オーナーズカスク in 山崎蒸留所
話はさかのぼって、9月頭。自分、そしてサハラ夫妻は山崎蒸留所へ行った。
目的はこのイベントだ。
イベント終了後、こちらへどうぞと案内されたのが、初めて足を踏み入れる建物。何だなんだ?
誰ひとりいないフロア。
ここの床も家具も「樽材」なんだろうか?
外の風景を反射して、床が緑色に染まっている。
棚に飾られていたのは、干支ボトルのようだ。
先日アフィリエイトを始めたばかりのサントリーオンラインショップで販売している。
人気が高く、毎年すぐに売切れてしまうのだとか。
自分の生まれ年。
確かにこういう時に記念で買って、その後ついつい並べるために買いためたい気分になるのかもな。
↑来年の干支は「いのしし」/数量限定発売中
(中身はローヤルプレミアム15年)
奥に進むと扉が。
ダンディ。
見た目も中身もとっても濃い~&とっても魅力的なサハラ夫が吸い込まれてゆく。
おおっという声。
何があるんだ???
「オーナーズカスク」の特別ルームだった。
樽をまるごと購入するオーナーズカスクシステム。その購入検討者が、この部屋でいろいろな原酒をテイスティングし、山崎蒸留所の専門家と相談しながら、どれを買うか決める場だ。
棚にはずらりと、さまざまな年代の、さまざまな味と香りを持つ原酒のサンプルが収められている。
ラベルには樽の種類など、情報がぎっしり書き込まれている
・・・とはいえ、決して安い買い物ではない。
悩むんだろうなあ、自分たちみたいに単なる見学客というのでなかったら・・・。
・・・と思ったら。
若干一人、「単なる見学客」でなくなってる御仁がいた。
「○○さん(サハラさんの呼び名)、ひと樽買わない?」
さわさわと風にゆれる竹林。
それをビデオ撮影している自分の背後の空間は、「単なる見学会」が「オーナーズカスク商談会」に変わりつつある。
選び方の視点、好み、時期など、いろいろ質問やアドバイスが飛び交う。
サハラ夫婦を囲む、山崎蒸留所とサントリーの方々。
絵になるなあ(特にサハラ夫が)。
ラベルを見ながら、丁寧に、そして詳しく、静かなんだけど情熱的な解説がされてゆく。
過去何度か訪れた蒸留所では、中の方々が、本当にみな情熱的にウィスキーを語っていたのが印象的だった。
どんな話をしているのだろう?
素敵マダムのサハラさん思わずにっこり。
棚に並ぶ原酒は、色もさまざま。
淡い色の原酒は、琥珀色に輝いている。
すでに「樽買い」話からは離脱して、写真撮影をするサハラ妻。
少しはなれたところから相談を持ちかけるサハラ夫。
「○○○くん、本当に買うつもりなの?」
「うん」
ここでゆっくりテイスティングするのだろうか?
気持ちよさそうなソファもある。
それにしてもここの床は本当にすごい。
よく見たら、笹の葉までくっきり映し出している!(拡大写真)
思わず「お買い上げ」になるかと思ったが、さすがにそうはならず、「いずれ」ということになって終わった。
個人的には、「オーナーズカスクルーム」のリアルなひとコマを見ることができて大満足。
「いつかそのうち」ね♪