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サントリーがアフィリエイト開始~シングルモルトセミナー(前)

写真既に提携済みという方もいると思うが、サントリーの直販ショップ「サントリーオンラインショップ E-liquor」が、10月末からA8.netでアフィリエイトを開始している。




サントリーのお酒通販サイト【E-liquor】

ある意味、典型的な直販ショップの作りのサイトで、バナーなどリンク素材も何というか、まああれだが、ここ限定・数量限定などで販売している商品もあるので、そういうレアモノをピンポイントで狙って紹介してみるといいかもしれない。担当の方によると、開始直後からアフィリエイト経由で売れ始めていて、高額商品もでているとのこと。

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このアフィリエイト・プログラム開始を記念して、アフィリエイトサイト向けの「シングルモルトセミナー」が赤坂のサントリーオフィスで開催された。

(レポート長くなりそうなので、先にアフィリエイト関連ネタだけ書いておきました)

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参加者2、30名程。
自分が誘った人以外、誰が来るのかわかっていなかったけど、見知った顔もちらほら。

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各席の前にテイスティング用のチューリップ型のグラスが6つ並び、
中には魅惑の琥珀色の液体が。

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隣は、Blog Peopleの中の人、Modern Syntaxの永沢氏。今は「Start Mac体験モニター」でもご一緒させてもらっていて、ウィスキー党のブロガーとしても有名な方だ。

私がModern Syntaxを見るようになったのは、BSキー禁止、記事作成後は読み直すことなく即公開という各種ルールがある「泥酔ブログ」が流行っていた頃、その仕掛け人ブログとしてみたのが最初だったと思う。

「泥酔ブログかぁ、面白いなあ」

と思いつつ、いまだかつて、一度も実践したことはない。

面白いけど、怖い。怖すぎる。
翌朝目が覚め冷静になり、慌てて前夜の記事を削除するといったことも、「ルール違反」になるようだ。

ちなみに、この時永沢さんが撮影してくれたコッコちゃん2号が掲載されている!感謝!

Modern Syntax : 「サントリーシングルモルトセミナー」に行ってきました。

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広報部の室元氏の挨拶でセミナー開始。
すぐに、今回のセミナーの主役、あの人が登場した。

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NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」
ウイスキーブレンダー・輿水精一(2006年11月9日放送)

ついこの間、テレビで見たばかり。
ストイックなまでの追求心に感動もしたし、正直、わが身を振り返って少々居た堪れない感じもしてしまったりする、見ごたえのあるドキュメンタリーだった。

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この番組を見た日のブログ記事に、自分はこんなことを書いている。


サントリーのチーフブレンダーが登場したNHKプロフェッショナルは、ちゃんと家で見ることができた。何度も見学会に参加した山崎蒸留所がでてきて、とっても興奮。

仕事に全力投入している人の姿は本当にすばらしい。
もはや「仕事」なんて枠でもないんだろうなと思う。

自分には想像もつかないけど、20年、30年前に原酒を作った人たち、20年、30年先に活躍するだろう後輩ブレンダー達との連携プレー。その中で最高のものを目指して日々努力し、自分を磨いてゆく向上心。格好いい。

今週やらなきゃいけない仕事に追われてアップアップしてる場合じゃないですね。
もっと長期的な目標を持たなくちゃ!なんて、真剣に思った。

何が不思議って、「真剣に思った」と言い切っているのに、翌日にはもうすっかり忘れちゃってる自分。なかなか長期目標もったり、強い目的意識を持って仕事するって難しい。(ああ、来年こそ・・・って何度繰り返したフレーズだろう)

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そんな輿水チーフブレンダーから、直接「ウィスキー」そして「シングルモルト」の製造工程や魅力、楽しみ方などを少人数セミナーで聞けてしまうのだから、本当に貴重な機会だ。

最近まったく真面目にアフィリエイトやってない自分だけど、こういう瞬間は「アフィリエイトやっててよかった」と心から思う。ちなみにこのセミナーは、A8.netで早期に提携していた人全員にメールで案内が送られていた。

ここで公開しちゃっていい情報かどうかわからないので伏せておくが、今は第二弾で、山崎蒸留所の特別イベントにご招待というメールがA8経由で届いていた。特に関西在住の人は、提携だけでもしておくと、こういうメールが届くので楽しいかも。

