キリン「明治のラガー」「大正のラガー」
昨日とある人と電話で話をしていて、「そいや年末に届いた缶ビールのレビューを忘れていた!」と気づいた。
100%言い訳だけど、なんかキリンのモニター企画って、いつも届くタイミングが(個人的に)悪いんだよね。
今回は師走の仕事どたばた最中で、前回は一ヶ月エジプト旅行に出発するちょい前。
おかげで毎回いけないと思いつつ「飲み逃げモニター」になってしまっている。
届いたのはこの6本。
まだコンビニとかでも売っているやつだ。
- 大正のラガー × 3本
- 明治のラガー × 3本
そのうち、「昭和」ってのも懐かしのブランドになるんだろうな。
いつか「昭和のラガー」とか発売されたら、ちょい複雑な気分になりそう。
(ちなみに「クラシックラガー」が昭和40年頃の味を再現したもの)
それはさておき、このレトロな感じの缶は、
ビール売場でも非常に目立ち、つい手が伸びてしまう。
これが「大正のラガー」の麒麟。
今のには、麒麟のたてがみに「キリン」という隠し文字があるんだけど(関連記事)、大正時代にはなかったみたい。
しかし、そんなことはどうでもいい。
問題はこれだ。
この栄養失調の子牛みたいな生き物は何?
麒麟じゃないよね?
そもそも、なんでこれが「トレードマーク」なの?
公式サイトを見てみよう。
載ってないし。
会社の歴史コンテンツとかにないかな?と思ったらあった!
1888年(明治21年)のを見ると、同じ絵柄だ。
「キリンビール」発売時のラベル。西洋のビールの商標には狼や猫などの動物が多く用いられていたことにならい、東洋の霊獣・麒麟を商標にしようという意見から生まれたデザインです。
えええっ?やっぱこれ麒麟なの???
なんか不思議~。
そして注いでみた。
エーデルピルスを思い出すよな、こんもりの泡になった。
実は「明治時代」「大正時代」の味のビールなんて、
たいしておいしくないんじゃないのかなと思ってしまっていたんだけど、それは大きな誤解。
苦味がほんとうにきいていて、
「ああ~、ビール飲んでる!」という満足感が味わえる。
で、明治も大正もどっちもいい感じの苦みなんだけど微妙に違うので、飲み比べすると面白い。(ボキャブラリーないのでどう違うのかを言葉で表すことはできない)
それ以来気に入って、週末「自宅ビール解禁」になると、たまにどっちか買って飲んでいる。
期間限定で発売からまもなく一ヶ月半になるので、
そろそろもしかしたら店頭から消えるのかもしれない。
まだ飲んでいない人は、早めに飲み比べしてみよう。