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バイク・自転車用ドライブレコーダーに~リコーのアクションカメラ「WG-M1」

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Amazonでかなり安くなっていたので衝動買いしたリコーのアクションカメラ「WG-M1」。自分はこれをバイクのヘッドライト上に装着し

「バイク用ドライブレコーダー」

として日常利用している。
2016年4月から一年半使ってみての感想を簡単にまとめたい。

  1. 事故・トラブルの際に証拠が大事
  2. 1万円台でも購入できるリコー「WG-M1」
  3. 完全防水である
  4. 自動上書きのエンドレス録画モードがある
  5. レンズプロテクター標準同梱
  6. 広角で撮影できる
  7. 耐久性がある
  8. 充電は専用充電器の他、本体でも可能
  9. 総合的に満足



事故・トラブルの際に証拠が大事

今年6月に発生した東名高速の煽り運転死亡事故をきっかけに今、ドライブレコーダーが売れまくっているらしい。何かあった時、しっかり証拠を提示できるドライブレコーダーは運転者にとって「身を守る大事な武器」だ。避けるのが難しい飛び出しや危険な割込みなどによる接触も、映像証拠があれば揉めずに済むこともあるだろう。
特に安全運転を心がけている人ほど導入すべき。実家の父の車にも昨年導入した。

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もちろんバイクも一緒。
あるいは自転車も。

自分はバイク乗りとしてはまだ初心者という自覚があるので、追越しも割込みもしないし、よほどの渋滞で長蛇の停車列になっている時以外、信号待ちでのすり抜けもしない。車間距離もしっかりとっているつもりだ。

ただその車間距離が面倒も引き起こす。
小型バイクということで、無茶な割込み・追越しをされることが多いのだ。交差点でもこちらのスピード感がわからないのだろう。対向車がきわどい右折で飛び出してきて直進の自分がブレーキを踏まざるを得なくなることも多々。

絶対に事故を起こさないよう万全の注意はしているつもりだが、それでも事故は起こる。その時に揉めて理不尽な思いをしないためにも、ドライブレコーダーは必要だなと思い導入した。



1万円台でも購入できるリコー「WG-M1」

バイク専用のドライブレコーダーも探したが、種類は非常に少ない。またバイクからの電源取り出しが必要になるものがほとんど。既にスマホ充電用に電源取り出ししてしまっているので、これ以上分岐させたくない。そんなわけでバッテリー駆動のアクションカメラで代用することにした。

選んだのはリコーのアクションカメラ「WG-M1」。


RICOH 防水アクションカメラ WG-M1 ブラック WG-M1 BK 08271
17,667円

今は後継製品がでている。


RICOH 防水アクションカメラ WG-M2 シルバー 4K動画 超広角204度 ハウジング不要 防水20m 耐衝撃2m 03813
25,963円

国産メーカーのアクションカメラの中では比較的安価な製品だろう。
振動も大きなバイクに取り付け炎天下で長時間利用するので、故障リスクも高い。コンビニなどでいちいち取り外さないので、盗難リスクもある。そんなことを考えると、1万円台というお手頃価格の「WG-M1」がちょうどいい。

もともと2万円台だったが、後継製品が発売され値下がりとなった。
「WG-M2」も超広角204度などいろいろグレードアップしているので、アクションカメラとしても利用するのであればこちらのほうがいいだろう。ドライブレコーダーとして使うだけなら、「WG-M1」で十分。



完全防水である

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アクションカメラはそういう仕様になっているものが多いが、リコーの「WG-M1」も完全防水。専用の水中ハウジングなど使わなくても水深10メートル/連続1時間まで耐えられる作り。実際通算で20日以上は雨の中を長時間走っており、時には豪雨の時もあったが、それによる故障・水没などはない。

またレンズには標準同梱のプロテクションカバーを付けているが、ドーム型になっていて水滴を飛ばしやすいのか、ヘルメットに装着しているアクションカメラ「GoPRO」と比べても、雨の日の映像で水滴が気にならない。



自動上書きのエンドレス録画モードがある

「WG-M1」をドライブレコーダーとして使っているバイク乗りは多いが、その決め手になっているのが「エンドレス録画モード」の存在だ。

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記録媒体はmicroSDカード。
8GBのSDカードで記録できる時間は、1920×1080/30fpsで1時間3分、1280×960/30fpsで1時間39分(目安)。

これでは頻繁にSDカードの内容を削除する必要がでてしまうので、ドライブレコーダーとして利用する場合には、古い映像から自動的に上書き録画してゆく「エンドレス録画」モードを利用することになる。5分/10分刻みでファイルを保存し(時間は設定で変えられる)、カード容量が一杯になったら最も古いものから自動的に削除していくという仕組みだ。

特に事故などがない限り再生・保存する必要もないものなので、この機能を使えばSDカードは刺しっぱなしでいい。また映像ファイルは連続ではなく5分/10分毎に新しいファイルとして保存されるので「数分前の映像をすぐチェックしたい」「この時間帯の分だけ保存しておきたい」という時にも便利だ。