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輿水チーフブレンダーは、NHKプロフェッショナルのスタジオで話をしていたのと全く同じように、とても静かな口調で、ひとつひとつ言葉を吟味しているかのように語ってくれた。

NHKプロフェッショナルの収録は、かなり長期間に渡ったようだ。
朝からぴたりとカメラやディレクターの方がくっついて「カメラは気にせず、普段どおりに仕事をしてください」と言われたけど、普段どおりって・・・など、面白い裏話もたくさん登場。

NHKはひとつの番組を作るのに、ものすごい綿密な情報収集と長い取材をするなあと思うことがある。この時もそうだったようで、輿水氏から見ても、ウィスキー作りの現場というものを深く理解して上手に伝えられる内容になっていたと賞賛していた。

セミナーでは、蒸留所そのものについての話も非常に多かった。

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大学を卒業して以来、ウィスキーを飲むことはほとんどなくなった自分。

20代の頃は、それでもおじさま飲み(=年長者の方のおごりの飲み)なんかの二店目で、「僕が一人でよく来るところでね」なんてBARに連れて行ってもらったことがあるが、それも年取るとなくなっちゃうしね。

で、ウィスキーからはかなり遠ざかっていたのに、今年に入ってから縁あって、山崎蒸留所&白州蒸留所、両方を見学する機会があった。

蒸留所見学関連記事一覧

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この蒸留釜、自分は山崎と白州しか見たことがないので、首や胴体の太さや形、くびれ方が様々な蒸留釜がいくつも両側に並んでいる風景しか見たことがないが、本場スコッチの場合、ひとつの蒸留所にひとつの蒸留釜というほうが一般的らしい。

どういう形の蒸留釜で、どんな特徴の原酒ができるのかについても説明をしてくれた。
発酵槽も、ハンドリングしやすい金属のものだけでなく、木桶にもこだわって使っている。

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こうして、何十種類もの原酒を作りわけ、それらをブレンドしていろいろなウィスキー作りにチャレンジしているのが、日本の蒸留所、というか日本のウィスキー作りの特徴とのこと。

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蒸留所見学の時にも、案内係の女性スタッフからたくさん説明を聞いていたが、今度はそれを、ブレンダーの方から「こういう蒸留釜だとこういう原酒ができる」「なぜ木桶にこだわるのか」というような話を別の角度から聞くことができ、さらにいっそう理解が深まった。

大事に味わって飲まなくちゃ、ウィスキー。
本当にそう思えてくる。

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そして、こちらもお楽しみテイスティングタイム。
輿水チーフブレンダーの講義のもとウィスキー原酒を飲み比べる・・・うーん、なんかすごいなあ。

シングルモルトも、「シングル」といっても、同じ蒸留所内のいくつもの原酒をブレンドして造られている。

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そのうち、今回テイスティングさせてもらうのは

・山崎12年シェリー樽原酒
・山崎12年ミズナラ樽原酒
・山崎12年(製品になっているウィスキー)

だ。

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まずはシェリー樽原酒。
ここでは「樽」のこだわりについても教えていただく。

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薄いプラスチックの蓋をはずすと、それだけで香りがふわっと浮かんでくる。ウィスキーの香りは大好き。つい顔がほころんでしまう。

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色を見たり、くるくると少し回して、なんだったっけ・・・足といっていたかな?グラスに残る原酒の跡を見て粘度を確認するのだという。

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ふむふむ。
わかるわからないは別として、一応、スタイルだけはそれっぽく。

そして口に含む。
原酒で、アルコール濃度も高いので、ほんの少しでも舌が強烈にしびれる。でも味もしっかりわかる。

いろいろ味や香りの特徴を表現されている中で、「干しぶどうのような味」というのがあった。
うんうん、それはわかった!

水を加えると、また味わいも香りも大きく変化するのだという。

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加水してみた。

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ほんとだ。
単に薄めただけなのに、そういう単純なことではなく、また別の味や香りが生まれくる。そういえば、これが、いろいろな飲み方・楽しみ方があるウィスキーの奥深さなのだと、誰かに教えてもらったっけ。

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そして次に、日本生まれの樽「ミズナラ」の原酒。

詳細は忘れてしまったが、海外の専門家に、事前説明なく、ミズナラ樽で作った原酒だったかウィスキー製品だったかを試飲してもらったところ、「東洋的な香りがする」という反応が返ってきて驚いたという。

