテリー「CP-A2LAKS」(ソニー)買いました
すぐバッテリーなくなってしまうスマホ。
外出中に途中で充電するように外付けのモバイルバッテリーを持ち歩いている人は多いと思うが、「いざという時に手回し充電も可能」な製品がソニーから発売された。
●ソニー、手回し充電に対応したUSB端子付きモバイルバッテリー「CP-A2LAKS」(ITmedia +D LifeStyle)
●楽天市場で「CP-A2LAKS」を検索(値段の安い順)
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AC充電も手回し充電も可能な3点セット
昨年発売されたモバイルバッテリーに、「手回し発電入力部」が新たに加わったセットで、同梱されているのはこの3つのパーツ。
スマホ充電する場合には、このモバイルバッテリーとスマホを接続するUSBケーブルが必要だけど、それは従来使っているもので転用できるので新しく買う必要はない。
持ち歩く用だと、巻き取り式や伸び縮みするタイプのがあると便利(ただ巻き取り式は意外と駄目になりやすい)。
これが実物。
真ん中の四角いものが本体のモバイルバッテリーだ。
パナソニックのモバイルブースター「KBC-L54D」とサイズ比較
今自分は、パナソニックの「モバイルブースター」(KBC-L54D)をスマホ充電用に使っているんだけど、それとサイズ・重さを比べてみると・・・
●もうiPhoneのバッテリー残量に一喜一憂しない!エネループ「モバイルブースター」
製品 | 重さ | 幅 | 高さ | 奥行 |
ソニー[CP-A2LAKS] | 約145g | 5.8cm ● | 8.45cm | 2.64cm |
パナソニック[KBC-L54D] | 約142g ● | 7.0cm | 6.2cm ● | 2.2cm ● |
※ソニー製品は本体のみのサイズ・重量で、バッテリー自体を充電する際に必要な「AC入力部」「手回し入力部」は含まない
実際に本体を比較してみるとこんな感じ。
重量は3gしか違わず、幅もソニー製品のほうがスリムなんだけど、高さ・奥行(厚み)が違うので、ソニー製品のほうがわずかに大きい感じもしてしまう。またパナソニックのモバイルブースターは、これ自体を充電する時もケーブル一本で済むのに対し、ソニー製品の場合は「AC入力部」が必要になるので、ちょっとかさばるかな。
まあただ「手回し充電」できる魅力があるので、自分にとってはこの単純比較はあまり意味がなく、どちらも必要なアイテム。
本体はこんな感じ
多分、こうしたモバイルバッテリーを従来使ってなかった人にとっては、145gという本体は少し重たく感じるかもしれない。iPhone4Sの重量が140gだから、ほぼそれと同じ。
ただこれがあれば、スマホのバッテリー残量を気にせず使えるので、非常~に快適になるのは間違いない。もちろんバッテリー切れしそうになって困ってる友達にシェアしてあげることもできるしね。
下端にはUSB端子が2つついている。
USB端子で充電できる製品なら、iPhone以外のスマホでもオーディオ機器でもだいたい充電できるので、二台一緒にチャージすることも可能。
そして上端のところは、このモバイルバッテリー自体を充電する時に必要な「AC入力部」などを接続するためのドッキングコネクタになっている。
この丸いボタンは給電を開始する時に押す場所。
その上についている点々の裏にはランプがあり、残量・給電状態の表示になっている。
「AC入力部」「手回し発電入力部」とドッキングしてみる
写真の右側は「AC入力部」。
緑色に縁取りされているところを差し込んでドッキングする。
かちゃっ。
そして収納されている電源プラグを起こして利用する。
「手回し発電入力部」はかなり大きめの作りになっている。自分は他にもいくつか、手回し充電できるラジオだったりランタンだったりガラケー専用の充電器などを持っているんだけど、やはりこのくらいの大きさがないと手回しするのが大変だし、発電効率のこともあると思うので仕方ないだろう。
ドッキングして、手回しハンドルを引き出してみるとこんな感じ。作りもしっかりしているので安定的に回すことができて、それほど大変ではない。
通常、バッテリー本体&USBケーブルだけを持ち歩き、「AC入力部」などは自宅や会社に置いたままになると思う。スマホに給電する場合に必要なアイテムではないので。
電池容量&電圧、気になる充電時間は?
この製品の購入を検討している人が一番気になるのは「手回し充電でどのくらい給電できるの?」という部分だろう。目安に過ぎないとは思うけど・・・
箱には「3分回して約1分の通話が可能」という表記があった。
取扱説明書にはもう少し詳しく書かれている。
こちらもあくまで目安なんだけど・・・
機器の動作 | 手回し時間 |
スマートフォンで約1分間待受機器(画面照明ON) | 約3分 |
スマートフォンで約1分間通話 | |
スマートフォンで約1分間ウェブブラウジング | 約5分 |
ほうほう。
予想していたよりずっと効率よさそげ。
3分・5分回し続けるのはもちろんそこそこ疲れるっちゃ疲れるけど(別製品で体験済み)、いざという時に1分でもいいからメールをチェックしたい!電話したい!という事態のことを考えたら全然許容範囲だ。
(日常生活で使うものではないと思います/災害時とかどーしようもない時)
性能はこんな感じ。
こちらもパナソニックのモバイルブースターと比較してみよう。
製品 | 電池容量 | USB出力電圧 | USB出力電流 |
ソニー[CP-A2LAKS] | 4,000mAh | 5.0V | 1.5A |
パナソニック[KBC-L54D] | 5,400mAh | 5.0V | 1.5A |
iPhone4/4Sは1,420mAhとか言われているので、2~3回分はある。
そして出力1.5Aなので、スマホへの給電は約130分くらいで大丈夫とのこと(ITmedia記事参照)
その他、取扱説明書に書かれている他の特徴はこんな感じ。
今、スマホに給電できる仕様(出力パワー)のモバイルバッテリーは他にもいろいろでているので、単純にバッテリーだけが必要なら、容量や価格、USB端子の数などいろいろチェック&比較して、一番いいのを買えばいいと思う。
一方で、モバイルバッテリー自体への充電方法が全くない場合(災害時や電車の中など)に、短時間でもいいからスマホや他の電子機器を使いたい!という時には、この「手回し充電」が可能な製品は非常に重宝するだろう。
私自身は、既にパナソニックのモバイルブースターを持っているので、普段はそちらをメインとして使いつつ、このソニーの新製品は「防災用」として、大事に温存しておきたいと思っている。
スマホ依存度がどんどん高まっているだけに、
その稼働に不可欠な「バッテリー確保体制」もとても大事。
“いざ”という時に情報遮断されてしまわないよう、
自宅もしくは会社に一台“装備”しておく出費は無駄ではないと思う。
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