映像の再生は

  • カメラ本体の液晶モニターで再生
  • Wi-Fiでスマホ連携させる
  • SDカードをパソコンに移して見る

という3つの方法。
小さなサイズではあるが液晶モニターがあるので、いざという時に現場で即確認することができるのは助かる。



レンズプロテクター標準同梱

「WG-M1」には標準でレンズ防護カバーが2個同梱されている。
ひとつは通常時に利用するもので、もうひとつが水中用。

自分はヘッドライト上部に取り付けているので、走行していれば虫や細かい石などが当たってレンズを傷つけてしまう可能性は高い。なのでレンズプロテクターはつけっぱなしにしている。仮に傷ついてもそれだけ交換すればいいので気が楽だ。

実際にはこのカバーもかなり丈夫なのか、一年半以上バイクで使っているが特に傷などついている様子はなく今も映像は鮮明。



広角で撮影できる

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アクションカメラは基本的にどれもそうだが、広角で撮影できる。
「WG-M1」の画角は静止画で最大画角160度(4:3ワイド)、動画で137度(1280×960)で、「ワイド」の他「ミディアム」「ナロー」「水中」も選択できる。

実際のバイク映像はこんな感じ。
日中の映像だが、夜間の撮影性能もわかるよう長いトンネルが多いものを選んだ。

かなり広角で、交差点なら左右の道もしっかり写り込んでいる。取付位置にもよるがドライブレコーダーとしては十分だろう。



耐久性がある

個人的に最も評価しているのは実はここ。
購入して約一年半。

九州一周沿岸ツーリングでは、連日の猛暑の中を長時間走り、カメラを触ると本体は直射日光でかなり熱くなっていた。停車中は布のカバーをかけるなどしておいたが、それでも外気温が高いのでなかなか冷めない。熱でダメになっちゃうんじゃないかなと心配になった程だがびくともしなかった。

今年の東海道沿岸ツーリングは一転、雨続きだったがそれも問題なし。

気密性の高いボディ構造を採用し、付属の水中レンズプロテクターを装着するだけで、水深10mで連続1時間の水中撮影が可能な高い防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当に準拠)を実現しています。さらに、2mからの耐落下衝撃性能注1やホコリに強いIP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10℃でも動作が可能な耐寒構造などを備え、過酷なアウトドア環境下での本格的な使用に耐えるタフネスモデルに仕上がっています。 本格防水WGシリーズ初のアクションカメラ 「RICOH WG-M1」新発売|RICOH IMAGING

1万円台と安いカメラな上、ドライブレコーダーとして酷使しているので、仮に1年経たずに壊れても仕方ないと思っていたのだが、今のところ全く不調なく録画できている。

もちろん時にはドライブレコーダーだけでなく、旅先でのビデオカメラとして使うこともある。
動画撮影では電子手振れ補正もあり、かなりきれいでクリアな映像が撮れる。超広角での静止画撮影をしたい時にもWG-M1の出番だ。

普段、旅先ではスマホ(iPhone)で写真も動画も撮っているが、狭い室内で広角で記念撮影したい時や、山歩きしながら動画を撮りたいという時には「WG-M1」を一時的に利用する。底についている三脚用ネジ穴に一脚や自撮り棒をつければ、少し高い視点からの映像も撮れ、なかなか面白い。



充電は専用充電器の他、本体でも可能

バッテリーは、本体にUSBケーブルを接続して充電する。私は長距離ツーリングにも利用するため、予備バッテリー2個と専用の充電器も別途購入した。日常でのドライブレコーダーとして利用するだけなら、予備バッテリーがもう一個あれば、充電器は要らないだろう。

バッテリーは動画撮影時で約150分(2時間半)。
予備バッテリーがもう一個あれば4~5時間くらいはもつ計算になる。

私は普段は予備バッテリー1個だけを持ち歩き、ロングツーリングの際は全部で3個バッテリーを持参し途中で交換しながら使っている。

「本体で充電しながら録画することは可能か?」

とよく聞かれるが、充電するためにはバッテリーやSDカードを入れる場所の扉を開けておかなくてはダメなので走行中は危険だ。


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総合的に満足

そんなわけで一年半ほどドライブレコーダー替わりとして使っているリコーのアクションカメラ「WG-M1」。
リーズナブルで本体防水でタフで、エンドレス録画もでき、バイク用のドライブレコーダーとして非常に適していると思う。

もちろんタフと言っても、

「車と正面衝突→バイク大破」

なんて場合にカメラやSDカードが無傷とは限らないし、仮にSDカードが無事だとしても直前の映像がどこまで録画されているかは不明だ。幸か不幸かその経験はまだない。

ただまあもう少し軽微な事故・トラブルであれば、録画しておいた映像を証拠とすることで、無用な揉め事を避け、自身の正当性を認めさせられる可能性はあると思う。

備えあれば患いなし。

ドライブレコーダーが必要なのは四輪だけではない。
バイクだって、そして自転車だって必要だ。

そしてこれは人によるだろうが、ドライブレコーダーで録画しながら走ることで自分は、いつも以上に「正しい交通法規」を意識するようになる。

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ちなみに上の写真のレンズに装着しているキャップは純正のものではない。
ヨドバシ.comで販売されている39mmのレンズキャップがぴったりサイズという価格.comの口コミを見て購入した。

ジャストサイズで非常によかったのだが、うっかり紛失してしまった。夜にはバイクから取り外すので、持ち歩き時用にキャップがあると安心。また同じものを購入したい。


RICOH 防水アクションカメラ WG-M1 ブラック WG-M1 BK 08271
17,667円


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25,963円

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