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災害復興ボランティア参加準備(8)被災地ボランティア説明会

写真5月6日~14日(7泊9日/車中1泊)という日程の被災地ボランティア説明会が、昨日、JICA東京国際センターで開催された。体育館のような場所には既にたくさんの人。外国人も含め、この日集まったのは300人程とのこと。

●ピースボート緊急支援

そしてピースボートの合田氏より説明。

「行ってみたらこんなはずじゃなかった」というミスマッチな状況や、準備不足が事故につながってしまうのを防止する意味もあると思うが、事前に考えていた以上にハードな環境についても語られた。

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  • 高台にある大学の校庭がテントサイト
  • 食糧は8日分すべて持参(水は現地で確保できる)
  • サクラは咲いたがまだかなり冷え込む日もあり防寒重要
  • 泥には有毒物質も交じっているので、皮膚にふれないようにする
  • マスクは花粉症用のとかでなく、防塵マスク必要(アスベスト飛散も)
  • 固まった泥の撤去は相当な力が必要で体力要する
  • 被災家屋は電気もつかないため、暗い中での作業になる場所も
  • 余震によるリスク

一週間テント・寝袋暮らし/風呂なしということ自体はそれほど大変じゃないけど、連日かなりハードな作業を行ってなので、筋肉痛や腰負担も大きいだろうし、夜はまだ結構冷え込むらしいのでぐっすり眠れない可能性高い。脅しじゃなく、結構体力消耗するんだろうなあというのは想像つく。

となると、「毎日食パンとキャベツ」みたいな食事じゃスタミナつかないのだが、8日分の食材を持っていくのって結構大変。

そしてテント。
そろそろテント張らなくても雨や風しのいで寝袋並べられる場所ができてるのでは?という考えは甘かったようで、やはりテント暮らしとのこと。チームで一緒の人のテントに入れてもらえればいいけど、そうでなかったら1~2人用を買わなくちゃ。しかしテント持参となると、荷物が半端ない量になってしまうぞ。

うーん自分、行く気満々だったけど、
本当に大丈夫だろうか???と急激に不安になってきた。

他にも必須装備がいろいろある。

例えば服装は上下ヤッケが基本で、ズボンと安全長靴の間に有害物質含んだヘドロが入らないよう、養生テープを巻きつけて隙間をふさぐ必要があるとのこと。危険な状態の家屋もあり余震も起きているので、屋内作業にはヘルメット必須。

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もし未経験な自分が直接現地に行ってしまっていたら、準備不足すぎて「行ったけど活動できず」みたいな場面がたくさんでたんだろうと思う。そう考えると「東京で組織化してくれる団体の活動に参加する」という選択は正しかった。

約一時間の説明会の後、休憩はさんで、実際に現地に行く人だけが残ってのオリエンだったが、その前に帰ってゆく人も数十人規模でいた。一ヶ月以上前から行くと決めていた自分ですら心揺らいだので当然だなと思う。


オリエンでいきなりワクワク感が!

ところが、オリエン始まりチームが結成された途端、そんなブルーで不安な気持ちは吹き飛んだ。理由はたったひとつで、チームメンバーがあまりにも素敵だったから。

チーム編成は、会場内で近くの人に声かけあい、男女偏りすぎないよう調整しながら6名で集まるというものだった。

私たちは男性4名・女性2名。

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全体的に20代の若い人が多かった会場の中では、最年長が50代ひとり、最年少が20代ひとり、残り4人は40代という、自分にとっては「同世代チーム」だったことにまずほっと安堵した。

そして、会ったばかりなのに「この人達と一緒の8日間なら、大変だけど楽しいに違いない」と確信でき、かつひとりひとりがとても頼りになりそうな人達だった。

チーム内での話し合いを開始してすぐに全員一致でリーダーになってもらったのは、家業継ぐため数年前に消防士をやめたという方。三宅にもいったことがあるとのこと。落ち着いた雰囲気で、話し合いの中での様々なアドバイスひとつひとつが、災害現場を経験している人ならではのものだった。装備についてもいろいろ教えてもらうことができ心強かった。

もうひとりの女性は、自分よりずっと若いかと思っていたら同学年。
しかも初めて会った気がしない程、人見知りな自分でも気さくに話しかけられる雰囲気の、明るくて元気いっぱいな方。話し合いを楽しく進め、食材何を持っていくかでは盛り上げてくれた。

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新宿近くに住んでいるという方は、卓上カセットコンロを持ってきてくれるという。
それに鍋があれば、朝晩の食事は、レトルト食品を全部突っ込んで、毎回温かいものが食べられる。

テントの問題も3人が持ってくるということですぐクリア。

押し付け合いのようなことも一切なければ、でしゃばりすぎたり牽制しあったりみたいなこともなく、話し合いは和気藹々スムーズに進み、気付けば会場内に残ってるの自分たちだけという状況に。初対面の人達といい感じのチームワークできた心地よさと、当日に向けてのワクワク感だけが残った。

「このチーム、すごくいいよね!」

もう一人の女性も帰り道でそう言っていたが、ほんと同意。

このメンバーなら大丈夫!
そして、無理して倒れるなどして迷惑をかけることがないよう、十分気を付けようと思った。

さあ、残り一週間で準備作業です!!!

ちなみに次回の派遣メンバーも募集中。
GW終わり一気に少なくなってるそうなので興味ある方は是非。

●ピースボート緊急支援

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