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“集客苦戦”報道はウソだろ・・・人多すぎの「上海万博」

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今回の上海行きの目的は、もちろん「上海万博」。チケットは現地でも普通に買えるんだけど、念のため日本のチケットぴあで、3回券を購入しておいた。

●チケットぴあ「中国2010年上海万国博覧会 通常日普通券」

1日券・・・2,900円
3日券・・・7,200円
7日券・・・16,200円

自分は3日券買ったものの、結局2日で疲弊してしまい、あとは市内観光中心になってしまったので、1日券を1~2枚買っておき、もっと見たいなら現地でもう一日分購入するで十分だと思う(地下鉄駅などあちこちに案内所がある)。

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ところで日本のニュースでは、上海万博集客に苦戦なんて報道もあったけど、あれウソだろ・・・。これ以上集客したら、飽和状態だよ!という状況。

5月から6月中旬にかけての出だし、そして9月後半から10月末にかけての最終局面は混むだろう。夏休みもまた混みそうだし、なにより8月は暑すぎると思って6月末~7月頭を狙ったものの、十分すぎる混み具合だった。

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これが、朝9時ちょっとすぎの6号門。

どういう状況かというと、私は朝9時前に地下鉄を降りて6号門に向ったんだけど、ゲートくぐるまでに40分以上かかった。しかもこの大混雑状態の中で。

・・・とはいっても、ものすごく細かく柵がうたれてブロック化されているので、押し合いへしあいという状況はなく、警備員の指示で順番に前に進むことを許されたブロックの人が、ひとつ前のブロックに粛々と進む感じ。

いろいろ混雑があって改善繰り返された上なのかもしれないが、時間はかかったものの、かなりシステマチックになっているように感じた。

反省点としては、いくつもゲートがある中で、中国館にもっとも近い6号門に行ってしまったことがあげられる。おそらくここがもっとも人口集中していたと思う。

中にはシャトルバスが走りまわっているので、もっと隅っこのゲートから入って、シャトルバスで移動したほうが賢明だった気がする。

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それにしてもすごい人。
柵沿いに歩きながら、自分がハツカネズミか何かになった気すらした。

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X線検査を受けて、改札くぐって中に入ると・・・

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一斉にみな、人気パビリオンに向かって行ってしまうので、広大な敷地内は意外にもこんながらんとした風景も広がっていたりする。

ゲートくぐる前の大混雑で疲れてしまったへたれな自分は、まずは腹ごしらえでもしようかと、Bエリアのレストランゾーンへ。

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上海万博でけっこう感動したのは、飲食施設がふんだんにあること。
この写真はフードコートの入り口。

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中国各地の料理が勢ぞろいしたフードコートが何カ所かにあり、それとは別に、上海の一流レストランもいくつも出店していた。

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まずは小籠包。

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他にほとんど人がいないフードコートの一角で食べた小籠包、期待していなかっただけにおいしかったなあ~。

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さらに勢いで、ピータン粥まで食べてしまった。
一体、何を目的に上海万博にきてるんだ、自分!?

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今後行く人の参考までに書いておくと、Bエリアのフードコート「中華美食街」で注文するには、先に100元以上のプリペイドカードを買う必要がある。

最初「えー、ひとりで100元も食べないよ!」と思ったが、裏を見たら、残高とデポジットをあとで返却してくれるとある。さらに気をつけないといけないのは、有効期限はその日のみで、翌日になると残高がリセットされてしまうということ。

おそらく日本人だと、裏の細かい説明まで読まないと思うので、気をつけたほうがいい。

  • 残高はその日しか使えない
  • 一階の「退卡処」で返金してもらえる(卡はカードの意味)

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ひっきりなしに走っている無料シャトルバス。
基本的にぐるぐる巡回しているのだが、一部、黄浦江の下のトンネルで対岸に渡るバスもある(間違って乗ってしまい焦った)

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各国パビリオンや企業パビリオンは、多かれ少なかれ行列に並んで入るのだが、まったく並ぶ必要がない場所がいくつかある。

そのひとつが、太平洋ミクロネシアなどの島国が集まったパビリオン。

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展示は本当にこじんまりとしているけど、なかなか楽しめる。
日本の旅行博とかでも展示みかけないところもあり、行ってみたいエリアがまたひとつ増えてしまった。

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早めに買っておきたいのが、万博パスポート。
中国のパスポートを模して作られており、各国パビリオンでスタンプを押してもらう仕組みだ。

太平洋連合館の中のお土産ショップでも売られていた。
(お店には並んでいないけど、店員さんに「パスポート」というとだしてくれる)

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一方、各国館は軒並み行列。
さほど人気という話も聞かないシンガポール館ですら、まさかの2~3時間待ち。

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オーストラリア館もかなりの行列。
ただ日本の報道であったような、行列のマナーが悪いということはなく、柵にそって粛々と並んでじっと待っていて、むしろ尊敬してしまう。(よく考えたら中国人は病院でもなんでも行列に慣れているのかもなあ)

一回だけ、強引に横入りしようとしてスタッフに制止されている人を見た。

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真面目に並んで待っていた人達から、一斉に非難の目。
そりゃそうだよね。
みんなが列に並ぶルールを守っていなかったら、こんな長い行列ができるはずないもん。

日本国内で報道されている「列割り込みは当たり前」的な事実はほんとごく一部な気がする。
(ただ優先入場狙いで、必要もないのに車いすに老親乗せてやってきている家族は結構いたかなと)

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そんな「行列あたりまえ」の上海万博に欠かせないのが、このイス。会場内はベンチもたくさんあって座るところに困ることは一切ないんだけど、行列で座れるようにと皆持参している。

日本でも折りたためる踏み台として人気がでた商品だが、
それより背の低いものを持ち歩いている人が多かった。

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軽いし、持ち上げればすぐぺたんとなるので便利。
会場内にはないが、街中で1個10元前後(約130円)で売られている。


> 続く

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