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古民家リユースで味わいある上海のユースホステル「老西門国際青年旅舎」

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貧乏学生旅行じゃあるましい、なぜユース?と言われそうだけど、実は中国旅行でユース泊というのは結構楽しい!

私は数年前に西安で泊まったのが最初(その時は個室)。
そこは、革命時代の歴史的な建物をリユースして使っていたため、伝統的な中国風家屋で、ラウンジも部屋もいい感じでレトロ。しかも結構きれい。

なにより若いスタッフが英語流暢でとってもフレンドリーな点に、他のホテルにはない魅力を感じた。

●国際青年旅舎・中国

上海市内には数多くのユースホステルがあるが、ここを選んだのは建物が面白かったのと、街の中心である人民広場まで地下鉄でわずか2駅、上海万博会場までも地下鉄で2~3駅(黄浦江のどっち側の会場に行くかによる)と近かったのが理由(すぐ近くの河南南路沿いにバス停もありそこからもあちこち行きやすい)。

  • ドミトリー 一泊85元(約1,105円)
  • シングルルーム 一泊265~360元(3,445円~4,680円)

シングルでもよかったけど、この時期、各国・中国全土から万博に来ている人達がいるので、そんな人達と話ができたらいいなあと思い、ドミトリーにしてみた。

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ここがラウンジ。
ドミトリーの宿泊客も、シングル・ツインルームの宿泊客も、夜戻ってくるとここでまったりテレビ観たり、ネットしたり、雑談しながらここで過ごす。

ちょうど、ワールドカップの時期だったこともあり、毎晩のようにブブゼラ聞きながらみんなで一緒に観戦していた。

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その隣の部屋はテーブルがいくつもおかれ、ビリヤード台。
Wi-Fiインターネット接続も無料なので、私はここで、持参したパソコンでネット接続し、情報収集したり、モバツイ経由でTwitterしたりしていた(Twitter直接接続は遮断されていて無理)

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白人カップルなど、ビリヤードに燃えている人たちも結構いた。
その右側には書棚があり、中国語の本中心だが、いろいろ置いてあった。

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フロント。
中国のユースはどこも学生スタッフが多いようだ。

朝7時前から夜0時近くまで、宿泊客にフレンドリーに対応してくれる。ビールやカップ麺などもあって、さらに歯ブラシやタオル、洗濯用の粉せっけんまで買える。

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ドミトリーの部屋はこんな感じ。
1部屋8人で、白木の二段ベッドがぎっしり。

鍵がつけられるロッカーもたくさんあり、各自適当にどこか一個キープし、荷物は常にそこに入れて鍵をかけておく。部屋自体にもカードキーがあるので、関係ない人が勝手には入り込めないようになっており、貴重品管理だけしておけば、さほど心配はない。

ベッドもシーツ・枕なども本当にきれいで、下手に半端なビジネスホテル泊まるより衛生的かも。ただ湯船つきのバスルームはなく、共同のトイレ・シャワールームがあるだけなので、そういうのが苦手な人は駄目かな(でも掃除行き届いていて、本当にきれいでした)。

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ただ問題は、上海万博組が朝めちゃ早いこと。
上海万博自体は9時開場なんだけど、中国館の予約券を手に入れるためには、7時前にいって並んでいないといけないんだとか。

同じ部屋になった人は、4時にホテルをでたか、もしくは4時に現地についたかのどちらかで、ゲート一番乗りだと言っていた。

で、これが日本なら、ありえないくらいに静かに物音たてず準備して出て行くんだろうけど、中国人が「気を使ってなるたけ静かにしようとしている」のは、自分らにはかなり騒々しい。部屋の外の洗面所でドライヤもがんがん使っているので、どうしても目が覚めてしまう。ま、その後またゆっくり寝ればいいだけだけどね。

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長期滞在の人も多いので、三階には洗濯機と物干し場もある。
ちなみに私は、洗ったパンツをうっかり干したまま忘れてきてしまった。

いつか誰かが持ち主不明だと気付くまで、ずっとあそこにぶらさがっているんだろうなあ。

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そしてユース・ドミトリーの楽しさは、やはり一人旅行でも仲間ができるということ。

最初の3晩は、あまり馴染みにくそうな無愛想な女の子たちが多く、あいさつ程度しかできなかったが、後半はやたらファンキーでノリノリな若い女の子たちが勢ぞろいしてしまい、なぜか自己紹介した10分後には「一緒に写真撮ろうぜ!」となってこのありさま。

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北京からきている英語ぺらぺらな人に、四川からきた何故かベッドでドラえもんの刺繍をしてるかわいい女の子、そしてキムタクが好きだという韓国人の大学生、そして台湾人などなど。

「これうちの地元の名産なの!」と不思議な食べ物をベッド中に配り歩く人とかもいて本当に楽しい。

みな、上海万博目当てで来ているので、夜になるとパビリオンの待ち時間や見所などの情報が飛び交い、またひとりで来ている人も、朝一番に並ぶため何人かで一緒に行く約束したり。

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欧米からきている人も、それほど多くはないけどいて、夜はビール片手に、テラスで涼みながらまったり雑談などしていたようだ。

中国国内のユースホステルは、割とどこもこんな雰囲気のところが多い。

ちょっと勇気いるけど、泊まってみると結構楽しいので是非!

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