菊芋(きくいも)
先週末、山梨に燻製キャンプいった帰り、尾白の湯に立ち寄った後道の駅に行ったら、見たことのないものに出会った。
「知らない食べ物はとりあえず買う」
「最悪でも“ネタ”にはなる」
・・・がブロガーの行動指針。
車中で「食べたことあるよ」という人がいた。
「千切りして食べられる芋というと山芋っぽい感じ?」
「いや、もっとしゃきしゃきした食感で・・・」
山芋もシャキシャキしてるよなあ。
どう違うんだろう?
何せ気になるわけだ。
「いも」という名前がついているのに、形はまるで生姜なのだから。
かなり皮むきにくそう・・・。
調理方法が書かれた紙も貼られていた。
- きくいも、人参、生野菜など千切りしドレッシングを掛けて食べる
- 薄切りし味噌漬けで一晩で美味しい
- スライスし梅酢を掛け2時間で可
- きくいもと他の野菜の油炒め、味つけ、いずれも美味しい
ふむふむ。
まずは数個、千切りにしてみた。
どうしても頭の中で「山芋」のイメージと結びついているからだろう。食べてびっくり。
予想していたのと全く違った口の中での反応。
シャキシャキしている。
山芋的なシャキシャキというよりは、大根・カブに近いような。
ただ大根やカブほど柔らかくなく、あ、そういわれると生姜的な繊維含むシャキシャキ感と大根・カブの中間のような感じか。
味は実はそれほどなく、ただ不思議と、さとうきびを噛み噛みした時のような、
少しあくのある、ほんのり甘い後味が残る。
味噌漬けでもいいとあったので、漬けてはいないけど、スライスしたものを味噌だけであえて冷蔵庫に入れておいた。思ったより水分も含んでいるようで、翌朝見たらかなり味噌がどろっとして芋もしんなりしていた。
この食べ方だと、キクイモのほんのり甘い感じはほぼ消えて味噌一色の味になってしまうが、シャキシャキした食感は残り、食べ終わった後少しすると、キクイモの味がほんわりと。
炒めたり酢で食べてもいいようなので、いろいろ試してみたい。