• 広告を利用しています/紹介製品の価格・スペックは記事作成時点のものです

山東省旅行(8)曲阜のユースホステル

写真

中国国内のユースホステルは、大学生を中心とする若い人の観光用の宿泊施設なので、どこも観光名所に近い非常に便利な場所にある。北京も人気胡同のすぐ近くに何か所もある。

ここ曲阜のユースホステルも非常に便利な場所で、顔廟のすぐ西、孔府のすぐ北だ。一階の壁面はつたに覆われ、なかなか風情もある大きな建物。

写真

フロント。

写真

フロントの前はこんな感じ。
書道や篆刻などのレッスンがあるような張り紙も見た。一角に篆刻の道具が置かれていたので、希望者がいるとやっていたのかも。

写真

外はかなり暑かったが、日陰になっている中庭はちょっと涼しくて快適。二階建てで、ツインルーム中心に部屋数かなりあった。世界遺産ということでヨーロッパ人もかなり宿泊している。

写真

なので夕方観光から戻ってきてシャワー浴びてすっきりすると、こんなところで瓶ビール飲みながら読書する人の姿も。屋外共有スペースが比較的多いのも、中国のユースのいいところだ。

写真

表通りに面した一階の半分はカフェバーになっている。
無線LANの電波の入りが今一つなことを除くと、ここもかなり快適な場所だった。

写真

英語も流暢な若いスタッフが愛想よく対応してくれる。

写真

日没前からビール♪
欧米系の観光客が多い場所だとこれがやりやすいから嬉しいよな。

写真

ビリヤードも。
中国語では「台球」という。

朝食も食べられるということだったので注文してみた。

写真

種類いろいろあり、これは落花生入りのパンケーキ。
美味しい。日本に帰ったらやってみよう。

写真

私は旅費節約と中国語会話実践の機会を増やすため、今回もドミトリー。6人部屋だが実際に泊まっていたのは自分以外2人だけだった。

ユースはどこもこの木製二段ベッドらしい。
日本のゲストハウスと比べても設備は新しくきれいなところが多い。

写真

これがロッカー。
鍵がかけられるようになっているので、荷物は全部この中に入れている。

ユースホステルによっては、これとは別にフロントまわりに本格的な貴重品ロッカーを装備しているところもある。

次の日は中国人の大学生2人がチェックインしてきた。大連の語学大学に通っている同郷の女の子2人で、南京のさらに先にある街への里帰り兼ねて大連からあちこち立ち寄って5日以上の旅行をしているとのこと。

「楽しいでしょ」
「はい!もう毎日すごく楽しいです!!!」

スペイン語専攻で、ちょうど部屋に泊まっていた白人がポルトガル人だったので、意気投合して一緒に曲阜を観光することにしたようだ。

若い時にあちこち旅行して、かつこうして外国人ともたくさん交流するって本当に大事だなと思う。中国のユースホステルは観光地中心にものすごい数があるんだけど、大学生でも格安で泊まることができ、世界各国の人が同じ部屋で寝泊まりでき、本当に重要な拠点だなと思う。

写真

ちなみに私は到着した夕方、二胡を持ってすぐ近くの公園に。
大学の寮をでてしまった後まったく練習ができずにいたので、人がいない一角を陣取って宿題曲の練習を。

日が沈みかけると、たくさんの中年&老年男女が集まってきて、列を作ってダンスが始まった。これは北京も含め各地でみかける風景。

うまく表現できないけど、日本の盆踊りとエアロビの中間のような感じか。
振りは割と単調だけど、音楽も動きもリズミカル。

そのうち自分が二胡練習していたところにもスピーカー持参の人達がやってきて「ごめんなさい、ここはいつも私達が踊っているところなので少しずれてもらえますか?」とのことだったので、練習を切り上げ街中散策することにした。

夜の曲阜も美しい。

写真

城壁内の中心にある鼓楼。

写真

屋台もたくさんでている。
人もたくさん。でも北京と違い、それほど騒々しさはない。

写真

城壁の南側の門はライトアップされていた。

写真

城壁にはなんとバーも。
もともと空間があったところなのか、それとも城壁をくりぬいたのかは不明だけど、「洋子」というのが日本人の名前に見えてしまう・・・

写真

散策して公園に戻ってきたら、踊りの輪はさらに拡大して公園中がとても賑やかになっていた。毎日この人達はこの公園に集まって1時間とかそれ以上踊り続けているのだろう。

高いお金払ってスポーツジムとかに行かなくても、ここでこうして近所の人達と体を動かして、汗をかいて、大笑いしながらストレスも解消できるのはうらやましい。

日本でももっと、年配の人も恥ずかしがらず公園で踊ったり遊んだりできるようになると老後も楽しい社会になる気がする。お金もかからないしね。

[旅]中国生活2013-2014<北京編>の記事一覧