というのも、作っていた側でも、ミズナラ樽の原酒を伽羅やお香のような香りと位置づけていたためだ。

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実際、自分たち素人が飲んでみても、そういう表現がすごくすっと理解できる、とても特徴のある香りだった。

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樽が違うと、こんなにも味や香りの異なる原酒ができるんだということが、この2つを飲み比べただけでもよくわかる。

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そして山崎12年。

おいしいです♪
こんな時じゃないと飲めないけど(笑

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ウィスキーに限らない話だと思うけど、開発者・作り手のこだわりストーリーを聞いちゃうと、味が変わる。本当に変わる。無知な時には、「ウィスキーはウィスキーの味」だとしか思わなかったし「山崎は高くて味が上品でおいしい」という認識くらいだ。

それが、原料の話や蒸留釜の首が太いとどうで、木桶の場合はこうで、樹齢は200年で・・・などの話を聞き、

「山崎12年:多彩な香味を持つため、飲み飽きない/最初だけでなく、幾層もの香味が押し寄せる」

という特徴を知ると、口に含んだ時の意識が変わり、これまでもったいないことに気づかずスルーしていた味わいを敏感に感知するようになる。たった30分くらいのセミナーで得た小さな知識でもそう。もっとちゃんといろいろ勉強して、飲み比べてみたら、さらにウィスキーの味わい方が変わってくるんだろうなと思う。

よく、別に仕事とも関係ないのにワインを勉強して資格を取った人に「なんで取るの?」「何に役立つの?」と質問したりしてたけど、きっとそういうことなんだろうなあと改めて思った。

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壁を背景に写真を撮っているスーツ姿はあの方です。
(って、この写真じゃわからないだろうなあ・・・)

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そして次に白州。
「しらす」「はくす」でもなく「はくしゅう」。

山梨県生まれの輿水氏は、山崎だけでなく、白州の知名度もあがってほしいと常々思っているのだとか。

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山崎蒸留所も白州蒸留所も、蒸留釜の一新など、大規模な設備投資を行った十数年後に、国際的な賞を立て続けにとるといった形で、目に見える成果をあげているそうだ。原酒も、「こうすればこういう香味の原酒ができるだろう」という仮説に基づいてたくさん作られ、でもそれが実際にできて、製品になるのは十年後、二十年後、あるいはもっと先だったりする。

本当に長期計画でものづくりが進められてゆくところなんだなあと。
日本酒もワインも、ずっとサイクルは短く、昨年の成功・失敗を踏まえて、今年また新たなチャレンジということもあるんだろうと思うけど、なかなかそうはいかないのがウィスキーの世界みたいだ。

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白州も同様に、2種類の原酒と、白州12年を味わう。
2番目に試飲した「スモーキー原酒」が、本当にスモーキーでびっくり。

隣の永沢さんは、このスモーキーな味がとてもお気に召したご様子だった。
やっぱりウィスキー党は違うなあ。

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そしてオーナーズカスクの話。
以前、蒸留所を訪れた時、貯蔵庫のオーナーズカスクコーナーを見学し、さらにオーナーズカスク用のテイスティングルームも見せてもらったことがある。

白州蒸留所のオーナーズカスク専用ルーム
山崎蒸留所のオーナーズカスク専用ルーム

緑の光が差込み、部屋の中にいるのに、なぜか森林浴気分になってしまう特殊な空間だった。

ウィスキーファンの方、キャッシュ余っている方、ぜひ。

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最後に数分だけ、アフィリエイトの話。

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輿水チーフブレンダーの後で話しにくい・・・というようなことを言いながら登場したのは、オンラインショップなどを担当している方。

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オンラインショップでは、数量限定のもの、ここでしか購入できない商品がいろいろある。10万円を超える山崎25年も、確かに普通の酒屋さんとかに置いてあるはずがない。毎年推理作家がブレンドする「謎」という謎のウィスキーも人気があるそうだ。

確かに、蒸留所のお土産屋さんでも、この「謎」のまわりに人が集まっていた。

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そうして、1時間ちょっとの濃い~内容のセミナーは終了となり、懇親会会場への移動。
エレベーターホールで、輿水氏に「NHKプロフェッショナル見ました。感動しました」と一言伝えられて大満足。

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赤プリのクリスマスイルミネーションを見ながら向かった先は、「サントリー モルトバー DEN 赤坂

後編(懇親会)へ続く

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