お麩の奥深い世界を垣間見る「お麩会」に参加した
↑お麩ってどう収穫するか知ってます?
茎ごと収穫して数週間干してから実だけ摘み取るとそれがお麩になるんです。
もちろん嘘ですが。
主催者のあさこさんに誘っていただき、渋谷のJELLY JELLY CAFEで開催された「お麩会」に参加してきた。
挨拶をするあさこさん。「あさこ食堂」が先月本になったばかり。そして新たにオープンしたサイトが・・・
お麩レシピもいろいろ紹介されているので、もしこの記事の写真をつらつら見て興味持った方はぜひチェックして何か作ってみてほしい。
ちなみにここだけの話、「ひとり一品何かお麩料理を作って持参する」という参加条件を知らずに「行きます!」と答えてしまったため、後で気付いて焦った。
何しろ自分・・・
お麩で料理を作ったことがない!
さんざん悩んだあげくとりあえずお麩を買おうと思ってデパ地下行ってみたら・・・
何これ全部お麩なの!?
よく見るお麩以外に、板状のものや揚げてあるやつや白くて真ん丸のものなどいろいろあり、決めかねて全部買ってしまった。5袋も!!!
結局自分が作っていったのは、中東料理の「マハシ」。ひき肉とお米をピーマンやくりぬいたズッキーニ・茄子などの中に入れてトマトペーストを溶かした鶏がらスープで煮るというもの。
このお米のかわりに「もち麩」や「仙台あぶら麩」を少し砕いたものを入れてみた。
イメージしていたのとはちょっと違うものができてしまったが、これはこれでありかな。
そして他の方が作ってきたものも「これもお麩なんだ!」といちいち驚いてしまうもの。せっかくなので、写真撮った分を全部並べておきたい。
これ、フライパンでお麩を炒めながらマヨネーズをたっぷりかけてよく混ぜ、お塩をかけたものだそう。マヨネーズは言われないとわからない。ビールのつまみにぴったり。
ロールキャベツ。
これも美味しかった。
お肉とお麩。
お肉の替りにお麩を使った肉じゃがならぬ「お麩じゃが」。味染みてて非常に美味しい。お肉いらないじゃん!
食べそびれてしまったよ~、これ。
うずらの卵とお麩を揚げたもの。
お麩とチョコレートで作ったクリスマスツリー。
私も購入した薄い板状のお麩で作ったラザニア。
車麩とうずらの卵。
お麩もとろりおいしいスープをたっぷり吸いこんでいる。
どっからどう見ても角煮にしか見えないお麩。
味濃厚でかなり食べ応えもあった。
そしてここからはデザート。
ティラミスのスポンジ部分がお麩。
ほろ苦いコーヒーを吸い込んでいてバランスもすごくいい。
私もマハシに使ったもち麩を水で浸して戻し、フライパンで焼いてあずきをかけると、まさにおもち。そして本物のおもちよりライトで食べやすい。白玉団子より気に入った。
カウンターの奥にはJELLY JELLY CAFEのオーナー。
お麩に溶かしたバターをよく絡め、きなこやキャラメルなど絡めてオーブンで焼いたスナック。さくさく軽くお麩ならではの味わいも。
自分含め写真撮りまくる参加者たち。
主催者あさこさんが作っていたお麩のお菓子。
本格的!!!というか、お麩なのかよ!!!
最後にお麩を使ったフレンチトーストならぬ「麩レンチトースト」の実演。長い棒状のお麩を斜めに切って牛乳や卵、砂糖混ぜたものにつけ、フライパンで焼く。
あさこさんがとっても好きなお麩なのだとか。
一口食べて納得。
もっちりもちもち、そしてとろり。きめ細かく舌触りもよく、お麩と言われなかったら「このもちもちしたプリンは一体どうやって作ったの?」と聞いてしまったと思う。
そのお麩を作っている大阪の老舗メーカーの方もいらしていた。
地味なお麩という商品でこれだけの人が集まり、これだけのバリエーションの料理ができあがっている光景はとっても感動だとのこと。
お土産にいただいた長いお麩は、帰ったらさっそくフレンチトースト作ってみよう!!!
ということで、今までお麩とは縁遠い生活を40年以上過ごしてきましたが、家に5袋もお麩あることだし(超長いお麩ももらったし)、明日からいろいろ作ってみようと思います。しばらく朝ごはんはお麩だけでもいいくらいだ。
あさこさん、楽しかったです。
ありがとうございました!